ページの先頭行へ戻る
ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 16.6 運用ガイド Copy Control Module編
FUJITSU Storage

4.1.1 acarray add (ETERNUS ディスクアレイの登録コマンド)

名前

acarray add - ETERNUS ディスクアレイの登録

形式

[SAN経由コピー制御機能で運用する装置登録の場合]
acarray add -a diskArrayName -ip diskArrayIP -user userName -password password [-san] [-path volumeName] [-xml]
[LAN経由コピー制御機能で運用する装置登録の場合]
acarray add -a diskArrayName -ip diskArrayIP -user userName -password password -lan [-xml]
[リモートETERNUS ディスクアレイの登録の場合]
acarray add -a diskArrayName -boxid boxID -remote [-xml]

機能説明

ETERNUS ディスクアレイを登録します。

オプション

-a diskArrayName

AdvancedCopy Manager CCMまたはExpressで利用するETERNUS名を指定します。
255文字以内の英数字で指定してください。
Webコンソールを利用する場合は、ETERNUS ディスクアレイの装置名を指定してください。
ETERNUS名は、大文字・小文字を区別します。ほかのコマンドでETERNUS名を指定するときは、本オプションで指定したETERNUS名を、大文字・小文字まで正確に入力してください。

-ip diskArrayIP

ETERNUS ディスクアレイのIPアドレスを指定します。以下のIPアドレスの指定が可能です。

  • IPv4アドレス
    10進表記を「.」で区切った形式(IPv4の規約に従った値)
    以下は指定例です。
    192.0.2.1

  • IPv6アドレス
    16進表記を「:」で区切った形式
    以下は指定例です。
    2001:0db8:0000:0000:1234:0000:0000:0001
    2001:db8::1234:0:0:1(省略表記)

同じIPアドレスのETERNUS ディスクアレイがすでに登録されていた場合は、エラーとなります。また、IPアドレスが異なっていても、同じETERNUS ディスクアレイがすでに登録されていた場合はエラーとなります。

-user userName

ETERNUS ディスクアレイの以下の権限を持つユーザー名を指定します。

機種

権限

LAN経由コピー制御機能で運用できる機種

ETERNUS ディスクアレイのSoftwareロール

LAN経由コピー制御機能で運用できない機種

ETERNUS ディスクアレイのAdministrator権限

1~32文字の文字列で指定してください。

ETERNUS Web GUIの詳細は、ETERNUS Web GUIのマニュアルを参照してください。

LAN経由コピー制御機能が使用可能な機種は、「表1.1 SAN経由コピー制御機能およびLAN経由コピー制御機能を利用できる装置」を参照してください。

-password password

-userオプションに指定したユーザー名に対するパスワードを指定します。

-path volumeName

-aオプションで指定したETERNUS ディスクアレイの中の論理ボリュームに、アクセスボリュームを指定します。

OS種別

説明

Windows

ドライブ文字(例 X:)を指定します。

Solaris

以下のデバイス名のうち、どれかを指定します。

  • OS標準デバイス名(/dev/rdsk/*)

  • Solaris標準マルチパス(MPxIO)デバイス名(/dev/rdsk/*)

  • ETERNUSマルチパスデバイス名(/dev/FJSVmplb/rdsk/*)

  • VxVMデバイス名(/dev/vx/rdmp/*)

Linux

以下のデバイス名のうち、どれかを指定します。

  • OS標準デバイス名(/dev/sd*)

  • OSのDevice Mapper機構によって生成されたマルチパスデバイス名(/dev/mapper/*)

  • OSのudev機構によって生成されたudevデバイス名(/dev/disk/by-id/*、/dev/disk/by-path/*)

本オプションを省略した場合、アクセスボリュームが自動で設定されます。
LAN経由コピー制御機能で運用する装置を登録する場合、本オプションは不要です。
TFOVは指定できません。

-san

コピー指示を行う通信方式をSAN経由に設定します。
本オプションは省略可能です。

-lan

コピー指示を行う通信方式をLAN経由に設定します。
本オプションを省略した場合、SAN経由に設定します。

-boxid boxID

ETERNUS ディスクアレイのBox IDを指定します。
同じBox IDのETERNUS ディスクアレイがすでに登録されていた場合は、エラーとなります。

-remote

リモートサイトの ETERNUS ディスクアレイとして登録します。

-xml

実行結果をXML形式で表示します。

終了ステータス

=0 : 正常終了
>0 : 異常終了

使用例

以下はWindows版での使用例です。