各節、各項で説明している内容の検索が便利なようにXQueryの構成要素の一覧を“表1.1 XQuery構成要素の一覧”に示します。簡単な機能とそれを説明している本文の項番号を知ることができます。
“XQuery構成要素の一覧”の見方は次のとおりです。
XQueryの構成要素を分類した項目名です。
XQueryの構成要素名です。
各構成要素の機能を簡単に説明してあります。
対応する要素の説明がある本書中の項番号です。
項目 | 構成要素 | 機能 | 項番 |
---|---|---|---|
言語規則 | 文字 | XQueryで使用可能な文字を規定します。 | |
トークン | XQueryを構成する名前、キーワード、記号、各種定数などの最小単位の要素を指定します。 | ||
空白 | 明示的にトークンを分離します。 | ||
コメント | 注釈を指定します。 | ||
名前 | 種々の名前を指定します。 | ||
データ型の規則 | string型 | 文字列型を指定します。 | |
double型 | 数値型を指定します。 | ||
date型 | 日付型を指定します。 | ||
time型 | 時間型を指定します。 | ||
dateTime型 | 日時型を指定します。 | ||
boolean型 | ブール型を指定します。 | ||
untypedAtomic型 | 型付けされていないデータ型を指定します。 | ||
式の処理規則 | 文書順 | ノード間の順序を指定します。 | |
原子化 | シーケンスの項目を原子値に変換する規則を指定します。 | ||
有効ブール値 | ある値をブール値として処理するときの規則を指定します。 | ||
動的コンテキスト | 式を評価するときに利用可能な情報を指定します。 | ||
式の優先順位 | 式、および演算子の間の優先順位を指定します。 | ||
直列化 | 値の出力方法を指定します。 | ||
プロローグ | バージョン宣言 | XQueryのバージョンとエンコード方式を宣言します。 | |
式 | 式 | XQueryの問合せ本体である式を指定します。 | |
基本式 | XQueryの基本プリミティブとなる式を指定します。 | ||
リテラル | 原子値の直接的な構文表現を指定します。 | ||
パス式 | ノードの位置を指定し、ノードあるいは原子値のシーケンスを取得します。 | ||
軸ステップ | 指定したノードを取得します。 | ||
述語 | 指定したシーケンスの項目を選別します。 | ||
算術式 | 数値に対して符号づけします。 | ||
比較式 | 2つの値を比較します。 | ||
論理式 | 論理演算を行います。 | ||
FLWOR式 | シーケンスの繰り返し、中間結果の変数バインド、複数のXML文書の結合などを行います。 | ||
条件式 | ある条件に応じて、指定した2つの式のどちらか一方を評価します。 | ||
量化式 | あるシーケンスの一部、またはすべての項目が特定の条件を満たしているかどうかを評価します。 | ||
関数 | コンストラクタ関数 | あるデータ型の値を別のデータ型の値に変換します。 | |
文字列関数 | 引数に文字列値を受け取り、その値を処理します。 | ||
ブール関数 | ブール値を取得します。 | ||
日付関数 | 日付値を取得します。 |
参照
シーケンス、項目、原子値、ノードの詳細については、“アプリケーション開発ガイド(共通編)”の“XQueryのデータモデル”を参照してください。