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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.3.0 操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理)
FUJITSU Software

17.2.5 ネットワークリソースの設定変更

ここでは、ネットワークリソースの設定変更を行う方法について説明します。

以下の項目が変更できます。

表17.12 ネットワークリソースの変更項目

操作

L-Serverの状態

物理L-Server

物理L-Server

(iSCSIブート)

仮想L-Server

定義済み

リソース未割当て

リソース割当て済み

すべて

定義済み

リソース未割当て

リソース割当て済み

IPアドレスの変更

(管理LAN/業務LAN) (注1)

○ (注2)

○ (注2)

NICまたはNICグループに接続するネットワークリソースの変更

-

○ (注2)

○ (注2)

NICの追加と削除

-

-

-

○ (注4)

○ (注5)

○ (注5)

アンタグVLANを使用する/しないの変更

-

-

-

-

NICまたはNICグループに接続するネットワークリソースの追加と削除

-

-

-

-

冗長化の変更

(例:NIC1、2の組合せをNIC3、4にする)

○ (注3)

○ (注3)

-

-

-

-

冗長化の追加

(例:NIC1をNIC1、2の組合せにする)

○ (注3)

○ (注3)

-

-

-

-

冗長化の削除

(例:NIC1、2の組合せをNIC1だけにする)

○ (注3)

○ (注3)

-

-

-

-

注1) サブネットを越えたIPアドレスの変更はできません。
注2) VM製品の種別により異なります。詳細は、「表17.15 VM製品の種別による、ネットワークリソースとIPアドレスの変更(リソース未割当て/割当て済み)」を参照してください。
注3) 物理 L-Serverの管理LANとして、配備先の物理サーバの"管理LAN(MACアドレス1)" を選択してください。また、物理L-Serverの管理LANを冗長化する場合は、配備先の物理サーバの管理LANのNICすべてを含んでいる必要があります。
注4) VM製品の種別により異なります。詳細は、「表17.13 VM製品の種別によるNIC変更(定義済み)」を参照してください。
注5) VM製品の種別により異なります。詳細は、「表17.14 VM製品の種別によるNIC変更(リソース未割当て/割当て済み)」を参照してください。


表17.13 VM製品の種別によるNIC変更(定義済み)

リソース名

変更

VMware
Hyper-V
Solarisゾーン
OVM for SPARC
OVM for x86 3.x
OVM for x86 2.2

RHEL-KVM
RHEL-Xen
Citrix Xen

NIC

追加と削除

×


表17.14 VM製品の種別によるNIC変更(リソース未割当て/割当て済み)

リソース名

変更

VMware
Hyper-V
RHEL-KVM

Solarisゾーン
OVM for SPARC
OVM for x86 3.x
Citrix Xen

RHEL-Xen
OVM for x86 2.2

NIC

追加

×

×

削除

×

×

定義追加

×

×

定義削除

×

×


表17.15 VM製品の種別による、ネットワークリソースとIPアドレスの変更(リソース未割当て/割当て済み)

リソース名

変更

VMware

Hyper-V
RHEL-KVM
RHEL-Xen
Citrix Xen
Solarisゾーン
OVM for SPARC
OVM for x86 3.x
OVM for x86 2.2

NIC

IPアドレス

×

ネットワークリソース

×

注意

  • L-Serverの仕様を変更しても、L-ServerにインストールされているOSの設定は変更されません。変更後のL-ServerのIPアドレスおよびネットワーク情報に合わせて、OSのネットワーク設定を変更してください。

  • 物理L-Serverのネットワーク構成変更時に、CNAのLPVIDの値は自動的に反映されません。

    [ファンクション数の拡大(オンボード)]が有効になっている場合、[リソース詳細]タブの[ネットワーク情報]から変更後の物理L-ServerのVLAN設定を確認し、CNAのLPVIDを変更してください。

  • 物理L-Serverの場合、管理LANに使用しているNICの搭載位置は変更できません。

  • L-Server配備後は、VMwareからポートグループを利用するネットワークリソースのラベルの変更は行なわないでください。
    誤ってポートグループを利用するネットワークリソースのラベルを変更してしまった場合、新規のL-Server配備に失敗します。

以下の手順で、ネットワークリソースの設定変更を行います。


L-Serverが定義済みの状態の場合

  1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[定義情報]を選択します。

    [L-Serverの定義変更]ダイアログが表示されます。

  2. [ネットワーク]タブでL-Serverのネットワークリソースの設定を変更します。

    参考

  3. [OK]ボタンをクリックします。


L-Serverがリソース未割当状態またはリソース割当て済み状態の場合

物理L-Serverの場合
  1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[ネットワーク構成]を選択します。

    [L-Serverのネットワーク構成変更]ダイアログが表示されます。

  2. 以下の項目を入力します。

    NIC

    [追加]ボタンをクリックすると、ネットワークが追加できます。

    [ネットワークの追加]ダイアログで、接続するネットワークリソースを選択します。

    参考

    - 新しいNICまたはNICグループを追加する場合、[ネットワークの追加]ダイアログの[NIC]に"(未定義)"のNIC番号を選択します。NICを冗長化する場合、冗長化に使用するNICのペアを選択します。

    = 定義済みのNICまたはNICグループに接続するネットワークを追加する場合、[ネットワークの追加]ダイアログの[NIC]に定義済みのNIC番号を選択します。

    [削除]ボタンをクリックすると、選択したネットワークが削除されます。

    L-Server作成時に指定したNICの数にならないと[OK]ボタンが活性になりません。[OK]ボタンが非活性の場合、[追加]ボタンをクリックし、未定義のNICに構成を定義してください。

    ネットワーク

    [変更]ボタンをクリックし、NICまたはNICグループに接続するネットワークリソースを選択します。

    IPアドレス

    L-Serverに設定するIPアドレスを入力します。入力しなかった場合、自動的にIPアドレスが割り当てられます。

    タグなしVLAN

    NICまたはNICグループにタグなしVLANを使用するか選択します。

  3. [OK]ボタンをクリックします。

  4. [ファンクション数の拡大(オンボード)]が有効で、かつ、タグなしVLANのネットワークリソースの設定を変更した場合、CNAのLPVIDを変更してください。

  5. 変更後のL-ServerのIPアドレスおよびネットワーク情報に合わせて、OSのネットワークを設定します。

    詳細は、「導入ガイド CE」の「7.8 L-Serverのネットワーク冗長化とVLAN設定」を参照してください。

コマンドでは、rcxadm lserver modifyコマンドを実行します。
rcxadm lserver modifyコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.6 rcxadm lserver」を参照してください。


仮想L-Serverの場合

NICまたはNICグループに接続している、ネットワークリソースとIPアドレスの変更は、rcxadm lserver modifyコマンドを使用します。これによって、仮想L-Serverのネットワークリソースの設定をVMゲストに合わせることができます。

NICの追加または削除は、rcxadm lserver attachまたはdetachコマンドを使用します。
NICを追加した場合、追加されたL-ServerのNICのIPアドレスに合わせて、OSのネットワーク設定をしてください。

rcxadm lserverコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.6 rcxadm lserver」を参照してください。