本書は、FUJITSU Software Site Recovery for Red Hat(R) OpenStack Platform(以降、本製品)の機能概要からセットアップおよび運用するための操作について説明しています。なお、本書では、Red Hat(R) OpenStack Platformの環境に対して、本製品によるDisaster Recovery(以降、DR)を構築、利用することを中心に説明しています。Red Hat(R) OpenStack Platformの構築、利用についてはRed Hat(R) OpenStack Platformのマニュアルを参照してください。
本書は、本製品を利用してプライベートクラウドやデータセンターでインフラを運用する管理者を対象にしています。 また、本製品を利用するにあたり、導入するサーバやストレージ、ネットワーク機器の基本的な設定方法、およびRed Hat(R) OpenStack Platformについて基本的な知識があることを前提としています。
本書は、以下の構成になっています。
本製品の概要について説明します。
DRの事前準備について説明します。
インストール、アンインストールの手順について説明します。
Red Hat(R) OpenStack Platformのアップグレードに伴う本製品のインストール
Red Hat(R) OpenStack Platform 10アップグレード前と本製品のインストール後に必要な作業について説明します。
フルバックアップの手順について説明します。
増分バックアップの手順について説明します。
切替えの手順について説明します。
切戻しの手順について説明します。
運用中に実施する手順 について説明します。
各種コマンドについて説明します。
Novaインスタンス・Cinderボリュームが増分バックアップ対象となるAPI一覧
Novaインスタンス・Cinderボリュームが増分バックアップ対象となるAPIについて説明します。
本製品で使用する設定ファイルについて説明します。
本製品のメッセージについて説明します。
本製品の運用時の確認手順について説明します。
ユーザーの権限委譲情報の削除方法について説明します。
OpenStackのコマンド実行について説明します。
トラブルシューティングについて説明します。
本文中に記載されている参照先URLは、2022年1月時点の情報です。
本書中の表記方法は以下のとおりです。
作業を本番サイト/災対サイトのどちらで実施するかを【サイト:<サイト>】で示します。
記載例
DRユーザー(rcxsrosp)作成【サイト:本番サイト】
OSの特定のユーザーとしてコマンド実行する場合、 実行するユーザーを【OS:<ユーザー名>】で示します。
記載例
以下のコマンドを実行し、カレントディレクトリのファイル・ディレクトリ一覧を表示します【OS:root】
# ls
OpenStackの特定のユーザーとしてコマンド実行する場合、 実行するユーザーを【OpenStack:<ユーザー名>】で示します。 この記載がある場合は、事前にOpenStackのadminユーザーのクレデンシャルファイルを読み込んでからコマンドを実行してください。
記載例
以下のコマンドを実行し、ユーザー一覧を表示します【OS:root, OpenStack:admin】
# openstack user list
実行例
# . ~/osp10r1rc # openstack user list
Red Hat、RPMおよびRed Hatをベースとしたすべての商標とロゴは、Red Hat, Inc.の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
Linuxは、Linus Torvalds氏の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
本書を無断でほかに転載しないようお願いします。本書は予告なしに変更されることがあります。
版数 | マニュアルコード |
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2021年8月 第1版 | J2X1-8129-02Z2(00) |
2022年1月 第1.1版 | J2X1-8129-02Z2(01) |
Copyright 2018-2022 FUJITSU LIMITED
変更内容 | 変更箇所 | 版数 |
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「cell0のデータベース接続情報の更新」の手順を削除しました。 | 第7章 運用-切替え | 第1.1版 |