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Interstage List Works for Modernization V11.0.0 帳票印刷配信機能アプリケーション作成ガイド 帳票出力編

3.3 帳票出力コマンド

ここでは、帳票を配信・出力するときに利用するコマンドについて説明します。

注意

帳票管理サーバがWindowsの場合
  • コマンドのオプションの指定値に、長さが0 の文字列を指定(コマンドラインで""を指定)しないでください。長さが0 の文字列を指定した場合、コマンドが正しく動作しないことがあります。

  • コマンドのオプションに指定する文字列に空白が含まれている場合や、実行環境により特別な意味を持つ文字を含む場合は、「ダブルクォーテーション(")」で囲んで指定してください。
    ただし、「ダブルクォーテーション(")」の直前に「円マーク(¥)」を指定する場合は、「円マーク(¥)」を2つ続けて指定してください。

  • 帳票格納ディレクトリやオーバレイ格納ディレクトリなどの格納先またはファイル名として、ネットワークドライブ(UNC指定(¥¥コンピュータ名¥共有名¥ディレクトリ名)を除く)、およびリムーバブルディスクを指定しないでください。

帳票管理サーバがSolarisの場合
  • 帳票出力コマンドの実行時に、帳票管理サーバに以下の環境変数の設定を行わないでください。

      LC_*  (“LC_”から始まる環境変数)
  • Shift-JIS環境(PCKロケール)の設定
    環境変数LANGに「ja_JP.PCK」を設定してShift-JIS環境(PCKロケール)で使用する場合は、日本語Solarisの製品から必要なパッケージをインストールしてください。
    必要なパッケージがインストールされていない場合は、次のエラーメッセージが表示されます。

        couldn't set locale correctly   

    環境変数LANGに「ja_JP.eucJP」または「ja_JP.UTF-8」が設定されている場合は、一時的に「ja_JP.PCK」を設定し、必要なパッケージがインストールされているか確認してください。必要なパッケージの詳細については、Solarisシステムに添付されているマニュアルを参照してください。

  • EUC環境(EUCロケール)の設定
    環境変数LANGに「ja_JP.eucJP」を設定してEUC環境(EUCロケール)で使用する場合は、日本語Solarisの製品から必要なパッケージをインストールしてください。
    必要なパッケージがインストールされていない場合は、次のエラーメッセージが表示されます。

        couldn't set locale correctly

    環境変数LANG に「ja_JP.PCK」または「ja_JP.UTF-8」が設定されている場合は、一時的に「ja」または「ja_JP.eucJP」を設定し、必要なパッケージがインストールされているか確認してください。

    必要なパッケージの詳細については、Solarisシステムに添付されているマニュアルを参照してください。

  • UNICODE(UTF8)環境(UTF8ロケール)の設定
    環境変数LANGに「ja_JP.UTF-8」を設定してUNICODE(UTF8)環境(UTF8ロケール)で使用する場合は、日本語Solarisの製品から必要なパッケージをインストールしてください。
    必要なパッケージがインストールされていない場合は、次のエラーメッセージが表示されます。

        couldn't set locale correctly   

    環境変数LANGに「ja_JP.eucJP」または「ja_JP.PCK」が設定されている場合は、一時的に「ja_JP.UTF-8」を設定し、必要なパッケージがインストールされているか確認してください。必要なパッケージの詳細については、Solarisシステムに添付されているマニュアルを参照してください。

  • コマンドのオプションの指定値に、長さが0の文字列を指定(コマンドラインで""を指定)しないでください。長さが0の文字列を指定した場合、コマンドが正しく動作しないことがあります。

  • コマンドのオプションに指定する文字列に空白が含まれている場合は、「ダブルクォーテーション(")」で囲んで指定してください。

  • コマンドのオプションに指定する文字列に、「ダブルクォーテーション(")」は指定できません。ただし、以下のオプションは例外です。

        -sオプション(SET演算子の置換文字列)
  • シェルプログラム(Bourneシェル、 Cシェルなど)、C言語プログラムのsystem()関数などシェルを使ってコマンドを起動する場合に、特別な意味を持つ文字があります。
    以下に、特別な意味を持つ主な文字を示します。シェルごとの特別な意味を持つ文字については、使用するシェルのマニュアルを参照してください。

        「"」、「'」、「|」、「\」、「\(半角バックスラッシュ)」、「;」、「$」、「*」、「?」他

    特別な意味を持つ文字をコマンドのオプションに指定する場合は、以下のいずれかの方法で対処する必要があります。

    • オプションを「ダブルクォーテーション(")」で囲む(ただし「"」、「\」、「\(半角バックスラッシュ)」、「$」には無効)
      例) コメントに「バーティカルバー(|)」を指定する場合

              -ttlcomment  "|"
    • オプションを「シングルクォーテーション(')」で囲む(ただし「'」、「\」、「\(半角バックスラッシュ)」には無効)
      例) コメントに「ドルマーク($)」を指定する場合

              -ttlcomment  '$'
    • 特別な意味を持つ文字の前に「半角バックスラッシュ(\)」を指定する
      例) コメントに「半角バックスラッシュ(\)」を指定する場合

              -ttlcomment  \\

    ただし、C言語プログラムで、上記以外の方法でコマンドを起動する場合は、特別な意味を持つ文字はありません。通常どおり、オプションを指定して、コマンドを起動してください。

帳票管理サーバがLinuxの場合
  • 帳票出力コマンドの実行時に、帳票管理サーバに以下の環境変数の設定を行わないでください。

      LC_* (“LC_”から始まる環境変数)
  • コマンドのオプションの指定値に、長さが0の文字列を指定(コマンドラインで""を指定)しないでください。長さが0の文字列を指定した場合、コマンドが正しく動作しないことがあります。

  • コマンドのオプションに指定する文字列に空白が含まれている場合は、「ダブルクォーテーション(")」で囲んで指定してください。

  • コマンドのオプションに指定する文字列に、「ダブルクォーテーション(")」は指定できません。ただし、以下のオプションは例外です。

        -sオプション(SET演算子の置換文字列)
  • シェルプログラム(Bourneシェル、 Cシェルなど)、C言語プログラムのsystem()関数などシェルを使ってコマンドを起動する場合に、特別な意味を持つ文字があります。

    以下に、特別な意味を持つ主な文字を示します。シェルごとの特別な意味を持つ文字については、使用するシェルのマニュアルを参照してください。

        「"」、「'」、「|」、「\」、「\(半角バックスラッシュ)」、「;」、「$」、「*」、「?」他

    特別な意味を持つ文字をコマンドのオプションに指定する場合は、以下のいずれかの方法で対処する必要があります。

    • オプションを「ダブルクォーテーション(")」で囲む(ただし「"」、「\」、「\(半角バックスラッシュ)」、「$」には無効)
      例) コメントに「バーティカルバー(|)」を指定する場合

              -ttlcomment "|"
    • オプションを「シングルクォーテーション(')」で囲む(ただし「'」、「\」、「\(半角バックスラッシュ)」には無効)
      例) コメントに「ドルマーク($)」を指定する場合

              -ttlcomment '$'
    • 特別な意味を持つ文字の前に「半角バックスラッシュ(\)」を指定する
      例) コメントに「半角バックスラッシュ(\)」を指定する場合

              -ttlcomment \\

    ただし、C言語プログラムで、上記以外の方法でコマンドを起動する場合は、特別な意味を持つ文字はありません。通常どおり、オプションを指定して、コマンドを起動してください。