ほかの配付ツールを使う場合には、配付ツールの指定に従ってください。
『操作』
配付先ディレクトリに日本語資源を格納します。
管理ディレクトリ\JPRES\CLI\hmgr\receipt
日本語資源を適用します。詳細については、本項の“3.1.3.2 資源の適用”を参照してください。
配付先のディレクトリ配下には、以下のような構成でクライアントに格納される日本語資源が配付されます。
配付された外字資源を適用するには、以下のバッチファイルを実行してください。
管理ディレクトリ\JPRES\CLI\hmgr\receipt\CLxxxxxx\apply.bat
外字資源の適用結果は、バッチの復帰コードでは通知されません。以下のファイルを確認してください。
管理ディレクトリ\JPRES\CLI\hmgr\receipt\CLxxxxxx\tempbans.log
Charset-入力アシスト用の辞書資源を適用するには、以下のコマンドを実行してください。
入力アシストのインストールディレクトリ\CMD\DFCopy.exe /FO 管理ディレクトリ\JPRES\CLI\hmgr\receipt\CLxxxxxx\CharsetIME
KAJO_J IME V2用の辞書資源を適用するには、以下のコマンドを実行してください。
KAJO_J IME V2のインストールディレクトリ\CMD\DFCopy.exe /FO 管理ディレクトリ\JPRES\CLI\hmgr\receipt\CLxxxxxx\CharsetIME
その他のIME辞書の辞書資源を適用するには、個々に辞書の登録を行ってください。詳細は、“3.2.2 辞書を移入する”を参照してください。
なお、Charset Managerの資源配付機能の場合、その他のIMEの辞書資源の適用以外は自動的に実行されるため、上記のバッチファイルの実行は不要です。
参考
管理ディレクトリは、インストール時に設定したCharset Managerの管理ディレクトリです。
例:C:\resMGR
適用バッチファイル/シェルファイルを実行すると、コード変換テーブルと変換仕様設定ファイルと変換拡張テーブルも適用されます。
注意
Charset-入力アシストの辞書を適用する場合、適用コマンドを実行したマシン内のすべてのユーザーに対して、適用されます。
Charset-入力アシストの漢字辞書については、すべてのユーザーに対して即座に適用されます。単語辞書については、コマンド実行ユーザー以外のユーザーについては、ログイン時に適用されます。
適用するフォントシステムは、あらかじめインストールしておいてください。
Windows Server 2012 / Windows Server 2016 / Windows Server 2019の場合、OSの再起動後に外字が適用されます。詳しくは、“2.2.1.2 Windows Server 2012 / Windows Server 2016 / Windows Server 2019の場合”を参照してください。
Windows 10/Windows 8.1の場合、高速スタートアップの設定が有効になっていると、シャットダウンしてから起動しても再起動後適用はされません。再起動後適用を行う場合には、再起動を必ず行ってください。
■管理者権限モードで実行する場合
以下の手順で、適用バッチファイルを実行してください。適用バッチファイル(管理ディレクトリ\JPRES\CLI\hmgr\receipt\CLxxxxxx\apply.bat)を右クリックします。
適用バッチファイルを、[管理者として実行]から実行します。
■権限昇格せずに実行する場合、または標準ユーザーアカウントを使用しているユーザーが実行する場合
管理者アカウントを使用しているユーザーで以下の手順を実施後、資源の適用を行ってください。
注意
標準の外字、書体に関連付けられた外字ファイルがデフォルトのディレクトリ(%SystemRoot%\Fonts)、JEF拡張漢字サポートやJEFゴシックフォントに含まれるフォントを利用する場合は、管理者アカウントを使用しているユーザーが権限昇格した場合のみ利用できます。
管理者アカウントを使用しているユーザーが権限昇格せずにこれらのフォントを利用する、または標準ユーザーアカウントを使用しているユーザーが利用する方法については、“3.4.1 複数ユーザーでの運用”を利用するか、資源管理サーバで書体を意識した外字に移行してから、配付、適用を行ってください。
管理者アカウントを使用しているユーザーが、権限昇格せずにこの機能を利用する場合は、以下のマニフェストファイルを削除します。標準ユーザーアカウントを使用しているユーザーは、この手順を実施する必要はありません。
インストールディレクトリ\ADJUST\f3cemfrm.exe.manifest
以下のディレクトリのアクセス権限を変更します。
Charset Managerのインストールディレクトリ(例:C:\Program Files\CharMGR)
管理ディレクトリ(例:C:\resMGR)
エクスプローラで対象のディレクトリを選択し、マウスで右クリックします。
プロパティの[セキュリティ]タブを開きます。
[グループまたはユーザ名]で、実行ユーザー、新規作成した実行ユーザーを含むグループ、Usersグループのいずれか(例:Users)を選択します。
[アクセス許可]のリストで、[変更]の[許可]チェックボックスにチェックを入れ、[適用]ボタンをクリックします。
[OK]ボタンをクリックします。
レジストリのアクセス権限を変更します。
レジストリエディタで、以下のツリーを選択します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu\ADJUST
注)32ビット製品を64ビットOSへインストールした場合は、以下のレジストリになります。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Wow6432Node¥Fujitsu¥ADJUST
[アクセス許可]ダイアログボックスで、実行ユーザー、新規作成した実行ユーザーを含むグループ、Usersグループのいずれか(例:Users)を選択し、[詳細設定]ボタンをクリックします。
[セキュリティの詳細設定]ダイアログボックスで、[アクセス許可エントリ]のリストボックスから実行ユーザー、新規作成した実行ユーザーを含むグループ、Usersグループのいずれか(例:Users)を選択し、[編集]ボタンをクリックします。
[アクセス許可エントリ]ダイアログボックスで、[値の設定]と[サブキーの作成]の[許可]を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
[セキュリティの詳細設定]ダイアログボックスで、[OK]ボタンをクリックします。
[アクセス許可]ダイアログボックスで、[OK]ボタンをクリックします。
レジストリエディタを終了します。
KAJO_Jフォントを移入/適用する場合は、2.と同様の手順で、KAJO_Jフォントのインストールディレクトリ(例:"C:\Program Files\KAJO\KAJO_J_FONT")のアクセス権限を変更します。
資源の適用を行うユーザーでログインし、外字ファイル関連づけコマンド(f3ceudcl.exe)を実行します。
f3ceudcl.exe /s 書体名 /f 外字ファイル名
復帰コードが101(すでに関連づけされています)になる場合は、/rパラメタを追加で指定してください。また、2と同様の手順で、外字ファイルの格納先ディレクトリのアクセス権限を変更します。ただし、関連づけされている外字ファイルがシステムのフォントディレクトリ(例:“C:\WINDOWS\Fonts”)に格納されている場合は、“外字ファイル名”に運用時に利用するユーザーが変更権限を持つディレクトリ配下のファイル名を指定して、関連づけする必要があります。