本章では、L-Serverの作成方法について説明します。
機能の概要については、「設計ガイド CE」の「2.2.3 L-Server」を参照してください。
L-Serverは以下の2つの方法で作成できます。
L-Serverテンプレートを利用して作成
リソースはリソースプールから自動的に選択されます。
L-Serverテンプレートを利用せず、個々の仕様を指定して作成
リソースやリソースプールを指定します。
作成したL-Serverを配備するVMホストの指定および選択方法については、「設計ガイド CE」の「2.2.3 L-Server」を参照してください。
L-Serverテンプレートを利用して作成
以下の手順で、L-Serverテンプレートを利用してL-Serverを作成します。
クローニングイメージがイメージプールに格納されていない場合、またはすでに登録されているクローニングイメージを利用しない場合
L-Serverテンプレートを選択します。イメージは、[指定なし]を指定してください。
詳細は、「16.1 L-Serverテンプレートを利用したL-Serverの作成」を参照してください。
OSを手動でインストールします。
OSがインストールされていないL-Serverが作成されるので、OSを手動でインストールしてください。
詳細は、「17.5 クローニングイメージの操作」を参照してください。
クローニングイメージがイメージプールに格納されている場合
L-Serverテンプレートを選択します。イメージは、配付するクローニングイメージを指定してください。
クローニングイメージが配付されたL-Serverが作成されます。
詳細は、「16.1 L-Serverテンプレートを利用したL-Serverの作成」を参照してください。
L-Serverテンプレートを利用せず、個々の仕様を指定して作成
L-Serverテンプレートを利用せず、個々の仕様を指定して作成する方法は、「16.2 個々のパラメーターを指定した物理L-Serverの作成」または「16.3 個々のパラメーターを指定した仮想L-Serverの作成」を参照してください。
注意
【Linux】
物理L-ServerがLinuxで、システムディスクがiSCSIストレージの場合、クローニングイメージを利用したL-Serverは作成できません。
【Xen】
RHEL5-Xenを利用する場合、RORコンソールを利用したL-Serverの作成および操作はできません。詳細は、「導入ガイド CE」の「8.4 RHEL5-Xen」を参照してください。
【Solaris】
Solarisを利用する場合、物理L-Serverを作成できません。
構築済みの物理サーバとL-Serverの関連付けを行ってください。
詳細は、「第18章 構築済みの物理サーバまたは仮想マシンとL-Serverの関連付け」を参照してください。
【Solarisゾーン(Solaris10)】【OVM for SPARC】
サーバ管理製品で管理されていないVMホストを利用する場合、仮想L-Serverを作成できません。
構築済みの仮想マシンとL-Serverの関連付けを行ってください。
詳細は、「第18章 構築済みの物理サーバまたは仮想マシンとL-Serverの関連付け」を参照してください。
参考
【物理サーバ】
物理L-Serverについては、「導入ガイド CE」の「7.5 L-Server作成」を参照してください。
【VMware】
VMwareについては、「導入ガイド CE」の「8.2 VMware」を参照してください。
【Hyper-V】
Hyper-Vについては、「導入ガイド CE」の「8.3 Hyper-V」を参照してください。
【KVM】
RHEL-KVMについては、「導入ガイド CE」の「8.4 RHEL5-Xen」を参照してください。
【OVM for x86 2.2】
OVM for x86 2.2については、「導入ガイド CE」の「8.5 OVM for x86 2.2」を参照してください。
【Solarisゾーン】
Solarisゾーンについては、「導入ガイド CE」の「8.7 Solarisゾーン」を参照してください。
【OVM for SPARC】
OVM for SPARCについては、「導入ガイド CE」の「8.8 OVM for SPARC」を参照してください。
【Citrix Xen】
Citrix XenServerについては、「導入ガイド CE」の「8.9 Citrix XenServer」を参照してください。
【OVM for x86 3.x】
OVM for x86 3.xについては、「導入ガイド CE」の「8.10 OVM for x86 3.x」を参照してください。
構築済みの物理サーバまたは仮想マシンとL-Serverの関連付け
構築済みの物理サーバまたは仮想マシンをL-Serverに関連付けて管理できます。
構築済みの物理サーバまたは仮想マシンが利用しているリソースにより、管理できる範囲やL-Serverとして利用できる機能範囲が異なります。
詳細は、「第18章 構築済みの物理サーバまたは仮想マシンとL-Serverの関連付け」を参照してください。