IAサーバとIAサーバ間で、XLデータムーバを使用する場合は、以下の手順で環境設定を行ってください。
両方のIAサーバにディスクを接続します。
XLデータムーバのデータ転送用ボリュームとして使用するディスクについて、以前の使用用途を明確にし、対象ディスクを初期化しても問題ないことを確認する。
対象ディスクが、以前NTFS等のファイルシステムで構築されていた場合、ディスクの中身を削除しても問題ないか。
対象ディスクが、別のUNIX/IAサーバやグローバルサーバで使用しているディスクではないか。
対象ディスクが、別のUNIXサーバの/etc/vfstabに登録されていて、システム起動時にマウントされることはないか。
片方のIAサーバ側で、XLデータムーバのディスクユーティリティを実行し、対象のディスク内を初期化します。
この際に相手側のIAサーバのデバイス名は省略しておきます。
もう片方のIAサーバ側で、XLデータムーバのディスクユーティリティを実行し、V11形式のデータ転送用ボリュームの初期化内容を確認し、先程初期化したものであれば、そのデバイスの物理ドライブ名をメモします。
データ転送用ボリュームの初期化を行ったIAサーバ側に戻り、先程メモした物理ドライブ名を相手側のIAサーバのデバイスに指定して、再初期化を行い、IAサーバとIAサーバの関係を確立させます。
両方のIAサーバ側で、XLデータムーバのディスクユーティリティを実行し、対象デバイスを選択します。
両方のIAサーバに、XLデータムーバの起動およびデータ転送時に必要な情報を設定します。
両方のIAサーバで、XLデータムーバのサービスを起動します。