XSPに対するディスク装置の接続方法を以下に説明します。
ETERNUS ディスクアレイ、F6494/F6495/F6496/F6497の場合
データ転送用ボリュームに対して、VTOCを作成します。VTOCの大きさは固定です。
JTGGDSにより、以下のとおり作成します。
CCHH=X'00000001'から14トラックの大きさのVTOC
例
JTGGDSの独立ユーティリティでの初期化JCL(JOB STEP)例を示します。
装置名:S0、ボリューム通し番号:XCA001
----+----1----+----2----+----3----+----4----+----5----+----6----+----7----+ \ JOB FMT,LIST=(T,JD),MKEY=OSX8 \ EX JTGGDS,RSIZE=1024 \ FD U01=S0,RSV \ FD SYSPRINT=DA,BLK=(50*1002,10,RLSE),SOUT=A,VOL=WORK \ FD SYSIN=* INIT DDNAME(U01) NOVERIFY VOLID(XCA001) - NOCHECK - VTOC(0,1) ← 固定値 \ JEND
装置のオンライン/マウント
"VARYコマンド"および"MNTコマンド"を実行して、データ転送用ボリュームをオンライン/マウントします。
VARY D,装置名,ONLINE 装置をオンライン状態にします。 MNT 装置名,ボリューム通し番号 装置をマウントします。
注意
XLデータムーバがデータ転送に使用するボリュームは、ワークボリュームとして利用できません。このため、XLデータムーバがデータ転送に使用するボリュームは、ワークボリューム定義しないでください。
データ転送用ボリュームとして使用するディスクは、複数のグローバルサーバから共用する(共用DASD)定義をしないでください。
PRIMEFORCEの共用ディスクの場合
システム編集を行います。
XLデータムーバで使用する共用ディスク(SCSIディスク)は、PRIMEFORCEマルチサーバを構成する入出力装置として定義を行う必要があります。
システム編集制御文のDEVICE文でSHARE=YESオペランドを指定して定義してください。
詳細は、『OS IV/XSP システム編集手引書 AFII V10用』を参照してください。
例
システム編集制御文のDEVICE文のオペランドの例を示します。
DEVICE SCDISK1,・・・,SHARED=YES,・・・ ↑ ↑ ユニットタイプは 共用定義が必要です 固定です