複写元システムが被災した場合の運用の流れを以下に示します。
操作の手順
注意
終了オフラインを実行した後、同じRLPを再度オンラインにできません。運用には十分注意してください。
ポイント
複写先システムでは、複写元システムで実行していた利用者業務を引き継ぐため、データベースのリカバリと利用者業務の再開を最優先に行います。
被災時のRLP復旧を実行する前に、RERUNログ抽出および反映が可能なRLC通番に関して、RLCファイルまたはRLC退避ファイルからのRERUNログ抽出および反映を実行してください。実行しない場合は損失データが多くなることがあります。
被災時のRLP復旧を行う場合は、使用中のRLCファイルを含めてすべての抽出したRERUNログを反映するまで、終了オフラインは実行しないでください。実行した場合は損失データが多くなります。
新たなバックアップ運用の構築後も複写先システムとして利用する場合は、RLPを再作成します。RLPの再作成の詳細は“5.20 RLPの再作成”を参照してください。
複写先システムが停止中の場合は、「複写元システム被災の認識」の後にRLPをオンラインにして複写先システムの操作を行います。
参照
リカバリポイントを利用して利用者業務の切れ目にリカバリする場合は“2.5 リカバリポイントの利用”を参照してください。
複写元システム被災の認識については“2.7.1 被災の認識”を参照してください。
未抽出RLCファイルの確認については“2.7.2 未抽出RLCファイルの確認”を参照してください。
被災時のRERUNログ抽出・反映については“2.7.3 被災時のRERUNログ抽出・反映”を参照してください。
被災時のRLP復旧については“2.7.4 被災時のRLP復旧”を参照してください。
使用中RLCファイルからのRERUNログ抽出については“2.7.5 使用中RLCファイルからRERUNログの抽出”を参照してください。
使用中RLCファイルからのRERUNログ反映については“2.7.6 使用中RLCファイルのRERUNログの反映”を参照してください。
損失RERUNログの調査については“2.7.7 損失RERUNログの調査”を参照してください。
終了オフラインについては“2.8.1 終了オフライン”を参照してください。
利用者業務の復旧については“2.7.8 利用者業務のリカバリ”を参照してください。
順序番号の復旧については“2.7.9 順序番号のリカバリ”を参照してください。
利用者業務の再開については“2.7.10 利用者業務の再開”を参照してください。
新たなバックアップセンタ運用の構築については“2.7.11 新たなバックアップセンタ運用の構築”を参照してください。