帳票を配信・出力します。
以下に、prprintコマンドの記述形式を示します。
prprint 必須オプション [ オプション1 ] [ オプション2 ] [ オプション3 ] …
上記の[ ]は、指定を省略できることを意味します。
必須オプション(必ず指定が必要なオプション)は、prprintコマンドの「オプション一覧」の「◎」のオプションです。
以下に、prprintコマンドのオプションの一覧を示します。
分類 | オプション(*1) | サポート状況 | ||
---|---|---|---|---|
W | S | L | ||
◎ | ◎ | ◎ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
"帳票名" (*2) | ○ | ○ | ○ | |
○ | ○ | ○ | ||
○ | - | - | ||
-f データファイル名 (*2) | ◎ | ◎ | ◎ | |
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
-gcbform 組合せフォーム出力指定 (*2) | ○ | ○ | ○ | |
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
- | - | - | ||
- | - | - | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
- | - | - | ||
- | - | - | ||
- | - | - | ||
- | - | - | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
- | - | - | ||
電子保存情報に関するオプション(*4) | - | - | - | |
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
- | - | - | ||
- | - | - | ||
- | - | - | ||
- | - | - | ||
- | - | - | ||
- | - | - | ||
- | - | - | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | - | - | ||
○ | ○ | ○ | ||
- | - | - | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
- | - | - | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
- | - | - | ||
- | - | - | ||
○ | ○ | ○ | ||
- | - | - | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | ||
- | - | - | ||
- | - | - | ||
- | - | - | ||
- | - | - | ||
- | - | - | ||
- | - | - | ||
- | - | - | ||
- | - | - |
帳票管理サーバのオペレーティングシステム
W:Windows
S:Solaris
L:Linux
オプションのサポート状況
◎:必須オプション
○:サポート
-:未サポート
*1:
List Manager帳票出力インタフェースで未サポートのオプションでも、帳票定義情報、環境設定コマンドまたはList Manager環境設定ファイルで指定可能な項目があります。詳細については、“第6章 帳票配信・出力機能のサポート範囲”を参照してください。
*2:
出力する方法によって必須オプションが異なります。以下に、1 つの帳票を出力する場合、マルチフォーム出力する場合、および組合せフォーム出力する場合での必須オプションの違いを示します。
・ 1つの帳票を出力する場合
- "帳票名"オプション
・ マルチフォーム出力する場合
-f オプション
-grpdelimit オプション
-gcmform オプション
・ 組合せフォーム出力する場合
-f オプション
-grpdelimit オプション
-gcbform オプション
-gcmform オプション
-gcbfile オプション
*3:
メディアデータファイルの種類は、以下のとおりです。
・ビットマップデータ
・JPEGデータ
・OLE2オブジェクト
・TIFFデータ
・PNGデータ
・グラフデータ(グラフ属性ファイル、およびグラフデータファイル)
*4:
Interstage List Manager互換のための機能で使用するオプションです。
*5:
以下のオプションを指定する場合は、-gpdfsecupwdオプションにパスワードを必ず指定してください。
・ -gpdfprintオプション
・ -gpdfmodifyオプション
・ -gpdfselectオプション
・ -gpdfannotateオプション
ここでは、prprintコマンドの各オプションについて説明します。
prprintコマンドでは、帳票管理サーバのオペレーティングシステムによって機能のサポート範囲や留意事項などが異なる場合があります。その場合、それぞれのオペレーティングシステムに分けて記載しています。
なお、オペレーティングシステムに分けて記載していない場合は、すべてのオペレーティングシステム(Windows、SolarisまたはLinux)で共通の記事であることを意味しています。
●List Manager管理情報に関するオプション
List Managerで使用する論理あて先名または論理あて先グループ名を80バイト以内で指定します。
このオプションが指定されていた場合、List Managerで帳票配信・出力を行います。
List Managerで帳票配信・出力する場合は必ず指定してください。
帳票の作成依頼元を255バイト以内で指定します。
帳票の作成依頼元とは、帳票出力の指示を出した端末などを意味します。
このオプションを指定すると、依頼元端末をキーワードにして、帳票管理機能で帳票の絞り込みなどができます。
省略すると、帳票登録を行った帳票管理サーバのホスト名が有効になります。
ポイント
依頼元端末に指定できる文字については、以下を参照してください。
⇒“8.1 List Manager帳票出力インタフェースで指定できる文字”
List Managerで帳票を作成するユーザ名を16バイト以内で指定します。
このオプションを指定すると、指定したユーザ名をキーワードにして、帳票管理機能で帳票の管理や帳票の絞り込みなどができます。
省略すると、List Managerのデフォルトユーザ名(lmuser)が有効になります。
ポイント
作成ユーザ名に指定できる文字については、以下を参照してください。
⇒“8.1 List Manager帳票出力インタフェースで指定できる文字”
List Managerで帳票を作成後、そのまま続けて配信・出力するかどうかを指定します。
出力しません(帳票の登録のみ行います)。
出力します。
省略すると、以下の優先順序で有効になります。
論理あて先の編集コマンド(lmedtldコマンド)で設定した帳票作成後の出力指定
帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)で設定した帳票作成後の出力指定
ポイント
List Creatorコネクタ連携時、アプリケーションサーバに帳票(PDFファイルまたはOWFファイル)を配置する場合は、このオプションで「do」(出力する)を指定する必要があります。
このオプションで「none」(登録のみ行う)を指定した場合、以下の方法で出力できます。
List Managerの帳票一覧画面
List Managerの帳票ブラウザの出力指示画面
帳票の出力/出力中止コマンド(lmoprprintコマンド)を使用して出力する
帳票管理Javaインタフェースを使用して出力する
このオプションで「none」(登録のみ行う)を指定した場合、帳票の総ページ数が表示/取得されないことがあります。
詳細については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 運用ガイド”の“付録B 帳票のページ数について”を参照してください。
List Managerで帳票を出力後、保存するかどうかを指定します。
このオプションは、帳票配信用の論理あて先に出力する場合のみ有効になります。
保存しません。
保存します。
省略すると、以下の優先順序で有効になります。
論理あて先の編集コマンド(lmedtldコマンド)で設定した帳票出力後の保存指定
帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)で設定した帳票出力後の保存指定
注意
Web手元印刷型の場合、このオプションは無効となり、必ず帳票出力後に帳票が保存されます。
したがって、保存日数は-glmkeepdaysオプションで指定することができます。
このオプションで「none」を指定した場合、帳票の出力が完了した時点で削除されます。
List Managerで帳票を保存する場合の保存日数を以下の範囲で指定します。
帳票を無期限に保存します。
帳票を保存する日数を指定します。
このオプションは、帳票出力後の保存指定で「do」(保存する)を指定した場合のみ有効となります。
Web手元印刷型の場合、帳票出力後の保存指定は無効となりますが、「do」(保存する)が指定されたものとみなされるため、保存日数の指定は有効になります。
省略すると、以下の優先順序で有効になります。
論理あて先の編集コマンド(lmedtldコマンド)で設定した保存日数の指定
帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)で設定した保存日数の指定
ポイント
帳票の保存期限は、「保存期限=作成日+保存日数-1」で計算されます。保存日数に「1」を指定した場合は、「保存期限=作成日」となります。
保存期限が設定された帳票を削除する場合は、保存期限を経過した帳票の削除コマンド(lmdelexpireコマンド)を使用してください。
出力する帳票の業務あて先名を256バイト以内で指定します。
業務あて先とは、ユーザ(個人)またはユーザグループ(組織など)を識別するための情報です。
List Managerの帳票ブラウザを利用して、帳票を管理・操作する場合は、必ず指定してください。
帳票ブラウザでは、業務あて先ごとに帳票を一覧表示するため、論理あて先の異なる帳票を業務あて先単位にまとめて操作する(帳票の出力指示、出力状況確認など)ことができます。
業務あて先名は、以下のように指定します。
ユーザを業務あて先とする場合
「UユーザID」の形式で指定します。ユーザIDは、ユーザ情報の編集コマンド(lmedtusrコマンド)で定義したユーザIDを指定します。
ユーザグループを業務あて先とする場合
「GユーザグループID」の形式で指定します。ユーザグループIDは、ユーザグループ情報の編集コマンド(lmedtusrgrpコマンド)で定義したユーザグループIDを指定します。
省略すると、出力する帳票を帳票ブラウザから利用することはできません。
注意
帳票管理サーバがWindowsの場合、業務あて先に指定するユーザIDおよびユーザグループIDに含まれる英字は、小文字で指定してください。
ポイント
List Managerに登録されているユーザID、ユーザグループIDは、ユーザ情報の編集コマンド(lmedtusrコマンド)、ユーザグループ情報の編集コマンド(lmedtusrgrpコマンド)で確認できます。
業務あて先名に指定できる文字については、以下を参照してください。
⇒“8.1 List Manager帳票出力インタフェースで指定できる文字”
List Manager管理情報ファイル名を、以下の範囲で指定します。
帳票管理サーバがWindowsの場合
250バイト以内のフルパスで指定します。
帳票管理サーバがSolaris/Linuxの場合
1023バイト以内のフルパスで指定します。
List Manager管理情報ファイルとは、登録する帳票の拡張情報として「カスタマイズ項目」を指定するファイルです。
List Manager管理情報ファイルの詳細については、以下を参照してください。
⇒“7.2 List Manager管理情報ファイル”
省略すると、帳票の拡張情報は、設定されません。
注意
List Manager 管理情報ファイル中のデータは、必ず以下の文字コード系で記述してください。
帳票管理サーバがWindowsの場合
Shift-JIS の文字コード系で記述してください。
帳票管理サーバがSolaris/Linuxの場合
環境変数LANG で指定した文字コード系で記述してください。
ただし、環境変数LANGにEUC コード系を指定した場合、標準のEUCで記述してください。
以下の場合、このオプションではファイル名のみ指定してください。
List Creatorコネクタ連携時にList Manager管理情報ファイルをアプリケーションサーバから転送した場合(prputexコマンドの-lcfileオプションにList Manager管理情報ファイルを指定した場合)
ポイント
List Manager管理情報ファイル名に指定できる文字については、以下を参照してください。
⇒“8.1 List Manager帳票出力インタフェースで指定できる文字”
●ユーザ資源情報に関するオプション
List Managerで1つの帳票を帳票配信・出力する場合、このオプションは必ず指定してください。
このオプションでは、帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)で定義した帳票名を指定します。
帳票名は「ダブルクォーテーション(")」で囲んで指定します。
ポイント
マルチフォーム/組合せフォーム出力する場合(-grpdelimitオプションを指定した場合)は、帳票名を入力データおよび-gcmformオプションで指定するため、このオプションで指定する必要はありません。
帳票管理サーバの帳票格納ディレクトリを以下の範囲で指定します。
帳票管理サーバがWindowsの場合
250バイト以内のフルパスで指定します。
帳票管理サーバがSolaris/Linuxの場合
512バイト以内のフルパスで指定します。
省略すると、以下の優先順序で有効になります。
帳票管理サーバの環境設定ファイルのLmlcFormDirキーで指定したディレクトリ
以下の帳票管理サーバの環境設定ファイルのLmlcFormDirキーの省略値
帳票管理サーバがWindowsの場合
(List Worksインストールフォルダ)\Listmanager¥Manager¥formdir
帳票管理サーバがSolaris/Linuxの場合
/var/opt/FJSVlstm/formdir
注意
帳票出力サーバに配置した帳票定義情報を使用して帳票を配信・出力する場合(帳票定義情報を帳票管理サーバから帳票出力サーバへ転送しない場合)は、このオプションを指定しないでください。
帳票資源の配置場所とアプリケーションでの指定方法については、以下を参照してください。
⇒“付録A 帳票資源の指定方法”
帳票格納ディレクトリ名の末尾には、以下を指定しないでください。
帳票管理サーバがWindowsの場合
「円マーク(¥)」
帳票管理サーバがSolaris/Linuxの場合
「スラッシュ(/)」
帳票管理サーバがWindowsの場合、帳票格納ディレクトリとして、ネットワークドライブ(UNC指定(¥¥コンピュータ名¥共有名¥ディレクトリ名)を除く)、およびリムーバブルディスクを指定しないでください。
入力データの文字コード系を指定します。
このオプションは、帳票管理サーバがWindowsの場合のみサポートします。
Shift-JIS
UNICODE(UCS2リトルエンディアン)
UNICODE(UCS2ビッグエンディアン)
UNICODE(UTF8)
省略すると、Shift-JISコード系が有効になります。
注意
このオプションは、入力データ形式が「可変長」、「固定長」、または「CSV形式」の場合にのみ有効です。入力データ形式が「XML形式」の場合は、XMLファイル中のXML宣言で文字コード系を指定します。XMLファイル中のXML宣言を省略した場合、またはXML宣言で文字コード系の指定を省略した場合は、UNICODE(UTF8)とみなします。
以下の場合、このオプションは無効になります。
prprintxコマンドでの帳票出力時(入力データの1行目での指定)
List Creatorコネクタ連携時(prputexコマンドの-zオプションでの指定)
入力データのデータファイル名を以下の範囲で指定します。
帳票管理サーバがWindowsの場合
250バイト以内のフルパスで指定します。
帳票管理サーバがSolaris/Linuxの場合
1023バイト以内のフルパスで指定します。
List Managerで帳票配信・出力する場合、このオプションは必ず指定してください。
データファイルを使用する場合、帳票定義情報の設計時に、List Creatorデザイナのデータ定義画面の[DB連携]タブのDBタイプに「データファイル」を指定しておく必要があります。
注意
以下の場合、このオプションは無効になります。
prprintxコマンドでの帳票出力時(入力データの1行目での指定)
List Creatorコネクタ連携時(prputexコマンドの-zオプションでの指定)
このオプションで指定する入力データ中のデータは、以下の文字コード系で記述してください。
帳票管理サーバがWindowsの場合
-indatacodeオプションで指定した入力データの文字コード系で記述してください。
帳票管理サーバがSolarisの場合
環境変数LANGおよび環境変数OA_EUCTYPEで指定した文字コード系で記述してください。
ただし、入力データ形式が「XML形式」の場合は、XMLファイル中のXML宣言で指定した文字コード系で記述してください。XMLファイル中のXML宣言を省略した場合、またはXML宣言で文字コード系の指定を省略した場合は、UNICODE(UTF8)とみなします。
帳票管理サーバがLinuxの場合
環境変数LANGで指定した文字コード系で記述してください。
ただし、入力データ形式が「XML形式」の場合は、XMLファイル中のXML宣言で指定した文字コード系で記述してください。XMLファイル中のXML宣言を省略した場合、またはXML宣言で文字コード系の指定を省略した場合は、UNICODE(UTF8)とみなします。
入力データ形式が「XML形式」の場合には、別途必要となる製品があります。詳細については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 スタートガイド”の“5.3 ソフトウェア環境”を参照してください。
入力データ形式が「XML形式」で、XMLルートとデータルートが異なる場合に、XMLデータ中のデータルートの親要素のパスを指定します。
データルートの親要素のパスは、「スラッシュ(/)」を始点にデータルートの親要素までの要素名を「スラッシュ(/)」で区切って指定します。それ以外の形式は指定できません。
XMLデータ中のこのオプションで指定したパス直下にデータルートが複数存在する場合は、すべてのデータルートを検索します。
省略すると、以下のようにXMLデータからデータルートを検索します。
XMLルートとデータルートが同じ名前の場合、XMLルートをデータルートとみなします。
XMLルートとデータルートが異なる場合、XMLルート直下の子要素の中からデータルートを検索します。
以下に指定例を示します。この例では、XMLルート(Root)の子要素(Child)配下に存在するデータルートを検索して帳票を出力します。
-gxmlroot /Root/Child
バーコードCODE128、EAN-128の入力データのエンコード方法を指定します。
CODE128、EAN-128の入力データにエンコードしないデータを指定します。
CODE128、EAN-128の入力データにBASE64エンコードしたデータを指定します。
省略すると、「NONE」が指定されたものとして動作します。
注意
このオプションを指定する場合は、帳票設計時に対象となるバーコード項目(CODE128、EAN-128)に、以下の設定をしてください。
対象となるバーコード項目のプロパティの[プロパティ]タブの項目長
BASE64エンコードする前のバーコードデータの長さに+2した長さ
List Creatorデザイナのデータ定義画面の[データ定義(レポート頭書き)]タブ、[データ定義]タブのデータ項目のバイト数(入力データ形式が「固定長」の場合)
BASE64エンコードした後のバイト数
以下の場合、このオプションに「BASE64」を指定しないでください。
List Creatorデザイナのデータ定義画面の[データ定義(レポート頭書き)]タブ、[データ定義]タブの該当するデータ項目にオペランドを指定した場合
List Creatorデザイナのデータ定義画面の[データ定義(レポート頭書き)]タブ、[データ定義]タブのオペランドに該当するデータ項目名を指定した場合
List Creatorデザイナのデータ定義画面の[拡張定義]タブに該当するデータ項目名を指定した場合
メディアデータ格納ディレクトリを以下の範囲で指定します。
帳票配信型の場合(帳票出力サーバのフルパス)
250バイト以内で指定します。
Web手元印刷型(PDFファイル形式)の場合(帳票管理サーバのフルパス)
帳票管理サーバがWindowsの場合
250バイト以内で指定します。
帳票管理サーバがSolaris/Linuxの場合
512バイト以内で指定します。
このオプションで指定するディレクトリパスは、帳票出力先の環境で有効となります。
組込みメディア項目のデータがファイル名のみの場合、このオプションで指定したメディアデータ格納ディレクトリ配下を検索します。
複数のメディアデータ格納ディレクトリを指定する場合は、ディレクトリ名を「セミコロン(;)」で区切って指定します。
指定した複数のディレクトリ配下に同一名のメディアデータがある場合は、先に指定したディレクトリ配下のメディアデータが有効になります。
省略した場合、またはこのオプションで指定したディレクトリ配下にメディアデータが見つからない場合は、以下のディレクトリが有効になります。
帳票配信型の場合
帳票出力サーバの環境設定ファイルのLmlcMediaDirキーで指定したディレクトリ
Web手元印刷型(PDFファイル形式)の場合
帳票管理サーバの環境設定ファイルのLmlcMediaDirキーで指定したディレクトリ
注意
帳票配信型の場合、メディアデータ格納ディレクトリ名の末尾には、「円マーク(\)」を指定しないでください。
Web手元印刷型(PDFファイル形式)の場合、メディアデータ格納ディレクトリ名の末尾には、以下を指定しないでください。
帳票管理サーバがWindowsの場合
「円マーク(¥)」
帳票管理サーバがSolaris/Linuxの場合
「スラッシュ(/)」
Web手元印刷型(OWFファイル形式)の場合、このオプションの指定は無効になります。必ず-gcmvisualfileオプションでメディアデータファイル名を指定してください。
List Managerの帳票一覧画面、および帳票ブラウザで、組込みメディア項目が定義された帳票をプレビューする場合は、
必ず-gcmvisualfileオプションで指定してください。
このオプションによる指定よりも、-gcmvisualfileオプションで指定したメディアデータファイル名の方が優先されます。
帳票管理サーバがWindowsの場合、メディアデータ格納ディレクトリとして、ネットワークドライブ(UNC指定(¥¥コンピュータ名¥共有名¥ディレクトリ名)を除く)、およびリムーバブルディスクを指定しないでください。
帳票管理サーバのメディアデータファイル名をフルパスで指定します。
複数のファイルを使用する場合は、以下のように「セミコロン(;)」で区切って指定します。
ファイル名1;ファイル名2;ファイル名3
省略すると、以下の優先順序で有効になります。
帳票配信型の場合
-visualdirオプションで指定した帳票出力サーバのディレクトリにあるメディアデータファイル名
帳票出力サーバの環境設定ファイルのLmlcMediaDirキーで指定したディレクトリにあるメディアデータファイル名
Web手元印刷型(PDFファイル形式)の場合
-visualdirオプションで指定した帳票管理サーバのディレクトリにあるメディアデータファイル名
帳票管理サーバの環境設定ファイルのLmlcMediaDirキーで指定したディレクトリにあるメディアデータファイル名
注意
組込みメディア項目に対する入力データ中のメディアデータファイル名は、ファイル名のみ指定してください。
以下の場合は、必ずこのオプションでメディアデータファイル名を指定してください。
List Managerの帳票一覧画面および帳票ブラウザで、組込みメディア項目が定義された帳票をプレビューする場合
Web手元印刷型(OWFファイル形式)でメディアデータを使用する場合
●マルチフォーム出力/組合せフォーム出力用ユーザ資源情報に関するオプション
マルチフォーム出力、または組合せフォーム出力する場合に、帳票名データと入力データの区切り文字を指定します。
マルチフォーム出力、または組合せフォーム出力する場合は、このオプションを必ず指定してください。
また、このオプションを指定した場合は、-gcmformオプションを必ず指定してください。
組合せフォーム出力する場合は、-gcbfileオプションを必ず指定してください。
このオプションで指定する区切り文字は、List Creatorデザイナのデータ定義画面の[環境定義]タブで指定した入力データ形式と区切り文字にしたがって指定します。
以下に、指定できる値について示します。
以下の場合に、実際に使用する区切り文字を、「ダブルクォーテーション(")」で囲んで指定します。
入力データ形式が「可変長」、区切り文字が「バーティカルバー(|)」「シャープ(#)」「アスタリスク(*)」「任意」のいずれかの場合
入力データ形式が「CSV形式」、区切り文字が「カンマ(,)」の場合
注意
組合せフォーム出力する場合、「コロン(:)」は指定しないでください。
入力データ形式が「可変長」、区切り文字が「1個以上の空白」の場合に指定します。
以下の場合に指定します。
入力データ形式が「可変長」、区切り文字が「タブ」の場合
入力データ形式が「CSV形式」、区切り文字が「タブ」の場合
入力データ形式が「固定長」、区切り文字が「区切り文字なし」の場合に指定します。
入力データ形式が「固定長」、区切り文字が「区切り文字あり」の場合に指定します。
入力データ形式が「XML形式」の場合に指定します。
入力データ形式が「固定長」の場合(このオプションで「FIXED」または「FIXED_DELIMIT」を指定した場合)は、帳票名データのフィールド長を-grpbytesオプションで必ず指定してください。
注意
以下の場合、このオプションは指定しないでください。
List Creatorコネクタ連携時(prputexコマンドの-zオプションでの指定)
以下の表にある条件でマルチフォーム用帳票名データ区切り文字に「任意の1バイト文字」または「区切り文字あり」を指定する場合の、区切り文字の文字コードについて以下に示します。
帳票管理サーバ | 入力データの文字コード系 | 入力データ形式 | マルチフォーム/組合せフォーム用帳票名データ区切り文字の文字コード |
---|---|---|---|
Windows | UNICODE(UCS2/UTF8) | 可変長 | 0x007F/0x7F 以下の文字 |
固定長 | |||
Solaris | EUC(U90/S90)またはUNICODE(UTF8) | 可変長 | 0x7F以下の文字 |
固定長 | |||
Linux | UNICODE(UTF8) | 可変長 | 0x7F以下の文字 |
固定長 |
以下に指定例を示します。
この例では、入力データ形式が「CSV形式」、区切り文字が「カンマ(,)」でマルチフォーム出力する場合の区切り文字を指定しています。
-grpdelimit ","
マルチフォーム出力する場合(-grpdelimitオプションを指定した場合)に、入力データ中の帳票名データのフィールド長を指定します。
入力データ形式が「固定長」の場合(-grpdelimitオプションに「FIXED」または「FIXED_DELIMIT」を指定した場合)は、このオプションを必ず指定してください。
「区切り文字あり」の場合は、区切り文字を含まない長さを指定してください。
注意
以下の場合、このオプションは指定しないでください。
List Creatorコネクタ連携時(prputexコマンドの-zオプションでの指定)
以下に指定例を示します。
この例では、入力データ形式が「固定長」、区切り文字が「区切り文字なし」、入力データ中の帳票名データフィールド長が20バイトの場合でマルチフォーム出力する場合の区切り文字と帳票名データフィールド長を指定しています。
-grpdelimit FIXED -grpbytes 20
マルチフォーム出力、および組合せフォーム出力時の帳票名を指定します。
マルチフォーム出力、および組合せフォーム出力を行う場合(-grpdelimitオプションを指定した場合)は、必ずこのオプションで帳票名を指定してください。
このオプションでは、帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)で定義した帳票名を指定します。
帳票名を指定する場合は、以下のように複数の帳票名を「セミコロン(;)」で区切って、帳票を出力する順に指定します。
form1;form2;form3
ポイント
このオプションで指定した帳票名のうち、先頭に指定した帳票名の以下の情報がすべての帳票に対して有効となります。
帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)で指定する帳票属性に関する情報
プリンタ構成の編集コマンド(lmedtprinfoコマンド)で指定するプリンタ構成に関する情報
List Creator デザイナで指定した帳票出力に関する情報
ただし、オプションの指定方法によっては、帳票ごとに切り替えることが可能な情報があります。マルチフォーム出力/組合せフォーム出力時の留意事項については、以下を参照してください。
⇒List Creatorに添付のオンラインマニュアル“帳票設計編”
入力データ形式が「XML形式」でマルチフォーム/組合せフォーム出力時、帳票に置換フォントが設定されている場合、指定する先頭の帳票の置換フォントの設定が有効になります。
●識別情報に関するオプション
タイトルを64バイト以内で指定します。
省略すると、帳票名(組合せフォーム出力時は、-gcmformオプションで指定した先頭の帳票名)がタイトルになります。
注意
PDFファイル保存する場合、タイトルは、日本語(JIS非漢字/第一水準漢字/第二水準漢字)または英数字で指定してください。その他の文字を指定した場合、PDFファイルの文書情報(一般)で正しく表示されないことがあります。
環境変数LANGおよびList Manager管理データベースの文字コード系によって、実際に指定したバイト数よりList Manager管理データベースに登録される文字列のバイト数が短くなることがあります。詳細については、以下を参照してください。
⇒“C.1 List Managerで扱える文字コード系”
ポイント
タイトルに指定できる文字については、以下を参照してください。
⇒“8.1 List Manager帳票出力インタフェースで指定できる文字”
帳票に関するコメントを64バイト以内で指定します。
省略すると、以下の優先順序で有効になります。
帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)で指定したコメント
設定されない
なお、組合せフォーム出力する場合は、以下の優先順序で有効になります。
帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)で指定したコメント
組合せフォーム定義で指定したコメント
設定されない
注意
環境変数LANGおよびList Manager管理データベースの文字コード系によって、実際に指定したバイト数よりList Manager管理データベースに登録される文字列のバイト数が短くなることがあります。詳細については、以下を参照してください。
⇒“C.1 List Managerで扱える文字コード系”
ポイント
コメントに指定できる文字については、以下を参照してください。
⇒“8.1 List Manager帳票出力インタフェースで指定できる文字”
帳票を出力したユーザを識別するために、帳票に出力するユーザの識別名(任意の文字列)を指定します。
指定した出力ユーザは、帳票定義情報に定義されている項目のうち、USERID演算子が指定されているデータ項目に出力されます。
指定する出力ユーザは、ユーザを出力するデータ項目の項目長に収まるバイト数以内で指定してください。
なお、実際に帳票に出力されるユーザは、帳票の登録後に帳票がどのように出力されるかによって決まります。
帳票登録後にそのまま続けて出力する場合
このオプションで指定した出力ユーザが出力されます。
帳票登録後にそのまま続けて出力しない場合
(帳票の登録後にList Managerの各画面や運用コマンドなどを利用して出力を行う場合)
帳票管理サーバの環境設定ファイルのOutputUserInfoキーの設定にしたがい出力されます。
省略すると、帳票管理サーバの環境設定ファイルのOutputUserInfoキーの設定にしたがいます。
ポイント
出力ユーザに指定できる文字については、以下を参照してください。
⇒“8.1 List Manager帳票出力インタフェースで指定できる文字”
●動作情報に関するオプション
出力を開始するページ番号を指定します。
マルチフォーム出力する場合(-grpdelimitオプションを指定した場合)は、全帳票を通してのページ番号を指定します。
帳票の総ページ数以下の値、および終了ページ番号(-eオプション)以下の値を指定してください。
省略すると、1ページ目から出力を開始します。
ポイント
このオプションを指定した場合、以下に表示される帳票の総ページ数は指定した範囲のページ数となります。
List Managerの帳票一覧画面
List Managerの詳細表示画面
List Managerの帳票ブラウザの帳票詳細表示画面
帳票の削除/一覧表示/複写/移動コマンド(lmoprformコマンド)の一覧表示結果
帳票管理Javaインタフェースでの取得結果
帳票のページ数については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 運用ガイド”の“付録B 帳票のページ数について”を参照してください。
出力を終了するページ番号を指定します。
マルチフォーム出力する場合(-grpdelimitオプションを指定した場合)は、全帳票を通してのページ番号を指定します。
帳票の総ページ数より大きな値を指定した場合、帳票の最終ページまで出力されます。
開始ページ番号(-rオプション)以上の値を指定してください。
省略すると、最終ページまで出力します。
ポイント
このオプションを指定した場合、以下に表示される帳票の総ページ数は指定した範囲のページ数となります。
List Managerの帳票一覧画面
List Managerの詳細表示画面
List Managerの帳票ブラウザの帳票詳細表示画面
帳票の削除/一覧表示/複写/移動コマンド(lmoprformコマンド)の一覧表示結果
帳票管理Javaインタフェースでの取得結果
帳票のページ数については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 運用ガイド”の“付録B 帳票のページ数について”を参照してください。
SET演算子の置換文字列を指定します。
List Creatorデザイナのデータ定義画面の[データ定義(レポート頭書き)]タブ、[データ定義]タブのデータ項目のオペランドでSET演算子に変数「%」を指定した場合に、「%」の置換文字列を指定します。[データ定義(レポート頭書き)]タブのデータ項目用の置換文字列に続けて[データ定義]タブのデータ項目用の置換文字列を指定します。
置換文字列の指定形式については、以下を参照してください。
⇒List Creatorに添付のオンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”
SET演算子に変数「%」を指定した場合は、このオプションで置換文字列を必ず指定してください。
ポイント
マルチフォーム出力/組合せフォーム出力する場合(-grpdelimitオプションを指定した場合)は、使用するすべての帳票に対して-sオプションで指定した同じ置換文字列が有効になります。
以下に指定例を示します。
この例では、List Creatorデザイナのデータ定義画面の[データ定義]タブで「会社コード」と「会社名」に「SET(%)」を指定し、帳票の出力時に「会社コード」の「%」を数字定数「123」に、「会社名」の「%」を文字定数「○×商会」に置換しています。
List Creatorデザイナのデータ定義画面の[データ定義]タブでの指定
データ項目名 | オペランド |
---|---|
会社コード 会社名 郵便番号 住所 名前 | SET(%) ←数字定数「123」に置換したい SET(%) ←文字定数「○×商会」に置換したい |
⇒シェルプログラムからコマンドを起動する場合は、以下のように指定します。
「prprint ... -s \"123\;\ "○×商会\"\" ...」
C言語などのプログラムからシェルを使用しない方法でコマンドを起動する場合は、以下のように指定します。
「prprint ... -s "123;"○×商会"" ...」
指定した用紙サイズに合わせて帳票を拡大または縮小して出力したい場合に、出力したい用紙サイズを指定します。
指定された用紙サイズが定義された用紙サイズよりも大きい場合は、指定された用紙サイズに拡大されます。指定された用紙サイズが定義された用紙サイズよりも小さい場合は、指定された用紙サイズに縮小されます。
なお、拡大または縮小を行った場合、横幅と縦幅の比率は保たれます。
A3用紙
A4用紙
A5用紙
A6用紙
B4用紙
B5用紙
はがき
Letter
Legal
用紙サイズに合わせた拡大/縮小指定は、以下の優先順序で有効になります。
プリンタ構成の編集コマンド(lmedtprinfoコマンド)で指定した用紙サイズ
このオプションで指定した用紙サイズ
List Creatorデザイナの帳票様式定義画面のプロパティ画面の[拡大/縮小印刷]タブの拡大/縮小指定
注意
以下の場合、用紙サイズのみ有効になり、拡大/縮小指定は無効になります。
拡大/縮小がサポートされていないプリンタを使用した場合
このオプションは、出力方法が印刷、PDFファイル保存の場合、および電子保存した帳票を印刷する場合のみ有効になります。電子保存した帳票を表示する場合は無効になります。
電子保存は、Interstage List Manager互換のための機能です。
帳票出力時の原点位置を指定します。
インチ単位で指定する場合、XXi,YYiの形式で指定します。
横方向の位置と縦方向の位置のそれぞれの後ろに単位「i」を指定し、「カンマ(,)」で区切って指定します。
印刷開始時の横方向の位置を指定します。
0.00~22.50の範囲で指定します。
印刷開始時の縦方向の位置を指定します。
0.00~22.50の範囲で指定します。
ミリ単位で指定する場合、XXm,YYmの形式で指定します。
横方向の位置と縦方向の位置のそれぞれの後ろに単位「m」を指定し、「カンマ(,)」で区切って指定します。
印刷開始時の横方向の位置を指定します。
0.0~571.5の範囲で指定します。
印刷開始時の縦方向の位置を指定します。
0.0~571.5の範囲で指定します。
原点位置指定は、以下の優先順序で有効になります。
論理デバイスの編集コマンド(lmedtdevコマンド)で指定した原点位置
このオプションで指定した原点位置
List Creatorデザイナの帳票様式定義画面のプロパティ画面の[余白]タブで指定した原点位置
注意
このオプションは、出力方法が印刷、PDFファイル保存の場合、および電子保存した帳票を印刷する場合のみ有効になります。電子保存した帳票を表示する場合は無効になります。
電子保存は、Interstage List Manager互換のための機能です。
以下の場合、コマンド実行時にエラーになります。
横方向の位置と縦方向の位置のいずれかを省略した
横方向の位置と縦方向の位置のいずれかで単位を省略した
以下に指定例を示します。この例では、横方向に1インチ、縦方向に1.5インチの指定をしています。
-atpos 1i,1.5i
入力データ形式が「可変長」、「固定長」、または「CSV形式」で、入力データ中に改行コードのみの行が存在した場合の制御方法を指定します。
改行コードのみの行は改行処理だけを行います。空の1行が出力されます。
改行コードのみの行は読み飛ばします。改行コードがなかったものとして動作します。
省略すると、「skip」が指定されたものとして動作します。
注意
このオプションは、入力データ形式が「可変長」、「固定長」、および「CSV形式」の場合に有効です。「XML形式」の場合はエラーになります。
このオプションは、以下の帳票形式を使用する際のオプションです。
フリーフレーム形式
集計表形式
伝票形式
矩形繰返し形式
タックシール形式
カード形式の場合、このオプションで「do」(改行コードのみの行は改行処理だけを行う指定)を指定しないでください。指定した場合、入力データが出力されない空ページが出力されることになります。
このオプションで「do」(改行コードのみの行は改行処理だけを行う指定)を指定した場合、List Creatorデザイナのデータ定義画面の[データ定義]タブのデータ項目のオペランドに「BREAK」を指定すると、意図しない動作(データのある行と改行コードのみの行でBREAKが発生したことになる)になります。
ポイント
改行コードは、以下のとおりです。
帳票管理サーバがWindowsの場合
0x0D0Aまたは0x0A
帳票管理サーバがSolaris/Linuxの場合
0x0A
入力データ形式が「可変長」、「固定長」、または「CSV形式」の場合、入力データ中の改ページコードの制御方法を指定します。
改ページ処理を行います(次のレコードは次ページより出力します)。
改ページ処理を行わず、改ページコードは読み飛ばします。
改ページコードがなかったものとして動作します。
改ページ処理および改ページコードの読み飛ばしを行いません。改ページコードを意識せずに入力データの読み込みを行うため、改ページコードが含まれると、不当な文字が出力されることがあります。
省略すると、「none」が指定されたものとして動作します。
注意
このオプションは、入力データ形式が「可変長」、「固定長」、および「CSV形式」の場合に有効です。「XML形式」の場合はエラーになります。
このオプションは、以下の帳票形式を使用する際のオプションです。
フリーフレーム形式
集計表形式
伝票形式
矩形繰返し形式
タックシール形式
カード形式の場合、このオプションで「do」(改ページ処理を行う指定)を指定しないでください。指定した場合、入力データが出力されない空ページが出力されることになります。カード形式で改ページコードを含んだ入力データを使用する場合は、このオプションで「skip」を指定してください。
ポイント
改ページコードの前には、改行コードは、あってもなくても構いません。
改ページコードは、以下のとおりです。
帳票管理サーバがWindowsの場合
0x0D0Cまたは0x0C
帳票管理サーバがSolaris/Linuxの場合
0x0C
改行コードは、以下のとおりです。
帳票管理サーバがWindowsの場合
0x0D0Aまたは0x0A
帳票管理サーバがSolaris/Linuxの場合
0x0A
入力データ(項目)が0バイトの場合に、エラーとなるかどうかを指定します。
エラーとします。
エラーとせず出力します。
「yes」を指定した場合、入力データ(項目)が0バイトの場合もエラーになりません。
その場合、0バイトの項目は、以下のように出力されます。
出力されません(空白になります)。
0が出力されます。
出力されません(空白になります)。
選択されません。
選択されません。
出力されません(空白になります)。
出力されません(空白になります)。
出力されません(空白になります)。
出力されません(空白になります)。
省略すると、「no」が指定されたものとして動作します。
注意
以下の場合、このオプションは指定しないでください。
入力データ形式が「XML形式」の場合
ポイント
入力データ(項目)が0バイトでない場合の動作は、以下のとおりです。
「no」を指定した場合
数字項目以外は、このオプションで「yes」を指定した場合と同じ出力動作となります。数字項目は、空白となります。
「yes」を指定した場合
このオプションの出力と同じ出力動作になります。
マルチフォーム出力/組合せフォーム出力時、入力データ(項目)が0バイトの状態とは、以下の条件をすべて満たす状態を指します。
帳票名およびマルチフォーム/組合せフォーム用帳票名データ区切り文字が記述されている
レコードには帳票名に続くデータが存在しない
同一の帳票名に対してレコードが連続していない
レコードが連続している場合は、入力データにレコードが存在すると判断するため、このオプションの動作指定は1レコード目にのみ有効になりますが、以降のレコードは通常の帳票出力時の印刷動作になります。
入力データを「項目名ラベル付きデータ」として扱うかどうかを指定します。
入力データを項目名ラベル付きデータとして扱いません。
入力データを項目名ラベル付きデータとして扱います。
省略すると、「no」が指定されたものとして動作します。
注意
以下の場合、このオプションに「yes」を指定しないでください。
入力データ形式が「固定長」または「XML形式」の場合
ポイント
項目名ラベル付きデータの詳細については、List Creatorデザイナに添付のオンラインマニュアル“帳票設計編”を参照してください。
帳票出力時に使用する置換フォント情報ファイル名を以下の範囲で指定します。
帳票管理サーバがWindowsの場合
250バイト以内のフルパスで指定します。
帳票管理サーバがSolaris/Linuxの場合
1023バイト以内のフルパスで指定します。
置換フォント情報ファイルとは、帳票定義情報に定義されているフォントを帳票出力時に別のフォントに置き換えて出力する場合に、その置き換え情報を指定するファイルです。
置換フォント情報ファイルの詳細については、以下を参照してください。
⇒“7.1.1 置換フォント情報ファイル”
省略すると、置換フォント情報ファイルは設定されません。
注意
このオプションで指定する置換フォント情報ファイル中のデータは、必ず以下の文字コード系で記述してください。
帳票管理サーバがWindowsの場合
Shift-JISの文字コード系で記述してください。
帳票管理サーバがSolarisの場合
環境変数LANGおよび環境変数OA_EUCTYPEで指定した文字コード系で記述してください。
帳票管理サーバがLinuxの場合
環境変数LANGで指定した文字コード系で記述してください。
以下の場合、このオプションではファイル名のみ指定してください。
List Creatorコネクタ連携時に置換フォント情報ファイルをアプリケーションサーバから転送した場合 (prputexコマンドの-lcfileオプションに置換フォント情報ファイルを指定した場合)
ポイント
置換フォント情報ファイル名に指定できる文字については、以下を参照してください。
⇒“8.1 List Manager帳票出力インタフェースで指定できる文字”
帳票出力時に使用するバーコード補正情報ファイル名を以下の範囲で指定します。
帳票管理サーバがWindowsの場合
250バイト以内のフルパスで指定します。
帳票管理サーバがSolaris/Linuxの場合
1023バイト以内のフルパスで指定します。
バーコード補正情報ファイルとは、帳票にバーコードを出力する場合に、出力先の環境に合わせてバーコードの出力結果を補正する情報を指定するファイルです。
バーコード補正情報ファイルについては、以下を参照してください。
省略すると、帳票管理サーバの環境設定ファイルのLmBarcodeAdjustキーの指定にしたがいます。
注意
このオプションで指定するバーコード補正情報ファイル中のデータは、必ず以下の文字コード系で記述してください。
帳票管理サーバがWindowsの場合
Shift-JISの文字コード系で記述してください。
帳票管理サーバがSolarisの場合
環境変数LANGおよび環境変数OA_EUCTYPEで指定した文字コード系で記述してください。
帳票管理サーバがLinuxの場合
環境変数LANGで指定した文字コード系で記述してください。
以下の場合、このオプションではファイル名のみ指定してください。
List Creatorコネクタ連携時にバーコード補正情報ファイルをアプリケーションサーバから転送した場合(prputexコマンドの-lcfileオプションにバーコード補正情報ファイルを指定した場合)
ポイント
バーコード補正情報ファイル名に指定できる文字については、以下を参照してください。
⇒“8.1 List Manager帳票出力インタフェースで指定できる文字”
●印刷情報に関するオプション
用紙種別が「単票」で、マルチフォーム出力し(-grpdelimitオプションを指定し)、帳票を切り替えたときに給紙方法/給紙口名も切り替える(各帳票で指定した給紙方法/給紙口名を有効にする)場合は、必ず「!REPORT」を指定します。
省略すると、以下の優先順序で有効になります。
プリンタ構成の編集コマンド(lmedtprinfoコマンド)で指定した給紙口名
List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブで指定した給紙方法/給紙口名
注意
指定した給紙方法で給紙されない場合は、給紙口名をList Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブで指定し、このオプションを指定してください。
プリンタの段組み印刷機能を使用する場合、このオプションを指定しないでください。指定した場合、正しく動作しません。
List Creatorデザイナの帳票様式定義画面のプロパティ画面の[拡大/縮小印刷]タブで、段組み印刷が指定されている場合は、両面印刷の指定は切り替えられません。指定を行っても、1番目に出力する帳票に定義されている両面印刷の指定にしたがって印刷されます。
プリンタによっては、帳票ごとに給紙方法/給紙口名を切り替えられないものもあります。必ず、実際に使用するプリンタで動作確認してください。
以下に指定例を示します。この例では、用紙種別が「単票」で、マルチフォーム出力し、帳票を切り替えたときに給紙方法/給紙口名も切り替える(各帳票で指定した給紙方法/給紙口名を有効にする)指定をしています。
-itemprintbin !REPORT
帳票の印刷部数を1~999の範囲で指定します。
ページ単位で指定した部数が印刷されます。
部単位で印刷する場合は、先頭に「!」を指定します。
「!」の指定は、以下の場合に有効です。
List Works Print Agentで印刷する場合
List Works Workstationで、出力装置にPrint Managerで定義したプリンタを指定した場合
省略すると、List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブで指定した印刷部数と部単位印刷の指定が有効になります。
注意
帳票をページ単位で印刷する場合と部単位で印刷する場合では、出力結果が異なります。
例として、2ページの帳票を3部印刷するときの、このオプションの指定方法と出力結果について、以下の場合ごとに示します。
部単位で印刷しない場合(ページ単位で印刷する場合)
指定方法:-c 3 出力結果:(1)(1)(1)(2)(2)(2) (1):帳票の1ページ目 (2):帳票の2ページ目
部単位で印刷する場合
指定方法:-c !3 出力結果:(1)(2)(1)(2)(1)(2) (1):帳票の1ページ目 (2):帳票の2ページ目
プリンタドライバのプロパティで印刷部数が指定できないプリンタに出力する場合、以下のように動作します。
部単位で印刷しないとき(ページ単位で印刷するとき)、印刷部数の指定は無効になります(1部だけ印刷されます)。
部単位で印刷したとき、印刷部数の指定は有効になります。
List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面で指定された部数は、以下では表示されません。
List Managerの詳細表示画面
帳票の削除/ 一覧表示/ 複写/ 移動コマンド(lmoprform コマンド)の一覧表示結果
帳票管理Javaインタフェースでの取得結果
List Works Workstationで、印刷プリンタ名にPrint Managerで定義したプリンタ以外を指定した場合は、このオプションで部単位印刷の指定をしないでください。指定した場合、印刷部数の指定は無効になります(1部だけ印刷されます)。
このオプションで印刷部数を指定した場合、帳票のページ数について注意が必要です。詳細については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 運用ガイド”の“付録B 帳票のページ数について”を参照してください。
以下について指定します。
両面印刷するかどうか、またはプリンタ装置(プリンタドライバ)の印刷面の設定にしたがうか
マルチフォーム出力する場合に、帳票を切り替えたときに同じ用紙に続けて印刷するか、新しい用紙に印刷するか
片面印刷します。
マルチフォーム出力する場合は、帳票を切り替えたときに同じ用紙に続けて印刷します。
両面印刷します。
マルチフォーム出力する場合は、帳票を切り替えたときに同じ用紙に続けて印刷します。
プリンタ装置(プリンタドライバ)の印刷面の設定にしたがって印刷します。
マルチフォーム出力する場合は、帳票を切り替えたときに同じ用紙に続けて印刷します。
片面印刷します。
マルチフォーム出力する場合は、帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷します。
両面印刷します。
マルチフォーム出力する場合は、帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷します。
プリンタ装置(プリンタドライバ)の印刷面の設定にしたがって印刷します。
マルチフォーム出力する場合は、帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷します。
印刷面指定は、以下の優先順序で有効になります。
-itemprintsideオプションの指定にしたがった両面印刷と、マルチフォーム出力時に帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷する指定(各帳票に有効)
このオプションで指定した印刷面指定(すべての帳票に有効)
List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブで指定した両面印刷と、マルチフォーム出力時の動作の帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷する指定
(-gcmformオプションで最初に指定した帳票の設定がすべての帳票に有効)
注意
使用する印刷プリンタに両面印刷機能がない、または両面印刷機能が無効になっている場合、両面印刷の指定は無効になります(片面で印刷されたり、白紙が出力されたりする場合があります)。
以下の場合、このオプションに「SINGLE」、「BOTH」または「PRT」を指定しないでください。指定した場合、正しく動作しません。
プリンタの段組み印刷機能を使用する場合
プリンタの白紙の出力を抑止する機能を使用する場合
このオプションで印刷面を指定した場合、帳票のページ数について注意が必要です。
詳細については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 運用ガイド”の“付録B 帳票のページ数について”を参照してください。
ポイント
List Creatorデザイナのデータ定義画面の[データ定義(レポート頭書き)]タブ、[データ定義]タブのデータ項目にPAGE、TPAGE、PAGE-ALL、TPAGE-ALL、BPAGE、またはBTPAGEのいずれかを指定した項目が存在する帳票で、このオプションに「SINGLE」、「BOTH」または「PRT」を指定した場合、印刷せずにページ送りされた分はカウントされません。
マルチフォーム出力する場合(-grpdelimitオプションを指定した場合)で、各帳票で指定した印刷面指定を有効にする(帳票を切り替えたときに印刷面も切り替える)場合は、必ず「!REPORT」を指定します。
省略すると、以下の優先順序で有効になります。
-atprintsideオプションで指定した印刷面指定(すべての帳票に有効)
List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブで指定した両面印刷する/しないの指定と、マルチフォーム出力時の動作の帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷する/しないの指定(-gcmformオプションで最初に指定した帳票の設定がすべての帳票に有効)
注意
使用する印刷プリンタに両面印刷機能がない、または両面印刷機能が無効になっている場合、両面印刷の指定は無効になります(片面で印刷されたり、白紙が出力されたりする場合があります)。
List Creatorデザイナの帳票様式定義画面のプロパティ画面の[拡大/縮小印刷]タブで、段組み印刷が指定されている場合は、両面印刷の指定は切り替えられません。指定を行っても、1番目に出力する帳票に定義されている両面印刷の指定にしたがって印刷されます。
プリンタの段組み印刷機能を使用する場合、このオプションを指定しないでください。指定した場合、正しく動作しません。
プリンタによっては、帳票ごとに印刷面を切り替えられないものもあります。必ず、実際に使用するプリンタで動作確認してください。
このオプションで印刷面切り替えを指定した場合、帳票のページ数について注意が必要です。詳細については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 運用ガイド”の“付録B 帳票のページ数について”を参照してください。
以下に指定例を示します。この例では、マルチフォーム出力する場合で、各帳票で指定した印刷面指定を有効にする(帳票を切り替えたときに印刷面も切り替える)指定をしています。
-itemprintside !REPORT
●電子保存情報に関するオプション
注意
電子保存情報に関するオプション、およびList Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面で指定された電子保存情報は、以下では表示されません。
List Managerの帳票一覧画面
List Managerの詳細表示画面
List Managerの帳票ブラウザの帳票詳細表示画面
帳票の削除/一覧表示/複写/移動コマンド(lmoprformコマンド)の一覧表示結果
帳票管理Javaインタフェースでの取得結果
ポイント
電子保存情報に関するオプションは、Interstage List Manager互換のための機能で使用するオプションです。
帳票の作成者を64バイト以内で指定します。
省略すると、以下の優先順序で有効になります。
List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブで指定した作成者
設定されない
帳票の作成日をYYYYMMDDの形式で指定します。
年を西暦で指定します。
01~12(月)の範囲で指定します。
01~31(日)の範囲で指定します。
作成日と作成時間の指定の関係については、以下を参照してください。
⇒“B.1 電子保存時の作成日時”
帳票の作成時間をHHmmの形式で指定します。
00~23(時)の範囲で指定します。
00~59(分)の範囲で指定します。
作成日と作成時間の指定の関係については、以下を参照してください。
⇒“B.1 電子保存時の作成日時”
帳票を電子保存するリスト管理サーバ上の保管フォルダのディレクトリ名を185バイト以内のフルパスで指定します。List Worksの「保管フォルダ名」ではなく、システムにおけるディレクトリ名で指定します。
以下の半角文字は指定しないでください。
「/」、「,」、「;」、「*」、「?」、「"」、「<」、「>」、「|」
「,」、「;」、「*」、「?」、「"」、「<」、「>」、「|」
省略すると、論理デバイスの編集コマンド(lmedtdev コマンド)で指定した保管フォルダパス名が有効になります。
注意
保管フォルダパス名の末尾には、以下の文字を指定しないでください。
「円マーク(\)」
「スラッシュ(/)」
以下のいずれかに保管フォルダが指定されていた場合、指定した場所に帳票が電子保存されるため、List Worksで指定した振り分け条件が無効になります。
-lwkeepdirオプション
論理デバイスの編集コマンド(lmedtdevコマンド)
List Worksの振り分け条件を有効にしたい場合は、上記の保管フォルダの指定をすべて省略する必要があります。
帳票の備考1~4を64バイト以内で指定します。
省略すると、以下の優先順序で有効になります。
List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの電子保存の詳細設定画面で指定した備考1~4
設定されない
帳票をリスト管理サーバに登録した日からの有効期限日数を指定します。
リスト管理サーバの保管フォルダの設定にしたがいます。
有効期限日数を指定します。
省略すると、List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの電子保存の詳細設定画面で指定した有効期限日数が有効になります。
帳票をリスト管理サーバに登録した日から有効期限を過ぎた場合に、リストクリーナの削除対象とするかどうかを指定します。
削除対象とします。
削除対象としません。
省略すると、List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの電子保存の詳細設定画面で指定した有効期限の「有効期限を過ぎたら自動削除する」の指定が有効になります。
注意
このオプションを指定する場合は、以下のいずれかで有効期限日数を指定しておく必要があります。
List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの電子保存の詳細設定画面の有効期限の日数
-lwtermオプション
電子保存時に抜き出し検索を有効にするかどうかを指定します。
リスト管理サーバの保管フォルダの設定にしたがいます。
抜き出し検索を有効にしません。
抜き出し検索を有効にします。
省略すると、List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの電子保存の詳細設定画面で指定した抜き出し検索の指定が有効になります。
注意
抜き出し検索を有効にする場合は、あらかじめリスト管理サーバに登録されている帳票で抜き出し検索範囲を指定しておく必要があります。
帳票がリスト管理サーバに登録されたことをメールで通知するかどうかを指定します。
リスト管理サーバの設定にしたがいます。
リスト管理サーバに帳票が登録されたことをメールで送信しません。
リスト管理サーバに帳票が登録されたことをメールで送信します。送信時には、帳票エントリファイルを添付して送信します。
リスト管理サーバに帳票が登録されたことをメールで送信します。送信時には、帳票ファイルを添付して送信します。
省略すると、List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの電子保存の詳細設定画面で指定したメール送信の指定が有効になります。
ポイント
電子保存時に帳票がリスト管理サーバに登録されたことを通知するメールの宛先を指定します。宛先は、リスト管理サーバで設定されているメール環境にしたがって指定してください。
省略すると、以下の優先順序で有効になります。
List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの電子保存の詳細設定画面で指定した宛先
リスト管理サーバで設定されている宛先
注意
このオプションを指定する場合は、以下のいずれかでメール送信する指定にしておく必要があります。
List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの電子保存の詳細設定画面のメール送信
-lwmailオプション(「entry」または「file」を指定)
電子保存後の印刷で、用紙種別が「単票」の場合に、印刷プリンタの給紙方法を指定します。
カットシートフィーダ
ホッパ1
ホッパ2
ホッパ3
ホッパ4
手差し
指定なし(プリンタドライバのプロパティの設定にしたがいます)
自動
給紙方法は、以下の優先順序で有効になります。
-lwprintbinnameオプションで指定した給紙口名
このオプションで指定した給紙方法
List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの電子保存後の印刷設定画面で指定した給紙方法/給紙口名
注意
指定した方法で給紙されない場合は、給紙口名を-lwprintbinnameオプションで指定してください。
このオプションで給紙方法を切り替えた場合、List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの電子保存後の印刷設定画面で指定した給紙口名は無効になります。必要に応じて、給紙口名を-lwprintbinnameオプションで指定してください。
給紙方法に「NO」(指定なし)または「AT」(自動)を指定した場合、給紙口名を-lwprintbinnameオプションで指定しても無効になります。給紙口名を指定する場合は、「NO」(指定なし)または「AT」(自動)以外を指定してください。
給紙方法を指定せずに給紙口名を-lwprintbinnameオプションで指定した場合、給紙口名の指定は無効になります。
給紙方法に「AT」(自動)を指定しても自動給紙が正しく動作しない場合は、プリンタドライバのプロパティで自動給紙を指定し、給紙方法に「NO」(指定なし)を指定してください。
電子保存後の印刷で、以下の場合に、印刷プリンタの給紙口名を32 バイト以内で指定します。指定できる給紙口名は、プリンタドライバのプロパティで確認してください。
用紙種別が「単票」で、給紙方法で指定した給紙口に切り替わらない場合
用紙種別が「連帳」で、給紙口が正常に切り替わらない場合
省略すると、以下の優先順序で有効になります。
-lwprintbinオプションで指定した給紙方法
List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの電子保存後の印刷設定画面で指定した給紙方法/給紙口名
注意
給紙口名は、プリンタドライバによって異なります。プリンタドライバのプロパティで確認し、文字および空白の全角・半角の違い、空白の有無などに注意して、正確に指定してください。
給紙方法を-lwprintbinオプションで指定せずに給紙口名を指定した場合、給紙口名の指定は無効になります。
電子保存後の印刷で、帳票の印刷部数を1 ~9999の範囲で指定します。
ページ単位で印刷する場合は、先頭に「p」を指定します。
部単位で印刷する場合は、先頭に「!」を指定します。
ページ単位で印刷するかを装置の設定にしたがう場合は、部数のみ指定します。
省略すると、List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの電子保存後の印刷設定画面で指定した印刷部数が有効になります。
注意
プリンタドライバのプロパティで印刷部数が指定できないプリンタに出力する場合、以下のように動作します。
部単位で印刷しない場合(ページ単位で印刷する場合)で、装置の設定が「ページ単位」のとき、印刷部数の指定は無効になります(1部だけ印刷されます)。
部単位で印刷した場合、印刷部数の指定は有効になります。
以下に指定例を示します。
例1:部単位で印刷するか、ページ単位で印刷するかを装置の設定にしたがって3部印刷する場合
-lwcopy 3
例2:部単位で3部印刷する場合
-lwcopy !3
例3:ページ単位で3部印刷する場合
-lwcopy p3
電子保存後の印刷で、以下について指定します。
両面印刷するかどうか
マルチフォーム出力する場合(-grpdelimit オプションを指定した場合)に、帳票を切り替えたときに同じ用紙に続けて印刷するか、新しい用紙に印刷するか
片面印刷します。
マルチフォーム出力する場合は、帳票を切り替えたときに同じ用紙に続けて印刷します。
両面印刷します。
マルチフォーム出力する場合は、帳票を切り替えたときに同じ用紙に続けて印刷します。
両面印刷します。
マルチフォーム出力する場合は、帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷します。
印刷面指定は、以下の優先順序で有効になります。
-lwitemprintsideオプションの指定にしたがった両面印刷する/しないの指定と、マルチフォーム出力時に帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷する/しないの指定(各帳票に有効)
このオプションで指定した印刷面指定(すべての帳票に有効)
List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの電子保存後の印刷設定画面で指定した両面印刷する/しないの指定と、マルチフォーム出力時の動作の帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷する/しないの指定
(-gcmformオプションで最初に指定した帳票の設定がすべての帳票に有効)
注意
使用する印刷プリンタに両面印刷機能がない、または両面印刷機能が無効になっている場合、両面印刷の指定は無効になります(片面で印刷されたり、白紙が出力されたりする場合があります)。
List Creatorデザイナの帳票様式定義画面のプロパティ画面の[拡大/縮小印刷]タブで、段組み印刷が指定されている場合は、両面印刷の指定は切り替えられません。指定を行っても、1番目に出力する帳票に定義されている両面印刷の指定にしたがって印刷されます。
以下の場合、このオプションに「BOTH」を指定しないでください。指定した場合、正しく動作しません。
プリンタの段組み印刷機能を使用する場合
プリンタの白紙の出力を抑止する機能を使用する場合
List Creatorデザイナの帳票様式定義画面のプロパティ画面の[拡大/縮小印刷]タブで、段組み印刷が指定されている場合は、両面印刷の指定は切り替えられません。指定を行っても、1番目に出力する帳票に定義されている両面印刷の指定にしたがって印刷されます。
ポイント
List Creatorデザイナのデータ定義画面の[データ定義(レポート頭書き)]タブ、[データ定義]タブのデータ項目にPAGE、TPAGE、PAGE-ALL、TPAGE-ALL、BPAGE、またはBTPAGEのいずれかを指定した項目が存在する帳票で、このオプションに「BOTH」を指定した場合、印刷せずにページ送りされた分はカウントされません。
電子保存後の印刷で、マルチフォーム出力し(-grpdelimit オプションを指定し)、各帳票で指定した帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷する指定を有効にする(帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷する指定も切り替える)場合は、必ず「!REPORT」を指定します。
省略すると、以下の優先順序で有効になります。
-lwprintsideオプションで指定した印刷面指定
List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの電子保存後の印刷設定画面で指定した両面印刷と、マルチフォーム出力時の動作の帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷する/しないの指定
注意
使用する印刷プリンタに両面印刷機能がない、または両面印刷機能が無効になっている場合、両面印刷の指定は無効になります(片面で印刷されたり、白紙が出力されたりする場合があります)。
List Creatorデザイナの帳票様式定義画面のプロパティ画面の[拡大/縮小印刷]タブで、段組み印刷が指定されている場合は、両面印刷の指定は切り替えられません。指定を行っても、1番目に出力する帳票に定義されている両面印刷の指定にしたがって印刷されます。
帳票が切り替わったときに、両面印刷の指定を切り替えることはできません。
先頭の帳票で指定した両面印刷の指定が有効になります。
プリンタの段組み印刷機能を使用する場合、このオプションを指定しないでください。指定した場合、正しく動作しません。
帳票出力時に指定する電子帳票情報ファイル名をフルパスで指定します。
電子帳票情報ファイルとは、電子保存情報(電子保存時の動作、および属性情報など)をまとめて指定できるファイルです。電子帳票情報ファイルで指定されている情報にしたがって、帳票が電子保存されます。
電子帳票情報ファイルの詳細(記述形式、および指定できるキーワードと値など)は、List Worksに添付のオンラインマニュアルを参照してください。
省略すると、電子帳票情報ファイルは設定されません。
注意
電子帳票情報ファイルには、List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブ、またはprprintコマンドの他のコマンドオプションでサポートされている電子保存情報は指定しないでください。
このオプションで指定する電子帳票情報ファイル中のデータは、必ず以下の文字コード系で記述してください。
帳票管理サーバがWindowsの場合
Shift-JISの文字コード系で記述してください。
帳票管理サーバがSolarisの場合
環境変数LANGおよび環境変数OA_EUCTYPEで指定した文字コード系で記述してください。
帳票管理サーバがLinuxの場合
環境変数LANGで指定した文字コード系で記述してください。
以下の場合、このオプションではファイル名のみ指定してください。
List Creatorコネクタ連携時に電子帳票情報ファイルをアプリケーションサーバから転送した場合(prputexコマンドの-lcfileオプションに電子帳票情報ファイルを指定した場合)
ポイント
電子帳票情報ファイル名に指定できる文字については、以下を参照してください。
⇒“8.1 List Manager帳票出力インタフェースで指定できる文字”
●PDFファイル保存情報に関するオプション
ポイント
PDFファイル保存情報に関するオプションは、以下の場合のみ有効です。
List Works Print AgentでPDFファイル保存する場合
Web手元印刷型(PDFファイル形式)の場合
出力する帳票(PDFファイル)のファイル名を以下の範囲で指定します。
帳票配信型の場合
250バイト以内のフルパスまたはファイル名のみで指定します。
Web手元印刷型の場合
帳票管理サーバがWindowsの場合
250バイト以内のフルパスまたはファイル名のみで指定します。
帳票管理サーバがSolaris/Linuxの場合
512バイト以内のフルパスまたはファイル名のみで指定します。
PDFファイルは、以下の優先順序で保存されます。
このオプションで指定したPDFファイル名(フルパス)で保存
論理デバイスの編集コマンド(lmedtdevコマンド)で指定した「出力フォルダ」に、このオプションで指定したPDFファイル名(ファイル名のみ)で保存
帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)で指定した「出力ファイル名」(フルパス)で保存
論理デバイスの編集コマンド(lmedtdevコマンド)で指定した「出力フォルダ」に、帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)で指定した「出力ファイル名」(ファイル名のみ)で保存
論理デバイスの編集コマンド(lmedtdevコマンド)で指定した「出力フォルダ」に「(配信通番).pdf」で保存
PDFファイル名は、上記のいずれかで必ず指定してください。
注意
フォルダ名のみの指定はできません。
同一名ファイルがすでに存在する場合は、アクセス権があれば新しいファイルに置き換えられます。アクセス権がない場合は、PDFファイル保存に失敗します。
同一名ファイルがすでに存在する場合にPDFファイル保存に失敗したときは、元のPDFファイルも削除されることがあります。
-gowffileオプションと同時に指定しないでください。
-gowffileオプションが指定されている場合は、-gowffileオプションで指定した値が有効になります。
ポイント
指定されたフォルダが存在しない場合、フォルダが自動作成されます。フォルダには、親フォルダと同じアクセス権が設定されます。アクセス権がない場合は、エラーになります。
PDFファイルのアクセス権は、以下のように設定されます。
帳票配信型の場合
Administratorsグループにはフルコントロールが付与されます。Usersグループは上位フォルダの権限にしたがいます。
Web手元印刷型、List Creatorコネクタ連携時の場合
帳票管理サーバがWindowsの場合:
Administratorsグループにはフルコントロールが付与されます。Usersグループは上位フォルダの権限にしたがいます。
帳票管理サーバがSolaris/Linuxの場合:
owner:rootおよびアクセス権は666となります。
List Creatorコネクタ連携時に、アプリケーションサーバにPDFファイルを配置する場合は、prputexコマンドの-lckeeppdfオプションで、生成するPDFファイルのパスを指定します。
PDFファイル名に指定できる文字については、以下を参照してください。
⇒“8.1 List Manager帳票出力インタフェースで指定できる文字”
PDFファイルのサブタイトルを254バイト以内で指定します。
省略すると、以下の優先順序で有効になります。
List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面で指定した概要の「サブタイトル」の指定
設定されない。
注意
サブタイトルは、日本語(JIS非漢字/第一水準漢字/第二水準漢字)または英数字で指定してください。その他の文字を指定した場合、PDFファイルの文書情報(一般)で正しく表示されないことがあります。
PDFファイルの作成者を254バイト以内で指定します。
省略すると、以下の優先順序で有効になります。
List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面で指定した概要の「作成者」の指定
設定されない
注意
作成者は、日本語(JIS非漢字/第一水準漢字/第二水準漢字)または英数字で指定してください。その他の文字を指定した場合、PDFファイルの文書情報(一般)で正しく表示されないことがあります。
PDFファイルの印刷を許可するかどうかを指定します。
印刷を許可します。
印刷を許可しません。
省略すると、List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面で指定したセキュリティの「印刷の許可」の指定が有効になります。
注意
このオプションを指定する場合は、-gpdfsecupwdオプションにパスワードを必ず指定してください。
パスワードを指定しない場合、PDFファイルのセキュリティの指定が有効にならないことがあります。
PDFファイルの変更を許可するかどうかを指定します。
変更を許可します。
変更を許可しません。
省略すると、List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面で指定したセキュリティの「文書変更の許可」の指定が有効になります。
注意
PDFファイルの変更を許可する指定をしても、PDFファイルの文書情報(セキュリティ)では「許可しない」となる場合があります。
このオプションを指定する場合は、-gpdfsecupwdオプションにパスワードを必ず指定してください。
パスワードを指定しない場合、PDFファイルのセキュリティの指定が有効にならないことがあります。
PDFファイルのテキストとグラフィックスの選択を許可するかどうかを指定します。
テキストとグラフィックスの選択を許可します。
テキストとグラフィックスの選択を許可しません。
省略すると、List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面で指定したセキュリティの「テキストとグラフィックスの選択の許可」の指定が有効になります。
注意
このオプションを指定する場合は、-gpdfsecupwdオプションにパスワードを必ず指定してください。
パスワードを指定しない場合、PDFファイルのセキュリティの指定が有効にならないことがあります。
PDFファイルの注釈とフォームフィールドの追加と変更を許可するかどうかを指定します。
注釈とフォームフィールドの追加と変更を許可します。
注釈とフォームフィールドの追加と変更を許可しません。
省略すると、List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面で指定したセキュリティの「注釈とフォームフィールドの追加と変更の許可」の指定が有効になります。
注意
PDFファイルの注釈とフォームフィールドの追加と変更を許可する指定をしても、PDFファイルの文書情報(セキュリティ)では「許可しない」となる場合があります。
このオプションを指定する場合は、-gpdfsecupwdオプションにパスワードを必ず指定してください。
パスワードを指定しない場合、PDFファイルのセキュリティの指定が有効にならないことがあります。
PDFファイルを開くときのパスワードを32バイト以内で指定します。
半角文字「"」は指定しないでください。
省略すると、パスワードは設定されません。
注意
パスワードは、半角の英数字または記号(ASCIIコードの文字範囲)で指定してください。その他の文字を指定した場合、PDFファイルを表示できない場合があります。
このオプションと-gpdfsecupwdオプションに同じパスワードを指定しないでください。同じパスワードを指定すると、セキュリティオプションの設定が変更される場合があります。
PDFファイルのセキュリティオプションを変更するときのパスワードを32バイト以内で指定します。
半角文字「"」は指定しないでください。
省略すると、パスワードは設定されません。
注意
パスワードは、半角の英数字または記号(ASCIIコードの文字範囲)で指定してください。その他の文字を指定した場合、PDFファイルを表示できない場合があります。
このオプションと-gpdfpwdオプションに同じパスワードを指定しないでください。同じパスワードを指定すると、セキュリティオプションの設定が変更される場合があります。
PDFファイルの閲覧期限(閲覧開始日時または閲覧終了日時)、または閲覧期間のいずれかを指定します。
閲覧開始日時を「YYYYMMDDhhmmss」の形式で指定します。
指定した日時以前は、PDFファイルの閲覧が制限されます。
閲覧終了日時を「YYYYMMDDhhmmss」の形式で指定します。
指定した日時以降は、PDFファイルの閲覧が制限されます。
閲覧期間を日単位(「1」以上の値)で指定します。
PDFファイルの作成日時から指定した期間(日数)を過ぎると閲覧が制限されます。
閲覧期限「YYYYMMDDhhmmss」を指定する場合は、以下のように指定します。
年を西暦で指定します。
01 ~ 12(月)の範囲で指定します。
01 ~ 31(日)の範囲で指定します。
00 ~ 23(時)の範囲で指定します。
00 ~ 59(分)の範囲で指定します。
00 ~ 59(秒)の範囲で指定します。
閲覧期限および閲覧期間を指定する場合、以下の順にそれぞれの値を「カンマ(,)」で区切って指定します。
閲覧開始日時
閲覧終了日時
閲覧期間
閲覧期限と閲覧期間を同時に指定した場合には、閲覧期限が有効となります。
このオプションを指定したにもかかわらず、閲覧期限と閲覧期間の指定を両方とも省略した場合は、List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面で指定した閲覧制限の「期間による閲覧制限を行う」の指定は無効となり、閲覧制限は行われません。
省略すると、List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面で指定した閲覧制限の「期間による閲覧制限を行う」の指定が有効になります。
注意
List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面で指定されている値と、このオプションで指定されている値が異なる場合、このオプションで指定されている値が有効となります。
このオプションの指定は、PDFファイルのプレビュー時にも有効となり、以下のように動作します。
閲覧期限を指定した場合
指定した閲覧可能日時の範囲外の日時でPDFファイルをプレビューしても、PDFファイルは閲覧できません。
閲覧期間を指定した場合
指定した閲覧期間は、PDFファイルをプレビューした日時からの期間となります。
以下の場合はエラーとなります。
List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面で指定した閲覧制限の「期間による閲覧制限を行う」が指定されていない場合
指定可能な値以外を指定した場合
Javaスクリプトが実行不能な場合など、このオプションを指定しても、PDFのビューアアプリケーションによっては無効となる場合があります。
以下に指定例を示します。
閲覧期限を指定する場合
閲覧開始日時に「2012年3月1日0時0分0秒」、閲覧終了日時に「2012年12月31日0時0分0秒」を指定する場合、以下のように指定します。
-gpdflimit 20120301000000,20121231000000,
閲覧期間を指定する場合
閲覧期間に100日を指定する場合、以下のように指定します。
-gpdflimit ,,100
PDFファイルに文字を埋め込むかどうかを指定します。
すべての文字をPDFファイルに埋め込みます。
すべての文字をPDFファイルに埋め込みません。
省略すると、List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面で指定した文書管理の「文字の埋め込み」の指定が有効になります。
注意
利用者定義文字やJEF拡張文字を使用する場合は、文字をPDFファイルに埋め込んでください。PDFファイルに埋め込まない場合、PDFファイルを表示するシステムの環境によっては、見え方が異なる、または正しく表示されないことがあります。
ポイント
このオプションでは、埋め込んだ文字の検索を可能にします。
PDFファイルに埋め込んだ文字を検索しない場合は、-gpdfreferenceオプションで「N」を指定してください。
PDFファイルに埋め込んだ文字を検索できるようにするかどうかを指定します。
検索できるようにします。
検索できるようにしません。
省略すると、「Y」が指定されたものとして動作します。
注意
このオプションを指定する場合は、以下のいずれかでPDFファイルに文字を埋め込む指定にしておく必要があります。
List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面で指定した文書管理の「文字の埋め込み」の指定
-gpdfembedオプション(「ALL」を指定)
PDFファイルに埋め込んだ文字を検索できるようにする場合、PDFファイルサイズが大きくなります。
ポイント
PDFファイルにフォントを埋め込んだ場合、PDFファイルを参照するシステムにフォントがインストールされていなくても参照できます。ただし、埋め込んだ文字列を検索するには、このオプションで「Y」を指定する必要があります。
-gpdfembedオプションに「NONE」を指定した場合、このオプションでの指定は無効になり、「N」が指定されたものとして動作します。
PDFファイルのJPEG圧縮時の品質を指定します。
高画質、低圧縮率でJPEG圧縮します。
「HIGH」と「LOW」の中間の画質/圧縮率でJPEG圧縮します。
低画質、高圧縮率でJPEG圧縮します。
JPEG圧縮されません。画質劣化のないflate圧縮が施されます。
省略すると、List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面で指定した文書管理の「JPEG圧縮時の品質」の指定が有効になります。
PDFファイルに添付する任意のファイル名をフルパスで指定します。
ファイルは最大で99個まで指定できます。複数指定する場合は、「セミコロン(;)」で区切って指定します。同一ファイルを複数指定すると、エラーとならずに指定したとおり重複して添付されます。指定されたファイルが存在しない場合は、エラーになります。
省略すると、PDFファイルにファイルは添付されません。
注意
PDFファイルに添付するファイルは、Acrobat 5.0以降でのみ抽出することができます。
PDFファイルに添付するファイルは、PDFファイル保存時にセキュリティオプションを指定した場合には抽出することができません。詳細については、
オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 運用ガイド”の“A.4 PDF変換機能使用時の注意事項”を参照してください。
以下の場合、このオプションではファイル名のみ指定してください。
List Creatorコネクタ連携時にPDFファイルに添付するファイルをアプリケーションサーバから転送した場合(prputexコマンドの-lcbinfileオプションを指定した場合)
PDFファイルの自動印刷、および印刷実行のタイミングを指定します。
自動印刷しません。
PDFファイルを開くと、自動的に印刷ダイアログボックスを表示します。
PDFファイルを開くと、システムで設定されているデフォルトプリンタへ自動的に印刷されます。
省略すると、List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面で指定した動作の「PDFファイルの自動印刷を行う」の指定が有効になります。
注意
Javaスクリプトが実行不能な場合など、このオプションを指定しても、PDFのビューアアプリケーションによっては無効となる場合があります。
PDFファイルを表示する場合、PDFのビューアのツールバーを表示するかどうかを指定します。
PDFファイルを表示する場合、ツールバーを表示しません。
PDFファイルを表示する場合、ツールバーを表示します。
省略すると、List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面で指定した動作の「PDFファイル表示時のアプリケーションの設定」の「ツールバーを表示する」の指定が有効になります。
注意
このオプションを指定しても、PDFのビューアアプリケーションによっては無効となる場合があります。
PDFファイルを表示する場合、PDFのビューアのメニューバーを表示するかどうかを指定します。
PDFファイルを表示する場合、メニューバーを表示しません。
PDFファイルを表示する場合、メニューバーを表示します。
省略すると、List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面で指定した動作の「PDFファイル表示時のアプリケーションの設定」の「メニューバーを表示する」の指定が有効になります。
注意
このオプションを指定しても、PDFのビューアアプリケーションによっては無効となる場合があります。
PDFファイルを表示する場合、PDFのビューアを全画面で表示するかどうかを指定します。
PDFファイルを表示する場合、PDFのビューアを全画面で表示します。
PDFファイルを表示する場合、PDFのビューアを全画面で表示しません。
省略すると、List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面で指定した動作の「PDFファイル表示時のアプリケーションの設定」の「全画面で表示する」の指定が有効になります。
注意
このオプションを指定しても、PDFのビューアアプリケーションによっては無効となる場合があります。
PDFファイルに、帳票名をしおりとして挿入するかどうかを指定します。帳票が切り替わるタイミングで、帳票名がしおりとして挿入されます。
帳票が切り替わると、帳票名がしおりとして挿入されます。
帳票が切り替わっても、しおりは挿入されません。
省略すると、「N」が指定されたものとして動作します。
注意
マルチフォーム出力の場合、帳票が切り替わるタイミングでしおりが挿入されます。
組合せフォーム出力の場合、しおりとして挿入される名前は、組合せフォーム名となります。
組合せフォーム名が切り替わったタイミングで、しおりが挿入されます。
このオプションで設定されるしおりは1階層です。
ポイント
挿入したしおりを表示した状態でPDFファイルを作成する場合は、PDF文書情報ファイルのPDF-PAGEMODEキーワードに、「OUTLINES」を指定してください。
PDF ファイルに、帳票の項目データの値をしおりとして挿入する場合に、対象となる項目名を指定します。指定した項目の入力データの値が切り替わるタイミングで、その項目の値がしおりとして挿入されます。
項目名には、「テキスト項目」、および「非出力項目」で項目形式がテキスト項目である項目が1つ指定できます。
また、指定した項目に対し、それぞれ以下の出力のタイミングでしおりが挿入されます。
テキスト項目の場合
ページ内の最初の項目を出力するタイミングでしおりが挿入されます。
非出力項目
ページ内の最初のレコードを出力するタイミングでしおりが挿入されます。
また、上記の出力のタイミングで、しおりを挿入するタイミングを任意で複数指定することができます。複数指定する場合は、項目名の先頭に「!」を付けて「カンマ(,)」で区切って指定します。「!」を付けて指定した項目の入力データが切り替わるタイミングで、しおりを挿入する項目のその時点の「データ値」がしおりとして挿入されます。
省略すると、帳票の項目データが切り替わるタイミングでしおりは挿入されません。
このオプションと同時に -gpdfbookmarkオプションを指定した場合、-gpdfbookmarkオプションによって帳票名で挿入されたしおりの階層がもっとも高く、その階層下に、このオプションの指定にしたがって、以下の形式でしおりが挿入されます。
[帳票名]-[データ値]
データ値は、このオプションによって挿入される最初のデータ値になります。この場合、このデータ値が最上位のしおりになり、その下の階層にこのオプションで指定した項目の値がしおりとして挿入されます。
以下に指定例を示します。
この例では、[部門]、[所属]、および[名前]の入力データが切り替わったタイミングで、[名前]のデータ値がしおりとして挿入されます。
-gpdfbookmarkitem !部門,!所属,名前
注意
指定した項目に対する入力データ値がない場合、しおりは挿入されません。
集団項目およびList Creatorデザイナのデータ定義画面の[環境定義]タブで、集団項目の扱いに「集団項目名を使用」を選択した場合の集団項目の構成項目は指定できません。
しおりを挿入する項目のデータは、必ずページの先頭でデータを切り替えてください。ページの先頭でデータを切り替えなかった場合、帳票出力時にエラーになります。
このオプションで設定されるしおりは1階層です。マルチフォーム出力/組合せフォーム出力時に-gpdfbookmarkオプションと合わせて指定した場合、設定されるしおりは2階層となります。
しおりが128文字を超えた場合、129文字目以降は切り捨てられます。
ポイント
挿入したしおりを表示した状態でPDFファイルを作成する場合は、PDF文書情報ファイルのPDF-PAGEMODEキーワードに、「OUTLINES」を指定してください。
PDFファイルに、帳票の項目データの値をしおりとして挿入する場合に、対象となる項目名を指定します。
指定した項目の入力データの値が切り替わるタイミングで、その項目の値がしおり文字列として挿入されます。
項目名には「テキスト項目」、および「非出力項目」で項目形式がテキスト項目である項目が指定できます。項目は「カンマ(,)」で区切って最大10 個まで指定できます。項目を複数指定した場合は、指定した順番で階層化されたしおりが挿入されます。
このオプションを省略すると、帳票の項目データが切り替わるタイミングでしおりは挿入されません。
このオプションと同時に-gpdfbookmarkitem オプションは指定できません。指定した場合、帳票出力時にエラーとなります。
このオプションと同時に-gpdfbookmark オプションを指定した場合、-gpdfbookmark オプションによって帳票名で挿入されたしおりの階層がもっとも高く、その階層下に、このオプションの指定にしたがってしおりが挿入されます。
注意
指定した項目に対する入力データ値がない場合、しおりは挿入されません。
集団項目およびデータ定義画面の[環境定義]タブで、集団項目の扱いに「集団項目名を使用」を選択した場合の集団項目の構成項目は指定できません。
集計表形式、およびフリーフレーム形式の帳票の場合、しおりは、このオプションに指定したテキスト項目が挿入されたパーティションが出力されるタイミングで挿入されます。このため、このオプションで下位の階層に指定したテキスト項目が挿入されたパーティションが、上位の階層に指定したテキスト項目が挿入されたパーティションよりも先に出力されると、正しくしおりが挿入されません。しおりを挿入する際は、このオプションで指定した階層の順に、テキスト項目が挿入されたパーティションが出力されるよう考慮してください。
しおり文字列が128文字を超えた場合、129文字目以降は切り捨てられます。
挿入したしおりを表示した状態でPDFファイルを作成する場合は、PDF 文書情報ファイルのPDF-PAGEMODE キーワードで、PDFを開いた場合の表示方法を「OUTLINES」と設定してください。
帳票管理サーバがSolarisの場合、本機能は使用できません。
以下に指定例を示します。
この例では、[部門]、[所属]、および[名前]の入力データが切り替わったタイミングで、しおりが3 階層で挿入されます。このとき、[部門]の階層がもっとも高く、その階層下に[所属]、[名前]と3階層となります。
-gpdfbookmarkitem2 部門,所属,名前
帳票出力時に使用するPDF文書情報ファイル名をフルパスで指定します。
PDF 文書情報ファイルは、帳票をPDF ファイルで保存する場合のプロパティ(PDF ファイル出力時の属性情報)を一括指定できるファイルです。
PDF文書情報ファイルの詳細(ファイルの記述方法、指定できるキーワードと値など)については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 PDF運用ガイド”を参照してください。
注意
PDF文書情報ファイルには、PDFファイル保存情報(メール配信)に関するオプションの情報は指定しないでください。PDFメール配信時の情報は、PDFファイル保存情報(メール配信)に関するオプション、またはPDFメール配信情報ファイルで指定してください。
PDF文書情報ファイルは、帳票のプロパティおよびprprintコマンドのオプションでサポートされていないPDFファイル保存情報を指定する場合に使用してください。
以下の場合、このオプションではファイル名のみ指定してください。
List Creatorコネクタ連携時にPDF文書情報ファイルをアプリケーションサーバから転送した場合(prputexコマンドの-lcfileオプションにPDF文書情報ファイルを指定した場合)
このオプションで指定するPDF文書情報ファイル中のデータは、必ず以下の文字コード系で記述してください。
帳票管理サーバがWindowsの場合
Shift-JISの文字コード系で記述してください。
帳票管理サーバがSolarisの場合
環境変数LANGおよび環境変数OA_EUCTYPEで指定した文字コード系で記述してください。
帳票管理サーバがLinuxの場合
環境変数LANGで指定した文字コード系で記述してください。
PDF文書情報ファイルでPDF-LIMITURIキーワードを指定する場合は、
List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面で閲覧制限で「URIによる閲覧制限を行う」を指定する必要があります。指定されていない場合は、エラーとなります。
PDF文書情報ファイルでPDF-LIMITURIキーワードを指定した場合、
List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面で閲覧制限で設定した「閲覧可能なサイト」は無効となります。
ポイント
メールを暗号化して送信、またはテンプレートを使用したメール送信機能を利用する場合は、PDFメール配信情報ファイルを利用してください。
PDF文書情報ファイル名に指定できる文字については、以下を参照してください。
⇒“8.1 List Manager帳票出力インタフェースで指定できる文字”
●PDFファイル保存情報(メール配信)に関するオプション
ポイント
PDFファイル保存情報(メール配信)に関するオプションは、以下の場合のみ有効です。
List Works Print AgentでPDFファイル保存(メール配信)する場合
メールを暗号化して送信、またはテンプレートを使用したメール送信機能を利用する場合は、PDFメール配信情報ファイルを利用してください。
PDFファイルのメール配信時に必要な情報を記述したPDFメール配信情報ファイル名をフルパスで指定します。
PDFメール配信情報ファイルには、PDF文書情報ファイルのPDFメール配信に関する[MLF_Mail ]および[MLF_Message]セクションを指定します。
PDFメール配信情報は、以下の優先順序で有効になります。
-gpdfmailtoaddrオプションなどの「PDFファイル保存情報(メール配信)に関するオプション」の指定
このオプションで指定したPDFメール配信情報ファイルの指定
List Works Print AgentのPDFメール環境設定ファイルの指定
注意
以下の場合、このオプションではファイル名のみ指定してください。
List Creatorコネクタ連携時にPDFメール配信情報ファイルをアプリケーションサーバから転送した場合(prputexコマンドの-lcfileオプションにPDFメール配信情報ファイルを指定した場合)
このオプションで指定するPDFメール配信情報ファイル中のデータは、必ず以下の文字コード系で記述してください。
帳票管理サーバがWindowsの場合
Shift-JISの文字コード系で記述してください。
帳票管理サーバがSolarisの場合
環境変数LANGおよび環境変数OA_EUCTYPEで指定した文字コード系で記述してください。
帳票管理サーバがLinuxの場合
環境変数LANGで指定した文字コード系で記述してください。
ポイント
PDFメール配信機能については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 セットアップガイド”の“4.9 PDFメール配信を使用する設定”を参照してください。
PDFメール配信機能で使用するPDFメール配信情報ファイルの記述形式については、以下を参照してください。
オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 PDF運用ガイド”の“第2章 PDF文書情報ファイル”
PDFメール配信機能で使用するPDFメール環境設定ファイルの記述形式については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 PDF運用ガイド”の“第3章 PDFメール環境設定ファイル”を参照してください。
PDFメール配信時の送信先のメールアドレスを、4000バイト以内で指定します。
以下に指定形式を示します。
メールアドレス[<ニックネーム>]
[ ]は、省略できることを示します。
メールアドレス(必須)
メールアドレスは、“アカウント名@ドメイン名”の形式で指定します。以下の文字が使用できます。
半角英数字、「.」、「_」、「-」
ニックネーム(任意)
ニックネームを80バイト以内で指定します。ニックネームは、メールアドレスの形式で指定します。以下の文字が使用できます。
半角英数字
なお、より安全に、確実にメール配信を行うために、ニックネームを指定することを推奨します。ニックネームを指定することによって、メールをS/MIME形式にして暗号化することができます。S/MIMEについては、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 PDF運用ガイド”を参照してください。
送信先のメールアドレスを複数指定する場合は、各メールアドレスを「カンマ(,)」で区切って指定します。ただし、ニックネームを指定する場合は、メールアドレスを複数指定できません。
なお、同一のメールアドレスを複数指定しても、宛先の重複が発生しないように送信されます。
省略すると、-gpdfmailconffileオプションで指定したPDFメール配信情報ファイル内の[MLF_Mail]セクション配下にあるMLF_ToAddressキーワードの指定が有効になります。
送信先のメールアドレスは、このオプションまたは-gpdfmailconffileオプションで指定したPDFメール配信情報ファイル内の[MLF_Mail]セクション配下にあるMLF_ToAddressキーワードで必ず指定してください。
PDFメール配信時のSMTPサーバ名を指定します。
以下の文字が使用できます。
半角英数字、「.」、「_」、「-」
省略すると、以下の優先順序で有効になります。
-gpdfmailconffileオプションで指定したPDFメール配信情報ファイル内の[MLF_Mail]セクション配下にあるMLF_SMTPServerキーワード
List Works Print AgentのPDFメール環境設定ファイルに定義されたSMTPサーバ
設定されない
PDFメール配信時の送信元のメールアドレスを指定します。
指定されたメールアドレスは、配信されるメールのFromヘッダに設定されます。
以下の文字が使用できます。
半角英数字、「.」、「_」、「-」
省略すると、以下の優先順序で有効になります。
-gpdfmailconffileオプションで指定したPDFメール配信情報ファイル内の[MLF_Mail]セクション配下にあるMLF_FromAddressキーワード
-gpdfmailconffileオプションで指定したPDFメール配信情報ファイル内の[MLF_Mail]セクション配下にあるMLF_EnvelopeFromAddressキーワード
List Works Print AgentのPDFメール環境設定ファイル内の[MLF_Default]セクション配下にあるMLF_FromAddressキーワード
List Works Print AgentのPDFメール環境設定ファイル内の[MLF_Default]セクション配下にあるMLF_EnvelopeFromAddressキーワード
設定されない
PDFメール配信時の送信元名を指定します。
指定された名前は、配信されるメールのFromヘッダに設定されます。
以下の文字が使用できます。
全角日本語、半角英数字、「.」、「_」、「-」
省略すると、以下の優先順序で有効になります。
-gpdfmailconffileオプションで指定したPDFメール配信情報ファイル内の[MLF_Mail]セクション配下にあるMLF_FromFullNameキーワード
List Works Print AgentのPDFメール環境設定ファイル内の[MLF_Default]セクション配下にあるMLF_FromFullNameキーワード
設定されない
PDFメール配信後にPDFファイルを削除するかどうかを指定します。
メール配信後、PDFファイルを削除します。
メール配信後、PDFファイルを削除しません。
省略すると、以下の優先順序で有効になります。
-gpdfmailconffileオプションで指定したPDFメール配信情報ファイル内の[MLF_Mail]セクション配下にあるMLF_DeleteFileキーワード
List Works Print AgentのPDFメール環境設定ファイル内の[MLF_Default]セクション配下にあるMLF_DeleteFileキーワード
設定されない
●印刷属性情報に関するオプション
ポイント
印刷属性情報に関するオプションは、以下の場合のみ有効です。
List Works Print Agentで印刷する場合
List Works Workstationで、出力装置にPrint Managerで定義したプリンタを指定した場合
帳票の出力開始時の動作モードを指定します。
すぐに帳票を出力します。
すぐに帳票を出力しないで、いったんクライアント側のスプールに保留します。クライアント側とは、List Managerの帳票出力サーバが動作するコンピュータを指します。
省略すると、List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブの印刷属性設定画面で指定した出力開始時の動作モードが有効になります。
注意
List Managerの帳票出力サーバで帳票の出力を保留するときは、以下のいずれかで出力開始時の動作モードをクライアント側で保留する設定にしておく必要があります。
List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブの、印刷属性設定画面の出力開始時の動作モード
-atprtmodeオプション(「holdcl」を指定する)
ポイント
このオプションで「holdcl」を指定した場合、以下の方法で保留解除できます。
List Managerの帳票一覧画面から出力する
List Managerの帳票ブラウザの出力指示画面から出力する
帳票の出力/出力中止コマンド(lmoprprintコマンド)を使用して出力する
帳票管理Javaインタフェースを使用して出力する
帳票の出力処理の優先順位を1~99の範囲で指定します。
数字が大きいほど優先順位は高くなります。
省略すると、List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブの印刷属性設定画面で指定した出力時の優先順位が有効になります。
帳票の出力中に出力装置にエラーが発生した場合の通知メッセージや、出力経過の通知メッセージの通知先コンピュータ名(ホスト名)またはIPアドレスを255バイト以内で指定します。
このオプションを指定すると、以下の条件にあてはまる場合に、指定したメッセージ通知先に通知メッセージが通知されます。
帳票の出力中に出力装置にエラーが発生した場合
出力経過の通知メッセージを通知する場合
省略すると、通知メッセージは通知されません。
注意
コンピュータ名(ホスト名)とTCP/IPのホスト名は同一となるようネットワークの設定を行ってください。コンピュータ名(ホスト名)とTCP/IPのホスト名が異なる場合は、IPアドレスで指定してください。
通知メッセージは、「メッセージ通知先(通知メッセージ)」に指定したコンピュータの到着通知パネルに通知されます。したがって、通知メッセージの確認および対処を行う場合、通知先コンピュータであらかじめ「到着通知パネル」を起動しておく必要があります。
ポイント
以下のいずれかで、帳票の出力状態が「登録」、「失敗」「中止」、「出力済」または「出力保留」の帳票を出力する場合、このオプションで指定したメッセージ通知先(通知メッセージ)を変更することができます。
帳票の出力/出力中止コマンド(lmoprprintコマンド)
帳票の削除/一覧表示/複写/移動コマンド(lmoprformコマンド)
帳票管理Javaインタフェース
メッセージ通知先(通知メッセージ)に指定できる文字については、以下を参照してください。
⇒“8.1 List Manager帳票出力インタフェースで指定できる文字”
通知されるメッセージの詳細については、以下を参照してください。
⇒“B.2 メッセージ通知について”
以下に指定例を示します。この例では、host1に通知メッセージを通知する指定をしています。
-inform host1
帳票の出力中に対処(操作やリカバリなど)が必要なエラーが発生した場合の返答メッセージ/応答メッセージの通知先コンピュータ名(ホスト名)またはIPアドレスを255 バイト以内で指定します。
このオプションを指定すると、以下の条件にあてはまる場合に、指定したメッセージ通知先に返答メッセージ/応答メッセージが通知されます。
帳票の出力中に出力装置にエラーが発生した場合
操作や応答が必要なメッセージを通知する場合
省略した場合、またはこのオプションで指定したメッセージ通知先にメッセージを通知できなかった場合は、帳票出力サーバの環境設定コマンド(setenvdefコマンド、またはsetenvprtコマンド)で指定したメッセージ通知先に通知されます。どのメッセージ通知先にもメッセージが通知できない場合、帳票出力サーバに通知されます。
注意
コンピュータ名とTCP/IPのホスト名は同一となるようネットワークの設定を行ってください。コンピュータ名とTCP/IPのホスト名が異なる場合は、IPアドレスで指定してください。
返答メッセージ/応答メッセージは、「メッセージ通知先(返答メッセージ/応答メッセージ)」に指定したコンピュータの到着通知パネルに通知されます。したがって、返答メッセージ/応答メッセージの確認および対処を行う場合、通知先コンピュータであらかじめ「到着通知パネル」を起動しておく必要があります。
帳票出力サーバの環境設定コマンド(setenvdefコマンド、またはsetenvprtコマンド)のメッセージ通知先に、不当なコンピュータ名が指定されている場合、このオプションで指定したメッセージ通知先に返答メッセージが通知されていても、不当な指定に対してイベントログにエラーが出力されます。
ポイント
以下のいずれかで、帳票の出力状態が「登録」、「失敗」「中止」、「出力済」または「出力保留」の帳票を出力する場合、このオプションで指定したメッセージ通知先(返答メッセージ/応答メッセージ)を変更することができます。
帳票の出力/出力中止コマンド(lmoprprintコマンド)
帳票の削除/一覧表示/複写/移動コマンド(lmoprformコマンド)
帳票管理Javaインタフェース
List Works Print AgentまたはList Works Workstationで、返答メッセージ/応答メッセージを到着通知パネルに表示する場合は、帳票出力サーバの環境設定ファイルでMsgNoticeキーに「1」を設定する必要があります。
帳票出力サーバの環境設定コマンド(setenvdefコマンド、またはsetenvprtコマンド)でメッセージ通知先を複数指定した場合は、指定した順に通信可能なコンピュータにメッセージが通知されます。
メッセージ通知先(返答メッセージ/応答メッセージ)に指定できる文字については、以下を参照してください。
⇒“8.1 List Manager帳票出力インタフェースで指定できる文字”
通知されるメッセージの詳細については、以下を参照してください。
⇒“B.2 メッセージ通知について”
以下に指定例を示します。この例では、host1に返答メッセージ/応答メッセージを通知する指定をしています。
-jobrmsghost host1
区切りページを出力しない場合に、「N」を指定します。
このオプションは、区切りページを出力しない場合にのみ指定してください。
省略すると、List Creatorデザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブの区切りページ出力設定画面の指定が有効になります。
注意
プリンタドライバの設定で RAW データでスプールする設定になっている場合、区切りページは出力されません。
用紙交換メッセージを通知する場合に、以下の情報を「セミコロン(;)」で区切って指定します。
用紙交換メッセージに通知する用紙コード(必須)
用紙交換メッセージを通知する場合の条件指定
以下に、それぞれの指定内容について説明します。
用紙交換メッセージに通知する用紙コード(用紙名)を40 バイト以内で指定します。
このオプションを指定した場合は必ず指定してください。指定しない場合はエラーとなります。
用紙コードには「セミコロン(;)」は指定できません。また、40 バイトを超えた部分は切り捨てられます。
用紙交換メッセージを通知する条件を指定します。
常に用紙交換メッセージを通知します。
このオプションで指定した用紙コードが前回の印刷時と同じでも、用紙交換メッセージを通知します。
用紙の変更時にのみ用紙交換メッセージを通知します。
このオプションで指定した用紙コードが前回の印刷時から変更されている場合、用紙交換メッセージを通知します。
このオプションを指定する場合に、「用紙交換メッセージを通知する場合の条件指定」を省略した場合は、「N」が指定されたものとして動作します。
省略すると、帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)で指定した用紙コードおよび用紙交換メッセージの表示指定がそれぞれ有効になります。
注意
出力開始メッセージも通知する場合、出力開始メッセージと用紙交換メッセージが二重で通知される場合があります。
VSP/VS/PS5000シリーズのプリンタに印刷する場合、用紙交換メッセージを通知する指定を行うと、用紙交換メッセージが二重に通知される場合があります。
ポイント
用紙コード(用紙名)に指定できる文字については、以下を参照してください。
⇒“8.1 List Manager帳票出力インタフェースで指定できる文字”
以下に指定例を示します。
この例では、用紙交換メッセージに通知する用紙名に「B5」、および「常に用紙交換メッセージ通知する」と指定しています。
-jobpapercode B5;Y
●OWFファイル生成情報に関するオプション
ポイント
List Managerでは、帳票管理サーバでOWFファイルを生成し、Web手元印刷を行うことができます。
出力する帳票(OWFファイル)のファイル名を以下の範囲で指定します。
帳票管理サーバがWindowsの場合
250バイト以内のフルパスまたはファイル名のみで指定します。
帳票管理サーバがSolaris/Linuxの場合
512バイト以内のフルパスまたはファイル名のみで指定します。
OWFファイル名は、以下の優先順序で有効になります。
このオプションで指定したOWFファイル名(フルパス)で生成
論理デバイスの編集コマンド(lmedtdevコマンド)で指定した「出力フォルダ」に、このオプションで指定したOWFファイル名(ファイル名のみ)で生成
帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)で指定した「出力ファイル名」(フルパス)で生成
論理デバイスの編集コマンド(lmedtdevコマンド)で指定した「出力フォルダ」に、帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)で指定した「出力ファイル名」(ファイル名のみ)で生成
OWFファイル名は、いずれかで必ず指定してください。
注意
フォルダ名のみの指定はできません。
OWFファイル名の拡張子は必ず「.owf」(半角小文字)を指定してください。
「.owf」以外の拡張子を指定した場合、Webプラグインが起動されません。
このオプションで指定したファイル名と同一のファイル名がすでに存在する場合はエラーになります。ただし、存在するファイルのサイズが0バイトの場合、エラーとならずに上書きされます。
同一名ファイルがすでに0バイトで存在する場合にOWFファイルの生成に失敗したときは、元のOWFファイルも削除されることがあります。
-keeppdfオプションと同時に指定しないでください。
このオプションを省略し、かつ-keeppdfオプションが設定されている場合は、
-keeppdfで設定した値が有効になります。
ポイント
OWFファイルのアクセス権は、以下のように設定されます。
帳票管理サーバがWindowsの場合
Administratorsグループにはフルコントロールが付与されます。Usersグループは上位フォルダの権限にしたがいます。
帳票管理サーバがSolaris/Linuxの場合
owner:rootおよびアクセス権は666となります。
OWFファイルパス名に指定できる文字については、以下を参照してください。
⇒“8.1 List Manager帳票出力インタフェースで指定できる文字”
List Creatorコネクタ連携時に、アプリケーションサーバにOWFファイルを配置する場合は、prputexコマンドの-lckeepowfオプションでアプリケーションサーバのOWFファイルのパスを指定します。
Webプラグイン起動時の動作モードを指定します。
プレビューします。
印刷します。
省略すると、「PREVIEW」が指定されたものとして動作します。
印刷時(-gowfdestination オプションに「PRINT」を指定した場合)に、印刷画面を表示するかどうかを指定します。印刷画面を表示する場合は、印刷出力時の情報を指定することができます。
印刷画面を表示しません。
印刷画面を表示します。
省略すると、「NO」が指定されたものとして動作します。
印刷完了後、Webブラウザを閉じるかどうかを指定します。
印刷完了後に、Webブラウザを閉じません。
印刷完了後に、Webブラウザを閉じます。
省略すると、「NO」が指定されたものとして動作します。
注意
このオプションは、-gowfdestinationオプションに「PRINT」を指定して印刷した場合のみ有効になります。
HTMLのフレーム機能使用時には設定しないでください。
プレビュー時のズーム率を指定します。
ページ全体を表示します。
ページの横幅に合わせて表示します。
指定した倍率(%)で表示します。30~200の範囲の文字列を指定します。
省略すると、「ALL」が指定されたものとして動作します。
プレビュー時の印刷制御を指定します。
印刷を抑止しません。
2重印刷を抑止します。
印刷を抑止します。
省略すると、「NO」が指定されたものとして動作します。
OWFファイルに外字をエンベッド(貼り付け)するかどうかを指定します。
外字をエンベッドしません。
外字をエンベッドします。
省略すると、「NONE」が指定されたものとして動作します。
注意
エンベッドする外字は、以下の方法で登録する必要があります(登録されていない外字はエンベッドされません)。
prprint コマンドの -gowfregfontオプションによるフォントの登録
環境設定によるフォントの登録
フォントの登録方法については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 セットアップガイド”を参照してください。
以下の場合、外字エンベッド機能は未サポートです。
組合せフォーム出力する場合
任意のフォルダに格納されている外字フォントファイルを登録します。コマンドによる外字フォントファイルの登録は、以下のような場合に使用します。
環境設定で登録されていないフォントの外字をエンベッドしたい場合
環境設定で登録されているフォントの外字を一時的に異なる外字に変更し、変更した外字をエンベッドしたい場合
このオプションを省略する、またはこのオプションで指定されなかったフォントについては、環境設定で登録したフォントが有効になります。
以下に、TTFファイル、およびTTCファイルを指定する場合について示します。複数ファイルの登録を行う場合は、「セミコロン(;)」で区切って指定します。ただし、同じフォントファイルに対して複数回指定した場合は、最後に指定した外字フォントファイルが有効になります。
「ttfpath,ttepath」の形式で指定します。
フォントファイル(TTFファイル)へのフルパスを指定します。
リンクする外字フォントファイル(TTEファイル)へのフルパスを指定します。
フォントファイル(TTF)のフルパスとリンクする外字フォントファイルのフルパスを「カンマ(,)」で区切って指定します。
「ttcpath,ttepath,order」の形式で指定します。
フォントファイル(TTCファイル)へのフルパスを指定します。
リンクする外字フォントファイル(TTEファイル)へのフルパスを指定します。
TTCファイルを指定するときは、TTCファイル内の何番目の書体を登録するかを指定します。
先頭の書体を登録する場合は、「1」を指定します。
フォントファイル(TTC)のフルパスとリンクする外字フォントファイルのフルパスとフォントファイル(TTC)内の何番目の書体を登録するかを「カンマ(,)」で区切って指定します。
以下に、指定例を示します。
以下の例では、TTFファイル(c:¥temp¥f.ttf)とリンクする外字フォントファイル(c:¥temp¥1.tte)、およびTTCファイル(c:¥temp¥c.ttc)内の1番目の書体とリンクする外字フォントファイル(c:¥temp¥2.tte)を登録します。
-gowfregfont “c:¥temp¥f.ttf,c:¥temp¥1.tte;c:¥temp¥c.ttc,c:¥temp¥2.tte,1”
以下の例では、TTFファイル(/tmp/f.ttf)とリンクする外字フォントファイル(/tmp/1.tte)、およびTTCファイル(/tmp/c.ttc)内の1番目の書体とリンクする外字フォントファイル(/tmp/2.tte)を登録します。
-gowfregfont “/tmp/f.ttf,/tmp/1.tte;/tmp/c.ttc,/tmp/2.tte,1”
注意
環境設定で登録されているフォントに対して、このオプションで外字フォントファイルを登録した場合、このオプションで指定した外字フォントファイルが有効になります。
-gowfregfontオプションを指定する場合、ttfpathパラメタにTTCファイルを指定することはできません。指定した場合、エラーになります。
また、ttcpathパラメタにTTFファイルを指定することはできません。
外字フォントファイル名が同一で格納先が異なる指定は行わないでください。
ファイルパスに「カンマ(,)」、「セミコロン(;)」は指定できません。
●Excelファイル出力情報に関するオプション
●TIFF出力情報に関するオプション
復帰値を示します。
復帰値 | 意味 |
---|---|
0 | 正常終了 |
0以外 | 異常終了 |
異常終了時、エラーの詳細は帳票管理サーバのシステムログに記録されます。
エラーの確認方法については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 メッセージ集”を参照してください。
共通の注意事項
バーコードは、用紙、リーダ、出力装置の解像度、および状態で精度が変わるため、実際の運用を行う前に、バーコードを出力し、読み込めることを確認してから使用してください。
List Creatorデザイナのデータ定義画面の[データ定義(レポート頭書き)]タブ、[データ定義]タブのデータ項目にPAGE、TPAGE、PAGE-ALL、TPAGE-ALL、BPAGE、またはBTPAGEのいずれかを指定した項目が存在する帳票が10,000,000ページ以上ある場合、該当する項目の演算結果は正しく出力されません。
印刷時の注意事項
印刷結果はプリンタに依存します。必ず実際に運用するプリンタで印刷結果を確認してください。
帳票を印刷する場合、使用する印刷プリンタによっては文字が欠ける場合があります。この場合、List Creatorデザイナの帳票様式定義画面で、文字が欠けた項目の領域長を大きくしてください。
OWF生成時の注意事項
OWFファイル生成時の作業ディレクトリには、次のディレクトリが使用されます。
帳票管理サーバがWindowsの場合で、帳票管理サーバ上でOWFファイルを生成するとき
以下の優先順序で有効になります。
環境変数TMPで指定されているパス
環境変数TEMPで指定されているパス
帳票管理サーバがSolaris/Linuxの場合で、帳票管理サーバ上でOWFファイルを生成するとき
以下の優先順序で有効になります。
環境変数TMPDIRで指定されているパス
/var/tmp配下
Webプラグイン起動時の動作モードに「印刷」を指定(-gowfdestinationオプションで「PRINT」を指定)してOWFファイルを生成した場合、印刷ダイアログの開始ページ、および終了ページのチェックは行われません。以下の場合でもエラーになりません。
実際のページ数よりも大きい値を指定した場合
0を指定した場合
開始ページまたは終了ページのどちらかを指定しない場合
Web手元印刷型でOWFファイルを印刷する場合に、「給紙口」の指定を有効にするには、
List Creatorデザイナで設計するときに、帳票の給紙方法には「指定なし」以外を指定しておく必要があります。