ここでは、L-Serverテンプレートを使用せず、サーバ、ストレージ、ネットワークの仕様を指定した仮想L-Serverの作成について説明します。
以下のタブに値を設定します。
[基本情報]タブ
[サーバ]タブ
[ディスク]タブ
[ネットワーク]タブ
[OS]タブ
L-Serverの作成は、以下の手順で行います。
オーケストレーションツリーで対象のリソースフォルダーを右クリックし、表示されたメニューで[作成]-[L-Server]を選択します。
[L-Serverの作成]ダイアログが表示されます。
各タブでそれぞれの項目を設定したあと、[OK]ボタンをクリックしてL-Serverを作成します。
【OVM for SPARC】
L-Serverを作成したあと、環境に応じた操作を行う必要があります。
詳細は、「導入ガイド CE」の「8.8.6 L-Server作成」の「L-Server作成後の操作」を参照してください。
注意
設定する各項目には上限値があります。
設定できる値を設定しても、リソースプールの空き状況、ハードウェア構成、およびVM管理製品の仕様により、L-Serverの作成に失敗する場合があります。
仮想L-Serverを作成する場合、VM固有情報定義ファイルに設定されているものがあれば、その値が使用されます。
VM固有情報定義ファイルについては、「導入ガイド CE」の「8.1 仮想L-Server作成で共通に利用する定義ファイル」および「付録G 定義ファイル」を参照してください。
【Xen】
RHEL5-Xenを利用する場合、RORコンソールを利用したL-Serverの作成はできません。rcxadm lserverコマンドを利用してください。
rcxadm lserverコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.6 rcxadm lserver」を参照してください。
【Hyper-V】
動的メモリやメモリ割当て優先度を使用する場合、VMホストは以下のどれかである必要があります。
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 SP1以降
Microsoft(R) Windows Server(R) 2012以降
SCVMMは、対象のVMホストを管理できる以下のどれかである必要があります。
System Center Virtual Machine Manager 2008 R2 SP1以降
System Center 2012 Virtual Machine Manager以降
動的メモリが有効、またはメモリ割当て優先度を設定したL-Serverを作成する場合、上記を満たすVMホストとSCVMMが存在しないと、L-Serverの作成は失敗します。
【Solarisゾーン】
CPU数とCPU性能の値から、非大域ゾーンに設定するcap値を計算します。
詳細は、「導入ガイド CE」の「8.7.7 L-Server作成」を参照してください。
【Solarisゾーン】【OVM for SPARC】
サーバ管理製品で管理されていないVMホストを利用する場合、仮想L-Serverを作成できません。
構築済みの仮想マシンとL-Serverの関連付けを行ってください。
詳細は、「第18章 構築済みの物理サーバまたは仮想マシンとL-Serverの関連付け」を参照してください。