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ETERNUS SF XL-DATA/MV 13 使用手引書
FUJITSU Storage

2.2.4 グローバルサーバとUNIXサーバ間で利用する場合

グローバルサーバとUNIXサーバ間で、XLデータムーバを使用する場合は、以下の手順で環境設定を行ってください。

なお、OS/390とSolaris OSサーバ間で利用する場合は、手順が異なります。

グローバルサーバとUNIXサーバ間(OS/390とSolaris OSサーバ間を除く)で、XLデータムーバを使用する場合は、以下の手順で環境設定を行ってください。

  1. グローバルサーバ(MSPXSPOS/390)にディスクを接続します。

  2. UNIXサーバ(Solaris OSHP-UXAIXLinux)にディスクを接続します。

  3. XLデータムーバのデータ転送用ボリュームとして使用するディスクについて、以前の使用用途を明確にし、対象ディスクを初期化しても問題ないことを確認する。

    • 対象ディスクが、以前UFS等のファイルシステムで構築されていたり、グローバルサーバのファイルを格納していた場合、ディスクの中身を削除しても問題ないか。

    • 対象ディスクが、別のUNIX/IAサーバやグローバルサーバで使用しているディスクではないか。

    • 対象ディスクが、/etc/vfstabに登録されていて、システム起動時にマウントされることはないか。

  4. グローバルサーバで、XLデータムーバの初期化ユーティリティ(KJUAFMT)を実行し、ディスク内を初期化します。

  5. グローバルサーバで、XLデータムーバのサブシステム起動およびデータ転送時に必要な情報を設定します。

  6. UNIXサーバで、XLデータムーバのデーモン起動およびデータ転送時に必要な情報設定します。

  7. グローバルサーバで、XLデータムーバのサブシステムを起動します。

  8. UNIXサーバ、XLデータムーバのデーモンを起動します。

OS/390とSolaris OSサーバ間で、XLデータムーバを使用する場合は、以下の手順で環境設定を行ってください。

  1. OS/390にディスクを接続します。

  2. Solaris OSサーバにディスクを接続します。

  3. XLデータムーバのデータ転送用ボリュームとして使用するディスクについて、以前の使用用途を明確にし、対象ディスクを初期化しても問題ないことを確認する。

    • 対象ディスクが、以前UFS等のファイルシステムで構築されていたり、グローバルサーバのファイルを格納していた場合、ディスクの中身を削除しても問題ないか。

    • 対象ディスクが、別のUNIX/IAサーバやグローバルサーバで使用しているディスクではないか。

    • 対象ディスクが、/etc/vfstabに登録されていて、システム起動時にマウントされることはないか。

  4. OS/390で、XLデータムーバの初期化ユーティリティ(KJUAFMT)を実行し、ディスク内を初期化します。

  5. Solaris OSサーバでデータ転送用ボリュームとして使用するディスクに対し、ラベルの記述を行います。

  6. OS/390で、XLデータムーバのサブシステム起動およびデータ転送時に必要な情報を設定します。

  7. Solaris OSサーバで、XLデータムーバのデーモン起動およびデータ転送時に必要な情報を設定します。

  8. OS/390で、XLデータムーバのサブシステムを起動します。

  9. Solaris OSサーバで、XLデータムーバのデーモンを起動します。