機能
明示的にトークンを分離します。また、式の構文には含まれませんが、XQueryの可読性を向上させるためにも使用されます。
記述形式
一般規則
空白文字は、スペース、タブ、リターン、改行のいずれかで表されます。
空白文字は複数連続して存在しても、通常1つの空白文字と同じ意味です。ただし、空白文字が文字列リテラルの中に存在する場合には、空白文字の1つ1つに意味があるため、すべての空白文字が保持されます。
注意
SQL文においては、XMLQUERY関数またはXMLEXISTS述語に指定したXQuery式に、空白文字としてリターンまたは改行を指定することはできません。
使用例
空白文字で明示的にトークンを分離する必要があるXQueryの例を以下に示します。
構文的には“for $x in 10 return$x and $x”と等価であり、正しく評価されるため、return節で2つの“$x”という名前の変数の論理積演算を実行しています。
for $x in 10 return$x and$x
“$xand”が1つのQNameとして認識されているため、構文エラーになります。
for $x in 10 return$xand $x