単語辞書から単語を削除する機能をコマンド形式で呼び出す方法について説明します。
単語を削除する機能の詳細は、“5.3.3 単語削除”または“5.3.4 ツール”を参照してください。
注意
コマンドプロンプトから呼び出す場合は、必ずコマンド“start /wait”を指定して下さい。
コマンドの実行結果は、復帰コードで判断してください。
参考
単語削除をした場合、単語一覧上からは単語は削除されますがクライアントに適用するデータとして削除単語情報のログを残します。単語削除を繰り返すと削除ログが蓄積されていきます。このログを削除するためには、削除単語情報のデータ抹消コマンドを実行してください。詳しくは、“E.2.6 削除単語情報のデータ抹消コマンド”を参照してください。
コマンド
呼出し形式
F5ATWWIO.exe /D /GY "業務名" /WR "よみ" /WE "表現" /WC "品詞"
F5ATWWIO.exe /D /GY "業務名" [/EF "単語辞書コマンドエラー情報ファイル名"] "単語ファイル名"
F5ATWWIO.exe /D /GY "業務名" [/WU] [/WD]
パラメタの説明
単語削除機能を実行する場合に指定します。
対象となる業務名を指定します。
業務名は、ダブルクォーテーション(")で囲んで指定してください。
削除したい単語のよみを指定します。よみはダブルクォーテーション(")で囲んで指定してください。
30文字以内の文字列を指定します。
削除したい単語の表現を指定します。表現はダブルクォーテーション(")で囲んで指定してください。
表現にダブルクォーテーション(")を含む場合は、""とする。
60文字以内の文字列を指定します。なお、シフトJISで表現できない文字は、制御記号‘$’と入力用マスタコードの文字コード"****"を用いて"$****"と指定します。文字‘$’を指定する場合は、"$$"とします。
削除したい単語の品詞を指定します。品詞はダブルクォーテーション(")で囲んで指定してください。
指定できる品詞名については、“E.2.3 単語登録コマンド”の“表E.2 品詞名一覧”を参照してください。
単語辞書コマンドエラー情報ファイル名を指定します。単語辞書コマンドエラー情報ファイルは、本コマンドでエラーが発生した場合に、詳細情報を出力するファイルです。形式については、“E.2.3 単語登録コマンド”の“単語辞書コマンドエラー情報ファイルの形式”を参照してください。
本パラメタは省略可能です。省略した場合、エラーは出力されません。
ファイル名は、ダブルクォーテーション(")で囲んで指定してください。
存在しないファイル名を指定してください。既存ファイルを指定した場合はエラーとなります。
すべてのユーザ登録単語を削除したい場合に指定します。
/WUパラメタと/WDパラメタの少なくとも一つを指定する必要があります。/WDパラメタと同時に指定された場合、単語辞書に登録されているすべての単語を削除します。
すべてのデフォルト登録単語を削除したい場合に指定します。
/WUパラメタと/WDパラメタの少なくとも一つを指定する必要があります。/WUパラメタと同時に指定された場合、単語辞書に登録されているすべての単語を削除します。
削除したい単語を指定した単語ファイル名を指定します。形式については、“E.2.3 単語登録コマンド”の“単語ファイルの形式”を参照してください。
ファイル名は、ダブルクォーテーション(")で囲んで指定してください。
本パラメタは、必ず最後のパラメタとして指定してください。
コマンド実行例
例
以下の条件で単語辞書の単語を削除する場合
業務名が「総務」
よみが「ふじつう」
表現が「富士通」
品詞が「一般名詞」
"C:\Program Files\CharMGR\JPMAN\F5ATWWIO.exe" /D /GY "総務" /WR "ふじつう" /WE "富士通" /WC "一般名詞"
以下の条件で単語辞書の単語を一括で削除する場合
業務名が「総務」
削除する単語は、すべてのユーザ登録単語
"C:\Program Files\CharMGR\JPMAN\F5ATWWIO.exe" /R /GY "総務" /WU
復帰コード
正常終了すると、0が返却されます。それ以外の値はエラーです。
エラーの内容と対処法については、“E.5.2 復帰コード”の“表E.5 辞書関連のコマンドで返却される復帰コード”を参照してください。