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Interstage Charset Manager Standard Edition V9 使用手引書 日本語資源適用編
FUJITSU Software

2.2.1 Windowsの場合

Windows系の場合、配付された日本語資源に適用バッチファイルが含まれています。適用バッチファイルを自動的に実行するように指定することもできます。自動実行の設定方法は、“Charset Manager 使用手引書 日本語資源管理編”の“6.2.1.2 配付情報の設定”を参照してください。

自動実行しない場合には、適用バッチファイルを手動で実行する必要があります。または、外字適用を起動して、画面上から適用することもできます。ここでは、画面上から適用する方法について説明します。

注意

  • Server Core環境の場合、画面は表示できません。

外字適用は以下の手順で起動します。

『操作』

外字適用機能の起動は、以下のいずれかの操作で行います。

『指定項目』

[移入]ボタン

[移入]ウィンドウを開き、外字の移入を行います。

[移出]ボタン

[移出]ウィンドウを開き、外字の移出を行います。

[終了]ボタン

外字適用ウィンドウを閉じます。

参考

移入機能をコマンド形式で呼び出すことが可能です。

詳細は、“A.1 外字連携機能”を参照してください。

移入のウィンドウを、以下に示します。

図2.3 移入

『指定項目』

転送ファイル名

日本語資源管理から取り出した、転送ファイルのファイル名を指定します。

本ファイルには、転送時に作成したファイルを指定してください。転送ファイルの形式はTrueType外字連携形式(TCF)です。

移入先フォント

転送ファイル中の外字を移入するフォントを指定します。指定できるフォントは以下のとおりです。

  • 標準の外字

    Windows標準の外字に登録します。

  • JEF明朝フォント

    JEF拡張漢字サポートが提供しているJEF明朝フォントに登録します。

    JEF拡張漢字サポートがインストールされているときに表示されます。

  • JEFゴシックフォント

    JEFゴシックフォントに登録します。

    JEFゴシックフォントがインストールされているときに表示されます。

  • 書体を意識した外字

    利用者が関連づけた外字ファイル、または、日本語資源管理で管理できる書体に対する外字ファイルに登録します。

コード系名

指定可能なコード系は、SJIS、UCS2、UCS4です。

標準の外字、または以下の書体を意識した外字の場合、移入先フォントのコード系を指定します。

  • MS 明朝

  • MS P明朝

  • MS ゴシック

  • MS Pゴシック

  • MS UI Gothic

  • メイリオ

変換表に定義されているJEF拡張文字を移入

本チェックボックスは、JEF拡張漢字サポート、またはJEFゴシックフォントがインストールされている場合、指定できます。

  • チェックされている場合(デフォルト)

    以下の場合にJEFフォントのJEF拡張文字をシステムフォントに登録します。

    • 文字コード変換表を参照し、JEF拡張漢字域とSJISの外字域の対応関係が存在し、移入先コード系にSJISを指定した場合

    • 文字コード変換表を参照し、JEF拡張漢字域とUCS2の外字域の対応関係が存在し、移入先コード系にUCS2を指定した場合

    • 文字コード変換表を参照し、JEF拡張漢字域とUCS4の外字域の対応関係が存在し、移入先コード系にUCS4を指定した場合

  • チェックされていない場合

    JEF拡張文字の移入処理を行わず、転送ファイル内に対応する文字を移入します。

JEF拡張文字の移入元フォント

指定可能なフォントは、明朝とゴシックです。

「変換表に定義されているJEF 拡張文字を移入」をチェックした場合、指定できます。

  • 明朝

    JEF拡張漢字サポートが提供しているJEF明朝フォントの拡張文字を登録します。

    JEF拡張漢字サポートがインストールされているときに表示されます。

  • ゴシック

    JEFゴシックフォントの拡張文字を登録します。

    JEFゴシックフォントがインストールされているときに表示されます。

JEF拡張文字の移入元フォント

指定可能なフォントは、明朝とゴシックです。

OS再起動後に適用

OS再起動後に適用します。Windows Server 2012 / Windows Server 2016 / Windows Server 2019の場合にはチェックを外すことはできません。ただし、即時適用を許可する設定をすると、チェックを外すことができます。即時適用を許可する設定については、“◆Windows Server 2012 / Windows Server 2016 / Windows Server 2019で再起動せずに適用したい場合”を参照してください。

複数の転送ファイルを一つの書体に移入する場合には、転送ファイルの移入ごとにOSの再起動が必要です。

Windows 10 / Windows 8.1の場合、高速スタートアップの設定が有効になっていると、シャットダウンしてから起動しても再起動後適用はされません。再起動後適用を行う場合には、再起動を必ず行ってください。

注意

  • 以下の場合には、JEF拡張漢字サポートの文字パターン(JEFフォントファイル)が登録されます。JEF拡張漢字サポートがインストールされていない場合、JEF拡張漢字は移入できません。

    • 文字コード変換表にJEF拡張文字域とSJISの外字域の対応関係が存在し、移入先コード系にSJISを指定した場合

    • 文字コード変換表にJEF拡張文字域とUCS2の外字域の対応関係が存在し、移入先コード系にUCS2を指定した場合(UCS2の定義ができるのは、ADJUST V2.1L40以降です。)

    • 文字コード変換表にJEF拡張文字域とUCS4の外字域の対応関係が存在し、移入先コード系にUCS4を指定した場合(UCS4の定義ができるのは、V9.0.0以降です。)

  • Windowsに、本機能を使用して外字を移入した場合、移入された外字はシステム標準の外字エディタでは表示できません。
    移入された外字の確認はWindowsの「文字コード表」を使用してください。
    また、外字エディタによる編集も行なわないでください。(資源管理サーバとクライアントで外字の不整合が発生します)

  • 書体を意識したTrueTypeフォントを対象にして操作を行う場合、取り扱う外字フォントは、システム標準の外字エディタで関連づけたフォント、または日本語資源管理で管理できる書体が対象となります。UCS2のコード系またはUCS4のコード系で移入する場合は、標準の外字または以下の書体を意識した外字だけが対象となりかつ、UCS2のコード系とUCS4のコード系で異なります。

    UCS2コード系の場合

    MS 明朝
    MS P明朝
    MS ゴシック
    MS Pゴシック
    MS UI Gothic
    メイリオ
    FUJ明朝体
    FUJゴシック体

    UCS4コード系の場合

    MS 明朝
    MS P明朝
    MS ゴシック
    MS Pゴシック
    MS UI Gothic
    メイリオ
    IPAmj明朝

  • 外字ロードサービスを使用し運用している場合は、外字適用の移入時に一時的にEnableEUDC(FALSE)を発行し、終了後にEnableEUDC(TRUE)を発行します。外字ロードサービスについては、“2.4 外字ロードサービス”を参照してください。

  • JEF拡張漢字サポートのインストールユーザー以外でFUJ明朝体の移入を行なう場合は、JEF拡張漢字サポートが提供するテストアプリケーションの"テストプログ コード変換 UNICODE用"を一度起動させて下さい。

  • 外字データライブラリに定義されている文字を日本語資源管理から取り出して移入する場合、[変換表に定義されているJEF拡張文字を移入]のチェックボックスは選択されていない状態にしてください。
    チェックボックスを選択した場合、日本語資源管理から取り出した文字が移入されずJEFフォントのJEF拡張文字が登録される場合があります。

参考

適用された外字を確認する方法
JEF明朝フォントの場合

JEF拡張漢字サポートの「テストプログラムコード表」を使用して確認してください。

上記以外のフォントの場合

システムツールの「文字コード表」を使用して確認してください。

2.2.1.1 ユーザーアカウント制御が有効な環境の場合

ユーザーアカウント制御が有効な環境で、管理者アカウントを使用しているユーザーが外字の移入を行う場合、起動と同時に権限昇格ダイアログボックスが表示されます。権限昇格する場合は、同意してください。

権限昇格せずに利用する場合、または標準ユーザーアカウントを使用しているユーザーが利用する場合は、管理者アカウントを使用しているユーザーで以下の手順を実施後、外字の移入を行ってください。

注意

  • 標準の外字、書体に関連付けられた外字ファイルがデフォルトのディレクトリ(%SystemRoot%\Fonts)、JEF拡張漢字サポートやJEFゴシックフォントに含まれるフォントを利用する場合は、管理者アカウントを使用しているユーザーが権限昇格した場合のみ利用できます。
    管理者アカウントを使用しているユーザーが権限昇格せずにこれらのフォントを利用する、または標準ユーザーアカウントを使用しているユーザーが利用する方法については、“3.4.1 複数ユーザーでの運用”を利用するか、資源管理サーバで書体を意識した外字に移行してから、配付、適用を行ってください。

手順

  1. 管理者アカウントを使用しているユーザーが、権限昇格せずにこの機能を利用する場合は、以下のマニフェストファイルを削除します。標準ユーザーアカウントを使用しているユーザーは、この手順を実施する必要はありません。

    • インストールディレクトリ\ADJUST\f3cemfrm.exe.manifest

  2. インストールディレクトリのアクセス権限を変更します。

    1. エクスプローラでCharset Managerのインストールディレクトリ(例:C:\Program Files\CharMGR)を選択し、マウスで右クリックします。

    2. プロパティの[セキュリティ]タブを開きます。

    3. [グループまたはユーザ名]で、実行ユーザー、新規作成した実行ユーザーを含むグループ、Usersグループのいずれか(例:Users)を選択します。

    4. [アクセス許可]のリストで、[変更]の[許可]チェックボックスにチェックを入れ、[適用]ボタンをクリックします。

    5. [OK]ボタンをクリックします。

  3. レジストリのアクセス権限を変更します。

    1. レジストリエディタで、以下のツリーを選択します。
      HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu\ADJUST
      注)32ビット製品を64ビットOSへインストールした場合は、以下のレジストリになります。
      HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Wow6432Node¥Fujitsu¥ADJUST

    2. [アクセス許可]ダイアログボックスで、実行ユーザー、新規作成した実行ユーザーを含むグループ、Usersグループのいずれか(例:Users)を選択し、[詳細設定]ボタンをクリックします。

    3. [セキュリティの詳細設定]ダイアログボックスで、[アクセス許可エントリ]のリストボックスから実行ユーザー、新規作成した実行ユーザーを含むグループ、Usersグループのいずれか(例:Users)を選択し、[編集]ボタンをクリックします。

    4. [アクセス許可エントリ]ダイアログボックスで、[値の設定]と[サブキーの作成]の[許可]を選択し、[OK]ボタンをクリックします。

    5. [セキュリティの詳細設定]ダイアログボックスで、[OK]ボタンをクリックします。

    6. [アクセス許可]ダイアログボックスで、[OK]ボタンをクリックします。

    7. レジストリエディタを終了します。

  4. KAJO_Jフォントを移入/適用する場合は、2.と同様の手順で、KAJO_Jフォントのインストールディレクトリ(例:"C:\Program Files\KAJO\KAJO_J_FONT")のアクセス権限を変更します。

  5. 外字の移入を行うユーザーでログインし、外字ファイル関連づけコマンド(f3ceudcl.exe)を実行します。

    f3ceudcl.exe /s 書体名 /f 外字ファイル名

    復帰コードが101(すでに関連づけされています)になる場合は、/rパラメタを追加で指定してください。また、2と同様の手順で、外字ファイルの格納先ディレクトリのアクセス権限を変更します。ただし、関連づけされている外字ファイルがシステムのフォントディレクトリ(例:“C:\WINDOWS\Fonts”)に格納されている場合は、“外字ファイル名”に運用時に利用するユーザーが変更権限を持つディレクトリ配下のファイル名を指定して、関連づけする必要があります。

2.2.1.2 Windows Server 2012 / Windows Server 2016 / Windows Server 2019の場合

Windows Server 2008より前のバージョンでは、Windowsサービスは物理コンソールにログオンしたユーザーと同じセッション(セッション0)で実行されていましたが、Windows Server 2008 ではセキュリティへの配慮から、セッション0が分離されました。このセッション0の分離により、システムプロセスとWindowsサービスはセッショ ン0で実行され、ログオンユーザーが実行するアプリケーションはセッション1以降で実行されます。

Windowsにおける外字ファイルは、各セッション共通で参照されます。このため、セッション0上のWindowsサービスが外字を使用している場合、セッション1以降のログオンユーザー側で外字の移入を行うと、外字ファイルの競合 が発生し、外字の移入ができません。

このため、Windows Server 2012 / Windows Server 2016 / Windows Server 2019で外字の移入を確実に行うためには、再起動後適用の指定を行うようにしてください。

なお、管理者アカウントを持つユーザーが権限昇格せずに実行する場合や、標準ユーザーアカウントを持つユーザーが再起動後適用を行う場合には、以下の事前準備が必要です。

事前準備
  1. レジストリエディタで、以下のツリーを選択します。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager

  2. [アクセス許可]ダイアログボックスで、実行ユーザー、新規作成した実行ユーザーを含むグループ、Usersグループのいずれか(例:Users)を選択し、[詳細設定]ボタンをクリックします。

  3. [セキュリティの詳細設定]ダイアログボックスで、[アクセス許可エントリ]のリストボックスから実行ユーザー、新規作成した実行ユーザーを含むグループ、Usersグループのいずれか(例:Users)を選択し、[編集]ボタンをクリックします。

  4. [アクセス許可エントリ]ダイアログボックスで、[値の設定]と[サブキーの作成]の[許可]を選択し、[OK]ボタンをクリックします。

  5. [セキュリティの詳細設定]ダイアログボックスで、[OK]ボタンをクリックします。

  6. [アクセス許可]ダイアログボックスで、[OK]ボタンをクリックします。

  7. レジストリエディタを終了します。

再起動後適用するための手順は以下のようになります。

Charset Managerの資源配付機能を利用して、自動で部門サーバに適用する場合
  1. 日本語資源管理の[サーバグループの設定]で「再起動後適用」を指定して配付します。

  2. OSを再起動します。

Charset Managerの資源配付機能を利用して、手動で部門サーバに適用する場合
  1. 日本語資源管理の[サーバグループの設定]で「適用しない」を指定して配付します。

  2. 適用バッチファイルを実行します。詳しくは“2.1.3 オフライン配付の設定”の“2.1.3.3 資源の適用”を参照してください。

  3. OSを再起動します。

Centric Managerによる配付で部門サーバに適用する場合
  1. Centric Managerを利用して配付し、適用します。詳しくは“2.1.2 Centric Managerによる配付の設定”を参照してください。

  2. OSを再起動します。

オフライン配付で部門サーバに適用する場合
  1. 日本語資源管理から配付して、配付資源を配置します。詳しくは“2.1.3 オフライン配付の設定”を参照してください。

  2. 適用バッチファイルを実行します。詳しくは“2.1.3 オフライン配付の設定”の“2.1.3.3 資源の適用”を参照してください。

  3. OSを再起動します。

日本語資源取出しでクライアントに適用する場合
  1. スタートメニューから[日本語資源取出し]を実行します。または、以下のコマンドを実行してください。

    Charset Managerインストールディレクトリ\JPCLI\f5athcli.exe /D /R

    詳しくは“3.1.1 Charset Managerの資源配付の設定”の“3.1.1.4 日本語資源の取出し”を参照してください。

  2. OSを再起動します。

Centric Managerによる配付でクライアントに適用する場合
  1. Centric Managerを利用して配付し、適用します。詳しくは“3.1.2 Centric Managerによる配付の設定”を参照してください。

  2. OSを再起動します。

オフライン配付でクライアントに適用する場合
  1. 日本語資源管理から配付して、配付資源を配置します。詳しくは“3.1.3 オフライン配付の設定”を参照してください。

  2. 適用バッチファイルを実行します。詳しくは“3.1.3 オフライン配付の設定”の“3.1.3.2 資源の適用”を参照してください。

  3. OSを再起動します。

外字の移入画面で適用する場合
  1. [OS再起動後に適用]チェックボックスにチェックがついた状態になっているため、そのまま実行します。

  2. OSを再起動します。

外字連携機能のコマンドで適用する場合
  1. 外字連携機能の移入機能で、/Rパラメタを指定して実行します。詳しくは“A.1 外字連携機能”を参照してください。

  2. OSを再起動します。

Windows Server 2012 / Windows Server 2016 / Windows Server 2019で再起動せずに適用したい場合

Charset Managerでは確実に外字を適用するため、Windows Server 2012 / Windows Server 2016 / Windows Server2019で外字適用を行うときに以下のような動作をします。

しかし、運用によっては即時に適用を行いたい場合もあります。この場合には、以下のコマンドを実行することで、即時適用を許可することができます。

Charset Managerのインストールディレクトリ\ADJUST\F3cejbms.exe /F DirectApply /SET

即時適用を許可した場合、それぞれの動作は以下のようになります。

注意

即時適用を許可した場合、以下の条件では正しく適用できない場合があります。

  • ユーザーがログオンしている状態

  • 外字を扱うアプリケーションやWindowsサービスが起動している場合

このため、運用を制限できない、運用が特定できないといった場合は、再起動後適用を指定することをお勧めします。

C:\>"C:\Program Files\CharMGR\ADJUST\F3cejbms.exe" /F DirectApply /SET

設定を元に戻したい(許可しないようにしたい)場合には、以下のコマンドを実行してください。

Charset Managerのインストールディレクトリ\ADJUST\F3cejbms.exe /F DirectApply /RESET

C:\>"C:\Program Files\CharMGR\ADJUST\F3cejbms.exe" /F DirectApply /RESET

現在の設定を確認するには、以下のコマンドを実行し、復帰コードとメッセージで確認してください。

Charset Managerのインストールディレクトリ\ADJUST\F3cejbmr.exe /F DirectApply

復帰
コード

メッセージ内容

意味

1

[mm/dd/yyyy_hh:mm:ss] FSP_INTS-CM_F3CEJBMR:INFO:1:指定されたモードは「設定」状態です。

即時適用を許可しています。

2

[mm/dd/yyyy_hh:mm:ss] FSP_INTS-CM_F3CEJBMR:INFO:2:指定されたモードは「解除」状態です。

即時適用を許可していません。

上記以外は、エラーです。メッセージに従って対処してください。

C:\>"C:\Program Files\CharMGR\ADJUST\F3cejbmr.exe" /F DirectApply
C:\>[10/10/2008_13:30:30] FSP_INTS-CM_F3CEJBMR:INFO:1:指定されたモードは「設定」状態です。

Windows Server 2012Server Core環境における複数ユーザーでの運用について

Windows Server 2012のServer Core環境で、ログオンする複数のユーザーで共通の外字を使用したい場合、“3.4.1 複数ユーザーでの運用”の手順ではなく、以下の手順を実施する必要があります。

ドメイン運用でない場合
  1. 以下のログオン・スクリプトを共有フォルダ(NETLOGON)に複写します。

    Charset Managerのインストールディレクトリ\ADJUST\f3cejblk.cmd

    「NET SHARE NETLOGON」コマンドで、共有フォルダ(NETLOGON)が存在するか確認します。
    もし、存在しない場合は、共有フォルダ(NETLOGON)を作成します。

    コマンド例)NET SHARE NETLOGON=c:\share /GRANT:everyone,READ /REMARK:"Logon server share"

  2. アカウントにログオン・スクリプトを割り当てます。

    • 新規のアカウントにログオン・スクリプトを割り当てる場合
      構文:NET USER ユーザー名 {パスワード | *} /ADD /scriptpath:パス名 [その他のオプション]

    • 既存のアカウントにログオン・スクリプトを割り当てる場合
      構文:NET USER ユーザー名 /scriptpath:パス名

C:\Users\administrator>NET SHARE NETLOGON
この共有リソースは存在しません。
C:\Users\administrator>MKDIR c:\share
C:\Users\administrator>NET SHARE NETLOGON=c:\share /GRANT:everyone,READ /REMARK:"Logon server share"
NETLOGON が共有されました。
C:\Users\administrator>copy "C:\Program Files\CharMGR\ADJUST\f3cejblk.cmd" c:\share\f3cejblk.cmd
        1 個のファイルをコピーしました。
C:\Users\administrator>NET USER olduser /scriptpath:f3cejblk.cmd
コマンドは正常に終了しました。
ドメイン運用の場合
  1. ドメインサーバで、以下のログオン・スクリプトを共有フォルダ(NETLOGON)に配置します。

    Charset Managerのインストールディレクトリ\ADJUST\f3cejblk.cmd

    なお、ドメインサーバにCharset Managerがインストールされていない場合は、Charset Managerをインストールされたサーバからスクリプトを複写してください。

  2. ドメインサーバで、アカウントにログオン・スクリプトを割り当てます。

    1. 「Active Directory ユーザーとコンピュータ」を起動します。

    2. 対象ユーザーのプロパティを開き、「プロファイル」タグの「ログオンスクリプト」に、「f3cejblk.cmd」を設定します。