prprintコマンドのコマンドラインを入力データ中に指定して帳票を出力します。
以下に、prprintxコマンドの記述形式を示します。
prprintx 必須オプション [ オプション1 ]
上記の[ ]は、指定を省略できることを意味します。
必須オプション(必ず指定が必要なオプション)は、prprintxコマンドの「オプション一覧」の「◎」のオプションです。
以下に、prprintxコマンドのオプションの一覧を示します。
分類 | オプション | サポート状況 | ||
---|---|---|---|---|
W | S | L | ||
○ | - | - | ||
◎ | ◎ | ◎ |
帳票管理サーバのオペレーティングシステム
W:Windows
S:Solaris
L:Linux
オプションのサポート状況
◎:必須オプション
○:サポート
-:未サポート
ここでは、prprintxコマンドの各オプションについて説明します。
prprintxコマンドでは、帳票管理サーバのオペレーティングシステムによって機能のサポート範囲や留意事項などが異なる場合があります。その場合、それぞれのオペレーティングシステムに分けて記載しています。
オペレーティングシステムに分けて記載していない場合は、すべてのオペレーティングシステム(Windows、SolarisまたはLinux)で共通の記事であることを意味しています。
●ユーザ資源情報に関するオプション
入力データの文字コード系を指定します。
このオプションは、帳票管理サーバがWindowsの場合のみサポートします。
Shift-JIS
UNICODE(UCS2リトルエンディアン)
UNICODE(UCS2ビッグエンディアン)
UNICODE(UTF8)
省略すると、Shift-JISコード系が有効になります。
注意
入力データ中のprprintコマンドのコマンドラインに-indatacodeオプションを指定しても無効になります。
入力データ形式が「XML形式」の場合は、XMLファイル中のXML宣言で指定した文字コード系を指定します(Shift-JISまたはUTF8のみ指定できます)。
XMLファイル中のXML 宣言を省略した場合、必ずこのオプションで「UTF8」を指定してください。
1行目にprprintコマンドのコマンドラインが記述されている入力データのデータファイル名を以下の範囲で指定します。
帳票管理サーバがWindowsの場合
250バイト以内のフルパスで指定します。
帳票管理サーバがSolaris/Linuxの場合
フルパスで指定します。
このオプションは、必ず指定してください。
注意
入力データ中のprprintコマンドのコマンドラインに-fオプションを指定しても無効になります。
入力データ形式が「XML形式」の場合も、1行目にprprintコマンドのコマンドラインを記述した入力データを作成してください。
このオプションで指定する入力データ中のデータは、以下の文字コード系で記述してください。
帳票管理サーバがWindowsの場合
-indatacodeオプションで指定した入力データの文字コード系で記述してください。
ただし、入力データ形式が「XML形式」の場合は、XMLファイル中のXML宣言で指定した文字コード系で記述してください。XMLファイル中のXML 宣言を省略した場合、またはXML宣言で文字コード系の指定を省略した場合は、-indatacodeオプションで「UTF8」を指定してください。
帳票管理サーバがSolarisの場合
環境変数LANGおよび環境変数OA_EUCTYPEで指定した文字コード系で記述してください。
帳票管理サーバがLinuxの場合
環境変数LANGで指定した文字コード系で記述してください。
入力データ形式が「XML形式」の場合には、別途必要となる製品があります。詳細については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 スタートガイド”の“5.3 ソフトウェア環境”を参照してください。
ポイント
prprintxコマンドの記述例については、3.5.2 prprintxコマンドの記述例を参照してください。
復帰値を示します。
復帰値 | 意味 |
---|---|
0 | 正常終了 |
0以外 | 異常終了 |
異常終了時、エラーの詳細は帳票管理サーバのシステムログに記録されます。
エラーの確認方法については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 メッセージ集”を参照してください。