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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 16.6 運用ガイド Copy Control Module編
FUJITSU Storage

3.12.11 Storage Clusterコンティニュアスコピー機能を復旧する場合

PrimaryストレージまたはSecondaryストレージのどちらかが停止している状態で、コピーを起動または停止した場合、PrimaryストレージとSecondaryストレージのセッションが同期しないことがあります。

アドバンスト・コピーの状態とStorage Clusterコンティニュアスコピーセッションの状態を確認して、対処してください。
アドバンスト・コピーの状態とStorage Clusterコンティニュアスコピーセッションの状態の確認方法と、対処方法は以下のとおりです。

ポイント

PrimaryストレージとSecondaryストレージのセッションが同期していない状態でコマンドを実行すると、ccm5004メッセージ(詳細メッセージはSTXC3015)が出力されることがあります。
このメッセージが出力された場合は、以下のどちらかの方法でコピーを強制停止したあと、「対処方法」の対処を実施してください。

  • コマンドを利用する場合
    accopy fcancelコマンドの-aオプションにTFOステータスが"Standby"のストレージを指定してコピーを強制停止してください。

  • Webコンソールを利用する場合
    『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「コピーセッションの表示/強制サスペンド/強制停止」を参照して、コピーを強制停止してください。

アドバンスト・コピーの状態Storage Clusterコンティニュアスコピーセッションの状態

  1. TFOステータスが"Active"のストレージから、Standby側コンティニュアスコピーセッションの状態を確認します。

    • コマンドで確認する場合
      以下のコマンドで確認してください。

      • acopc queryコマンド
        Standby側コンティニュアスコピーセッションの状態は、[Standby-Session]欄で確認できます。

      • acec queryコマンド
        Standby側コンティニュアスコピーセッションの状態は、[Standby-Session]欄で確認できます。

    • Webコンソールで確認する場合
      『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「コピーペアの追加/表示/削除」を参照して、コピーセッションを表示してください。Standby側コンティニュアスコピーセッションの状態は、[Standby コピーセッション]欄で確認できます。

  2. TFOステータスが"Standby"のストレージから、Active側コンティニュアスコピーセッションの状態を確認します。

    • コマンドで確認する場合
      以下のコマンドで確認してください。

      • accopy queryコマンド
        TFOステータスが"Standby"のストレージを-aオプションに指定して、コマンドを実行してください。Active側コンティニュアスコピーセッションの状態は、-tfoinfoオプション指定時に表示される[TFO Info]欄で確認できます。

    • Webコンソールで確認する場合
      『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「コピーセッションの表示/強制サスペンド/強制停止」を参照して、コピーセッションを表示してください。Active側コンティニュアスコピーセッションの状態は、[Storage Cluster/セッション状態]欄で確認できます。

対処方法

TFOステータスが"Active"のストレージのアドバンスト・コピーの状態

Storage Clusterコンティニュアスコピーセッションの状態

対処方法

OPC Starting
OPC Executing

  • acopc queryコマンドの[Standby-Session]欄、またはWebコンソールの[Standby コピーセッション]欄が"Not-Exist"の場合

  1. acopc startコマンドを実行します。

Webコンソールで対処する場合は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「アドバンスト・コピーの実行」を参照して、コピーを開始してください。

EC Starting
EC Executing

  • acec queryコマンドの[Standby-Session]欄、またはWebコンソールの[Standby コピーセッション]欄が"Not-Exist"の場合

  1. acec suspendコマンドを実行して、ECを一時中断(Suspend)します。

  2. acec resumeコマンドを実行して、ECを再開します。

Webコンソールで対処する場合は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「アドバンスト・コピーの実行」を参照して、コピーを一時中断/再開してください。

EC Suspend

  • acec queryコマンドの[Standby-Session]欄、またはWebコンソールの[Standby コピーセッション]欄が"Not-Exist"の場合

  1. acec resumeコマンドを実行して、ECを再開します。

  2. acec suspendコマンドを実行して、ECを一時中断(Suspend)します。

Webコンソールで対処する場合は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「アドバンスト・コピーの実行」を参照して、コピーを再開/一時中断してください。

OPC Error Suspend
EC Error Suspend

  1. acopc cancelコマンドまたはacec cancelコマンドを実行して、コピーを停止します。

  2. acopc startコマンドまたはacec startコマンドを実行して、コピーを開始します。

Webコンソールで対処する場合は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「アドバンスト・コピーの実行」を参照して、コピーを停止/開始してください。

OPC action not startup
EC action not startup

  • accopy queryコマンドの[TFO Info]欄、またはWebコンソールの[Storage Cluster/セッション状態]欄が"unpaired"の場合

  1. accopy fcancelコマンドの-aオプションにTFOステータスが"Standby"のストレージを指定して、コピーセッションを強制停止します。

  2. acopc startコマンドまたはacec startコマンドを実行して、コピーを開始します。

Webコンソールで対処する場合は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「コピーセッションの表示/強制サスペンド/強制停止」および「アドバンスト・コピーの実行」を参照して、コピーを強制停止/開始してください。