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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 16.6 運用ガイド Copy Control Module編
FUJITSU Storage

2.4 ETERNUS ディスクアレイの登録

acarray addコマンドを使用して、コピーに使用するETERNUS ディスクアレイをAdvancedCopy Manager CCMに登録します。

登録には、以下のETERNUS ディスクアレイ情報が必要です。

LAN経由コピー制御機能の場合、AdvancedCopy Manager CCMは以下のポート番号を使用します。ほかのサービスと重複していないことを確認してください。

ポート番号

プロトコル

説明

32002

tcp

AdvancedCopy Manager CCMの内部で使用するポート番号です。

リモートETERNUS ディスクアレイの場合、ETERNUS ディスクアレイとの認証を行わずにその筐体を登録します。登録には、以下のETERNUS ディスクアレイ情報が必要です。

ポイント

RECを利用する場合

RECを利用する場合は、CCMサーバ上で、2台(RECのコピー元およびコピー先)のETERNUS ディスクアレイを登録する必要があります。また、CCMサーバでETERNUS ディスクアレイの登録を行う前に、RECパスが設定されていることを確認してください。

CCMサーバで、以下の手順で登録してください。

  1. 1台目のETERNUS ディスクアレイを登録します。

    • アクセスボリュームを設定しているETERNUS ディスクアレイを登録する場合

      RECを行うETERNUS ディスクアレイのうち、「2.2 アクセスボリュームの設定」でアクセスボリュームを設定したETERNUS ディスクアレイを登録します。
      -sanオプションを付けてacarray addコマンドを実行します。RECを行う2台のETERNUS ディスクアレイともアクセスボリュームを設定している場合は、どちらかのETERNUS ディスクアレイを登録してください。
      アクセスボリュームには、実在するドライブ文字またはデバイス名を指定してください。

    • アクセスボリュームを設定していないETERNUS ディスクアレイを登録する場合

      -lanオプションを付けてacarray addコマンドを実行します。

  2. 2台目のETERNUS ディスクアレイを登録します。

    RECを行うETERNUS ディスクアレイのうち、手順1で登録したETERNUS ディスクアレイとは別の、もう1台のETERNUS ディスクアレイを登録します。

    • アクセスボリュームを設定しているETERNUS ディスクアレイを登録する場合

      手順1と同様、アクセスボリュームには、実在するドライブ文字またはデバイス名を指定してください。

    • アクセスボリュームを設定していないETERNUS ディスクアレイを登録する場合

      以下のどちらかの方法で登録してください。

      • 通信経路をLANとして登録する(推奨)
        -lanオプションを付けてacarray addコマンドを実行します。
        ETERNUS ディスクアレイからコピー制御およびボリューム一覧を参照できます。

      • ETERNUS ディスクアレイとの認証を行わずに登録する
        -boxidオプションを付けてacarray addコマンドを実行します。実在しないドライブ文字をアクセスボリュームに指定することはできません。

  3. 2.5 コピーグループの作成」を行います。

    -aオプションには、手順1で指定したETERNUS ディスクアレイを指定してください。
    -remoteオプションには、手順2で指定したETERNUS ディスクアレイを指定してください。

注意

以下の重複登録が行われているETERNUS ディスクアレイは利用できません。

  • SAN経由コピー制御機能またはLAN経由コピー制御機能で運用する装置として登録した装置を、リモートETERNUS ディスクアレイとして登録

  • リモートETERNUS ディスクアレイとして登録した装置を、SAN経由コピー制御機能またはLAN経由コピー制御機能で運用する装置として登録

以下に実行例を記載します。

ETERNUS ディスクアレイを登録します。

ETERNUS ディスクアレイの登録確認は、acarray listコマンドを使用してください。

[実行例]

> acarray list

Name  BOX-ID                                   IP Address
----- ---------------------------------------- ------------
ET001 00ETERNUSDXM##ET44S20A####HK000104###### 192.0.2.10
 

登録したETERNUS ディスクアレイの通信経路を確認するには、-routeオプションを付けてacarray detailコマンドを実行してください。

リモートETERNUS ディスクアレイを登録します。
-boxidオプションを付けてacarray addコマンドを実行します。

[実行例]

> acarray add -a ET001 -boxid 00ETERNUSDXM##ET44S20A####HK000104###### -remote
Successful completion.
 

ETERNUS ディスクアレイの登録確認は、acarray listコマンドを使用してください。

[実行例]

> acarray list -remote

Name  BOX-ID                                   
----- ----------------------------------------
ET001 00ETERNUSDXM##ET44S20A####HK000104######
ET002 00ETERNUSDXH##ET87S20A####NC4110699004##