ページの先頭行へ戻る
ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.3.0 操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理)
FUJITSU Software

16.2.4 [ネットワーク]タブ

以下の項目を指定します。

NIC/ネットワーク

L-Serverで使用するNICと接続するネットワークを設定します。[追加]ボタンをクリックすると、[ネットワークの追加]ダイアログが表示されます。NICと接続するネットワークリソースを選択します。

設定可能なNIC数は、1~32個です。

NIC

L-Serverで使用するNICをリストから選択します。新しいNICまたはNICグループを追加する場合、リストから"(未定義)"と表示されたNICを選択します。定義済みのNICを選択した場合、ネットワークリソースが追加されます。

[サーバ]タブで[ファンクション数の拡大(オンボード)]を有効にした場合、物理L-Server作成時、L-Serverの各NICとファンクションは以下のように対応付けられます。

表16.3 [ポートあたりのファンクション数]で"2"を選択した場合の対応関係

NIC番号

CNAのファンクション

1

オンボードCNAの物理ポート1のファンクション番号0

2

オンボードCNAの物理ポート2のファンクション番号0

3

オンボードCNAの物理ポート1のファンクション番号1

4

オンボードCNAの物理ポート2のファンクション番号1

表16.4 [ポートあたりのファンクション数]で"4"を選択した場合の対応関係

NIC番号

CNAのファンクション

1

オンボードCNAの物理ポート1のファンクション番号0

2

オンボードCNAの物理ポート2のファンクション番号0

3

オンボードCNAの物理ポート1のファンクション番号1

4

オンボードCNAの物理ポート2のファンクション番号1

5

オンボードCNAの物理ポート1のファンクション番号2

6

オンボードCNAの物理ポート2のファンクション番号2

7

オンボードCNAの物理ポート1のファンクション番号3

8

オンボードCNAの物理ポート2のファンクション番号3

VIOMまたはISMで管理されたラックマウント型とタワー型サーバを物理L-Serverとして利用する場合、物理L-ServerのNIC番号は、「導入ガイド CE」の「7.1.6 L-Serverテンプレートでモデル名を指定せずに物理L-Serverを作成する場合の設定」でLANまたはCNAとして定義した定義順番と対応付けられ、仮想MACアドレスが設定されます。

NICを冗長化する

NICを冗長化する場合、[NICを冗長化する]チェックボックスにチェックを入れ、冗長化するもう1つのNICのペアをリストから選択します。

ネットワーク

接続するネットワークリソースを選択します。

[ファンクション数の拡大(オンボード)]を有効にした場合、CNAのファンクションに対応した各NICに対してVLAN ID 2~4094を持つネットワークリソースを割り当ててください。例えば、[ポートあたりのファンクション数]で2を選択した場合、NIC番号1~4に対してネットワークリソースを割り当ててください。また、NICの接続先に"not connected"を選択することはできません。

同じCNAの物理ポートに対して、同じVLAN IDを持つネットワークリソースをタグなしVLANで割り当てることはできません。例えば、NIC番号1と3は、同じ物理ポート1に対応するため、同じVLAN ID2を持つネットワークリソースを割り当てるとエラーになります。

[削除]ボタンをクリックすると、選択したネットワークが削除されます。
[変更]ボタンをクリックすると、[ネットワークリソースの選択]ダイアログが表示されます。
接続するネットワークリソースを選択して、[OK]ボタンをクリックすると、接続するネットワークリソースが変更されます。

IPアドレス(省略可)

L-Serverに割り当てるIPアドレスを指定します。L-Serverに割り当てるIPアドレスを直接指定する場合に入力します。L-Server作成時には、物理サーバのIPアドレスが、ここで指定したIPアドレスに置き換えられます。

注意

事前に作成された LUN を使用して物理 L-Server を作成する場合は、LUNに格納されているOSのIPアドレスを指定してください。
事前に作成された LUN にエージェントがインストール済みで、マネージャーのIPアドレスが変更された場合に、物理 L-Server 作成後に必要な手順は、以下のとおりです。

  1. エージェントのSSL証明書データを格納しているファイルを初期化します。

    詳細は、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.5 rcxadm certctl」を参照してください。

  2. エージェントに登録されているマネージャーの管理LANのIPアドレスを変更します。

    詳細は、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.3 rcxadm agtctl」を参照してください。

  3. 物理L-Serverをリブートします。

表16.5 ネットワーク情報の対応関係【Windows】

OSの情報

L-Server設定上の情報

ネットワークインターフェースに設定するIPアドレス

(テナント管理者が設定する)

ネットワークインターフェース名

NICの番号

(ラックマウント型サーバの背面のNICの番号)

IPアドレス

192.168.1.1

ローカルエリア接続1

1

192.168.1.1

192.168.2.1

ローカルエリア接続2

2

192.168.2.1

表16.6 ネットワーク情報の対応関係【Linux】

OSの情報

L-Server設定上の情報

ネットワークインターフェースに設定するIPアドレス

(テナント管理者が設定する)

ネットワークインターフェース名

NICの番号

(ラックマウント型サーバの背面のNICの番号)

IPアドレス

192.168.1.1

eth0

1

192.168.1.1

192.168.2.1

eth1

2

192.168.2.1

タグなしVLAN

VLANを設定しない場合、チェックボックスにチェックを入れます。

同じNICまたはNICグループの中で1つだけ選択できます。

[ファンクション数の拡大(オンボード)]を有効にした場合、CNAのファンクションに対応したすべてのNICに対して[タグなしVLAN]のチェックを入れたネットワークリソースを割り当てる必要があります。

注意

【物理サーバ】
物理L-Serverに割り当てるIPアドレスは重複できません。L-Serverの数だけIPアドレスが必要です。