ページの先頭行へ戻る
ETERNUS SF XL-DATA/MV 13 使用手引書
FUJITSU Storage

2.3.4 XSPへの接続方法

XSPに対するディスク装置の接続方法を以下に説明します。

ETERNUS ディスクアレイ、F6494/F6495/F6496/F6497の場合

  1. データ転送用ボリュームに対して、VTOCを作成します。VTOCの大きさは固定です。

    JTGGDSにより、以下のとおり作成します。

    CCHH=X'00000001'から14トラックの大きさのVTOC

    JTGGDSの独立ユーティリティでの初期化JCL(JOB STEP)例を示します。

    • 装置名:S0、ボリューム通し番号:XCA001

      ----+----1----+----2----+----3----+----4----+----5----+----6----+----7----+
      \ JOB FMT,LIST=(T,JD),MKEY=OSX8 
      \ EX  JTGGDS,RSIZE=1024 
      \ FD  U01=S0,RSV 
      \ FD  SYSPRINT=DA,BLK=(50*1002,10,RLSE),SOUT=A,VOL=WORK 
      \ FD  SYSIN=* 
         INIT  DDNAME(U01) NOVERIFY VOLID(XCA001) - 
         NOCHECK                                  - 
         VTOC(0,1)        ← 固定値 
      \ JEND
  2. 装置のオンライン/マウント

    "VARYコマンド"および"MNTコマンド"を実行して、データ転送用ボリュームをオンライン/マウントします。

    VARY D,装置名,ONLINE            装置をオンライン状態にします。
    MNT 装置名,ボリューム通し番号   装置をマウントします。

    注意

    XLデータムーバがデータ転送に使用するボリュームは、ワークボリュームとして利用できません。このため、XLデータムーバがデータ転送に使用するボリュームは、ワークボリューム定義しないでください。

    データ転送用ボリュームとして使用するディスクは、複数のグローバルサーバから共用する(共用DASD)定義をしないでください。

PRIMEFORCEの共用ディスクの場合

  1. システム編集を行います。

    XLデータムーバで使用する共用ディスク(SCSIディスク)は、PRIMEFORCEマルチサーバを構成する入出力装置として定義を行う必要があります。

    システム編集制御文のDEVICE文でSHARE=YESオペランドを指定して定義してください。

    詳細は、『OS IV/XSP システム編集手引書 AFII V10用』を参照してください。

    システム編集制御文のDEVICE文のオペランドの例を示します。

    DEVICE SCDISK1,・・・,SHARED=YES,・・・ 
              ↑               ↑ 
       ユニットタイプは     共用定義が必要です 
       固定です