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ETERNUS SF XL-DATA/MV 13 使用手引書
FUJITSU Storage

2.3.3 MSPへの接続方法

MSPに対するディスク装置の接続方法を以下に説明します。

ETERNUS ディスクアレイ、F6494/F6495/F6496/F6497の場合

  1. データ転送用ボリュームに対して、VTOCを作成します。VTOCの大きさは固定です。

    JTGGDSにより、以下のとおり作成します。

    CCHH=X'00000001'から15トラックの大きさのVTOC

    JTGGDSの独立ユーティリティでの初期化JCL(JOB STEP)例を示します。

    • 装置アドレス:A01、ボリューム通し番号:XCA001

      ----+----1----+----2----+----3----+----4----+----5----+----6----+----7----+
      //FMT      JOB  CLASS=B,TIME=5,MSGCLASS=Y,MSGLEVEL=(1,1) 
      //REFORM   EXEC PGM=JTGGDS,REGION=2048K 
      //SYSPRINT DD   SYSOUT=* 
      //SYSIN    DD   * 
        INIT   UNIT(A01)       - 
               NOVERIFY        - 
               VOLID(XCA001)   - 
               VTOC(0,1,15)        ← 固定値 
      /*
  2. ボリュームのオンライン/マウント

    "VARY ONLINEコマンド"および"MOUNTコマンド"を実行して、データ転送用ボリュームをオンライン/マウントします。なお、初期化したディスクを"MOUNTコマンド"によりマウントする際の使用属性は"PRIVATE"にしてください。

    VARY A01,ONLINE                         装置をオンライン状態にします。
    MOUNT A01,VOL=(SL,XCA001),USE=PRIVATE   装置をマウントします。

    注意

    データ転送用ボリュームとして使用するディスクは、複数のグローバルサーバから共用する(共用DASD)定義をしないでください。

PRIMEFORCEの共用ディスクの場合

  1. IPLLIBの編集を行います。

    PRIMEFORCEの共用ディスク(SCSIディスク)は、PRIMEFORCEマルチサーバを構成する入出力装置として定義を行う必要があります。

    IPLLIBのKHSDEVxxパラメタリストのDEVICE文でSHAREDオプションとOFFLINEオプションを指定して定義を行ってください。

    詳細については、『OS IV/MSP システムパラメタ文法書』を参照してください。

    IPLLIBのKHSDEVxxパラメタリストの例を示します。

    DEVICE DEVNUM(装置番号),NAME(SCDISK1),OPTION(SHARED,OFFLINE) 
                                   ↑              ↑ 
                                定義名固定です   共用定義が必要です

    注意

    共用ディスクはOFFLINE指定の有無にかかわらず、IPL直後はオフライン状態になります。したがって、IPL後に装置のオンラインが必要です。

  2. ディスクのオンライン

    "VARY ONLINEコマンド"を実行して、ディスクをオンライン状態にします。

    VARY A01,ONLINE                装置をオンライン状態にします。