MSPに対するディスク装置の接続方法を以下に説明します。
ETERNUS ディスクアレイ、F6494/F6495/F6496/F6497の場合
データ転送用ボリュームに対して、VTOCを作成します。VTOCの大きさは固定です。
JTGGDSにより、以下のとおり作成します。
CCHH=X'00000001'から15トラックの大きさのVTOC
例
JTGGDSの独立ユーティリティでの初期化JCL(JOB STEP)例を示します。
装置アドレス:A01、ボリューム通し番号:XCA001
----+----1----+----2----+----3----+----4----+----5----+----6----+----7----+ //FMT JOB CLASS=B,TIME=5,MSGCLASS=Y,MSGLEVEL=(1,1) //REFORM EXEC PGM=JTGGDS,REGION=2048K //SYSPRINT DD SYSOUT=* //SYSIN DD * INIT UNIT(A01) - NOVERIFY - VOLID(XCA001) - VTOC(0,1,15) ← 固定値 /*
ボリュームのオンライン/マウント
"VARY ONLINEコマンド"および"MOUNTコマンド"を実行して、データ転送用ボリュームをオンライン/マウントします。なお、初期化したディスクを"MOUNTコマンド"によりマウントする際の使用属性は"PRIVATE"にしてください。
VARY A01,ONLINE 装置をオンライン状態にします。 MOUNT A01,VOL=(SL,XCA001),USE=PRIVATE 装置をマウントします。
注意
データ転送用ボリュームとして使用するディスクは、複数のグローバルサーバから共用する(共用DASD)定義をしないでください。
PRIMEFORCEの共用ディスクの場合
IPLLIBの編集を行います。
PRIMEFORCEの共用ディスク(SCSIディスク)は、PRIMEFORCEマルチサーバを構成する入出力装置として定義を行う必要があります。
IPLLIBのKHSDEVxxパラメタリストのDEVICE文でSHAREDオプションとOFFLINEオプションを指定して定義を行ってください。
詳細については、『OS IV/MSP システムパラメタ文法書』を参照してください。
例
IPLLIBのKHSDEVxxパラメタリストの例を示します。
DEVICE DEVNUM(装置番号),NAME(SCDISK1),OPTION(SHARED,OFFLINE) ↑ ↑ 定義名固定です 共用定義が必要です
注意
共用ディスクはOFFLINE指定の有無にかかわらず、IPL直後はオフライン状態になります。したがって、IPL後に装置のオンラインが必要です。
ディスクのオンライン
"VARY ONLINEコマンド"を実行して、ディスクをオンライン状態にします。
VARY A01,ONLINE 装置をオンライン状態にします。