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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 16.6 運用ガイド Copy Control Module編
FUJITSU Storage

3.12.4 セットアップ

AdvancedCopy Manager CCMでStorage Clusterコンティニュアスコピー機能を利用するための環境設定について説明します。

以下の手順でセットアップしてください。

  1. ユーザーアカウントの作成

    AdvancedCopy Manager CCMを利用するためのユーザーを作成します。
    2.1 ユーザーアカウントの作成」を参照してください。

  2. アクセスボリュームの設定

    SAN経由コピー制御機能で運用する場合は、ETERNUS ディスクアレイのアクセスボリュームを設定します。アクセスボリュームは、PrimaryストレージおよびSecondaryストレージの、それぞれのETERNUS ディスクアレイに設定してください。
    アクセスボリュームの設定方法は、「2.2 アクセスボリュームの設定」を参照してください。

    注意

    TFOVは、アクセスボリュームとして設定できません。

  3. アドバンスト・コピーライセンスの登録

    アドバンスト・コピーを実行するために、ライセンス管理機能を使ってアドバンスト・コピーライセンスを登録します。
    アドバンスト・コピーライセンスは、PrimaryストレージおよびSecondaryストレージの、それぞれのETERNUS ディスクアレイに登録してください。
    アドバンスト・コピーライセンスの登録方法は、『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ライセンスの登録」を参照してください。

  4. ETERNUS ディスクアレイの登録

    acarray addコマンドを実行して、PrimaryストレージおよびSecondaryストレージの、それぞれのETERNUS ディスクアレイをCCMに登録します。
    ETERNUS ディスクアレイの登録手順は、「2.4 ETERNUS ディスクアレイの登録」を参照してください。

    注意

    Storage Clusterコンティニュアスコピー機能を利用する場合、SAN経由コピー制御機能とLAN経由コピー制御機能を同時に使用できません。同じ通信方式を、PrimaryストレージおよびSecondaryストレージの、それぞれのETERNUS ディスクアレイに登録してください。

  5. コピーグループの作成

    acgroup createコマンドの-aオプションと-tfoaオプションに、PrimaryストレージとSecondaryストレージのETERNUS ディスクアレイを指定して、コピーグループを作成します。
    -tfoaオプションには、-aオプションで指定したETERNUS ディスクアレイに属するTFOグループとペア化されている、TFOグループが属するETERNUS ディスクアレイを指定します。
    作成方法は、「2.5 コピーグループの作成」とacgroup createコマンドを参照してください。

  6. コピーペアの追加

    acpair addマンドを使用して、作成したコピーグループに、TFOVをコピー元/先としたコピーペアを追加します。
    -pオプションには、PrimaryストレージまたはSecondaryストレージのどちらかのコピーペアを指定します。指定したコピーペアのETERNUS ディスクアレイと論理ボリューム番号から、Storage ClusterのペアとなるETERNUS ディスクアレイと論理ボリューム番号が自動的に取得され、PrimaryストレージとSecondaryストレージの両方にコピーペアが追加されます。
    作成手順は、「2.6 コピーペアの追加」とacpair addコマンドを参照してください。

    注意

    • コピー元およびコピー先のTFOVは同じTFOグループに属している必要があります。

    • コピーグループに登録するコピーペアはすべて同じTFOグループに属している必要があります。

    • 非TFOVを含むコピーペアは登録できません。

    • PrimaryストレージとSecondaryストレージ間で同期していないTFOVを含むコピーペアは登録できません。

    • コピーペア登録時は、フェイルオーバまたはフェイルバックを実施しないでください。

    • acgetvolinfoコマンドは、TFOステータスが"Active"のETERNUS ディスクアレイの論理ボリューム情報を表示します。acpair addコマンドでは、-pオプションにPrimaryストレージまたはSecondaryストレージのどちらを指定しても、両方のコピーペアを登録できます。TFOステータスが"Active"のETERNUSディスクアレイのETERNUS名とacgetvolinfoマンドで表示されたコピー元/先論理ボリューム番号を指定して、コピーペアを追加してください。