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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.3.0 操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理)
FUJITSU Software

17.9.1 用途変更を行うL-Serverの設定

ここでは、用途変更を行うL-Serverの設定について説明します。

L-Serverが構成定義だけ作成済み(defined)の場合とリソース割当て済み(allocated)の場合で動作が異なります。

17.9.1.1 構成定義だけ作成済み(defined)の場合

ここでは、L-Serverの状態が構成定義だけ作成済み(defined)の場合の設定と運用について説明します。


設定

用途変更に使用する物理サーバの台数だけ、以下の手順を繰り返します。

  1. 各リソースの作成と登録

    各リソースの作成と登録を行います。
    リソースの作成と登録については、「第5章 リソースの登録」と「第14章 リソースのリソースプールへの登録」を参照してください。

  2. L-Serverの作成

    第16章 L-Serverの作成」を参照し、構成定義だけ作成済み(defined)のL-Serverを作成します。

    このとき、以下の設定を行ってください。

    • [基本情報]タブのイメージ選択で、[イメージの配付]を[配付する]に設定してください。

    • [基本情報]タブの[構成定義のみ作成]チェックボックスにチェックを入れてください。

    • [サーバ]タブの、[電源切断時のサーバ解放]の[自動]チェックボックスにチェックを入れてください。


運用

運用方法は以下のとおりです。

17.9.1.2 リソース割当て済み(allocated)の場合

ここでは、L-Serverの状態がリソース割当て済み(allocated)の場合の設定と運用について説明します。


設定

用途変更に使用する物理サーバの台数だけ、手順1.を行います。

  1. 各リソースの作成と登録

    リソースの作成と登録については、「第5章 リソースの登録」と「第14章 リソースのリソースプールへの登録」を参照してください。

  2. L-Serverの作成(1台目)

    第16章 L-Serverの作成」を参照し、リソース割当て済み(allocated)のL-Serverを作成します。

    このとき、以下の設定を行ってください。

    • [基本情報]タブのイメージ選択で[イメージの配付]を[配付する]に設定してください。

    • [基本情報]タブの[構成定義のみ作成]チェックボックスにチェックを入れないでください。

    • [サーバ]タブの、[電源切断時のサーバ解放]の[自動]チェックボックスにチェックを入れてください。

  3. L-Serverの設定変更

    1台の物理サーバに対し、複数のL-Serverを切り替えて利用する方式の場合

    用途変更に使用する物理サーバの数だけ以下の手順を繰り返します。

    1. 各リソースの作成と登録

      リソースの作成と登録については、「第5章 リソースの登録」と「第14章 リソースのリソースプールへの登録」を参照してください。

    2. 用途変更元のL-Serverのリソースを解放

      用途変更元のL-Serverからリソースの内容を保持した状態で、リソースを解放します。

      詳細は、「17.8.2.2 リソースの解放」を参照してください。

    3. L-Serverの作成

      第16章 L-Serverの作成」を参照し、リソース割当て済み(allocated)のL-Serverを作成します。

      このとき、以下の設定を行ってください。

      • [基本情報]タブのイメージ選択で[イメージの配付]を[配付する]に設定してください。

      • [基本情報]タブの[構成定義のみ作成]チェックボックスにチェックを入れないでください。

      • [サーバ]タブの、[電源切断時のサーバ解放]の[自動]チェックボックスにチェックを入れてください。

    サーバプール内の未使用の物理サーバに対し、複数のL-Serverを切り替えて利用する方式の場合

    用途変更に使用する物理サーバの数だけ、以下の手順を繰り返します。

    1. 各リソースの作成と登録

      リソースの作成と登録については、「第5章 リソースの登録」と「第14章 リソースのリソースプールへの登録」を参照してください。

    2. サーバプールの確認

      サーバプールに未使用の物理サーバが存在するか確認してください。

      指定したサーバプールに存在するすべての物理サーバに対して、L-Serverが割り当てられている場合、L-Serverから物理サーバを解放します。

    3. 用途変更元のL-Serverのリソースを解放

      用途変更元のL-Serverからリソースの内容を保持した状態でリソースを解放します。
      詳細は、「17.8.2.2 リソースの解放」を参照してください。

    4. L-Serverの作成

      第16章 L-Serverの作成」を参照し、リソース割当て済み(allocated)のL-Serverを作成します。

      このとき、以下の設定を行ってください。

      • [基本情報]タブのイメージ選択で[イメージの配付]を[配付する]に設定してください。

      • [基本情報]タブの[構成定義のみ作成]チェックボックスにチェックを入れないでください。

      • [サーバ]タブの、[電源切断時のサーバ解放]の[自動]チェックボックスにチェックを入れてください。


運用

物理サーバの用途変更の運用方法は、以下のとおりです。

事前に設定を行ったうえで運用してください。