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Site Recovery for Red Hat(R) OpenStack Platform V1.1 運用ガイド
FUJITSU Software

第3章 本製品のインストール、アンインストール

ここではインストールおよびアンインストールについて説明します。

インストールの事前準備

インストール先の確認

本製品はRed Hat(R) OpenStack Platformのコントロールノードにインストールします。すべてのコントロールノードがインストールの対象となります。

必須ソフトウェアの確認

Red Hat(R) OpenStack Platform 16.1がインストールされていることを確認します。

以下のコマンドを実行します。

rpm -qi rhosp-release

Nameが"rhosp-release"かつVersionが"16.1"であればRed Hat(R) OpenStack Platform 16.1がインストールされています。rhosp-releaseがインストールされていない場合、以下のコマンドを実行してインストールしてください。

dnf install rhosp-release

インストール先に必要な空き容量の確認

インストール先に必要な空き容量があるか確認してください。

静的ディスク容量

フォルダー ディスク容量
/etc 1MB
/opt 5MB

動的ディスク容量

フォルダー ディスク容量
/var ログデータ※

※概算で120MBです。

インストール

以下の手順でインストールをします。インストールをする前に「インストールの事前準備」が行われているか確認してください。

  1. システムにOSの管理者権限(root)でログインします。インストールするコントロールノードをマルチユーザーモードで起動し、OSのシステム管理者(root)でログインします。

  2. 本製品のDVD-ROMをセットします。

  3. 以下のコマンドを実行してDVD-ROMをマウントします。

    mount -t iso9660 -r /dev/hdc DVD-ROMマウントポイント

    注意

    自動マウントデーモン(autofs)により、DVD-ROMの自動マウントが実施されると、マウントオプションに"noexec"が設定されているため、インストーラの起動に失敗します。

  4. 以下のインストールコマンドを実行します。

    cd DVD-ROMマウントポイント
    ./install.sh

インストールが正常に終了した場合、以下のメッセージが表示されます。

Site Recovery for Red Hat(R) OpenStack Platform installation completed.  

正常終了のメッセージが表示されない場合は、インストーラが出力するメッセージを確認してください。

アンインストールの事前準備

定義ファイル

本製品を利用する際に設定した定義ファイルは、削除されます。必要な場合は、アンインストールする前に以下のファイルを他のフォルダーに退避してください。

/etc/opt/FJSVrcxsr/rcxsr.conf 

RECの解除

コピーの停止

コピーを停止します。

停止対象のコピーグループは以下のとおりです。

  • RCXSR_SYSTEM

  • RCXSR_VOL_01、 ...、 RCXSR_VOL_n

以下のコマンドを実行し、コピーを停止します。

acec cancel -g <copyGroup> -force

acec cancelコマンドの詳細はAdvancedCopy Manager CCMのコマンドリファレンスを参照してください。

コピーグループの削除

コピーグループを削除します。

削除対象のコピーグループは以下のとおりです。

  • RCXSR_SYSTEM

  • RCXSR_VOL_01、 ...、 RCXSR_VOL_n

以下のコマンドを実行し、コピーグループを削除します。

acgroup remove -g <copyGroup>

acgroup remove コマンドの詳細はAdvancedCopy Manager CCMのコマンドリファレンスを参照してください。

アンインストール

以下の手順でアンインストールをします。アンインストールをする前に「アンインストールの事前準備」が行われているか確認してください。

  1. システムにOSの管理者権限(root)でログインします。 アンインストールするコントロールノードをマルチユーザーモードで起動し、OSのシステム管理者(root)でログインします。

  2. 以下のコマンドを実行し、ディレクトリを移動します。

    cd /opt/FJSVrcxsr/bin/
  3. 以下のアンインストールコマンドを実行します。

    ./uninstall.sh
  4. 以下のコマンドを実行し、本製品の作業ディレクトリのマウントを解除します。

    umount /var/opt/FJSVrcxsr/mnt

    OS起動時に自動的にマウントする設定を/etc/fstabに記載している場合は、その記載を削除してください。

  5. バックアップ資産を削除します。 必要な場合は削除する前に他のフォルダーや媒体に退避してください。

    rm -rf /var/opt/FJSVrcxsr

アンインストールが正常に終了した場合、以下のメッセージが表示されます。

Site Recovery for Red Hat(R) OpenStack Platform uninstallation completed.

正常終了のメッセージが表示されない場合は、アンインストーラが出力するメッセージを確認してください。