PrimaryストレージまたはSecondaryストレージのどちらかが停止している状態で、コピーを起動または停止した場合、PrimaryストレージとSecondaryストレージのセッションが同期しないことがあります。
アドバンスト・コピーの状態とStorage Clusterコンティニュアスコピーセッションの状態を確認して、対処してください。
アドバンスト・コピーの状態とStorage Clusterコンティニュアスコピーセッションの状態の確認方法と、対処方法は以下のとおりです。
ポイント
PrimaryストレージとSecondaryストレージのセッションが同期していない状態でコマンドを実行すると、ccm5004メッセージ(詳細メッセージはSTXC3015)が出力されることがあります。
このメッセージが出力された場合は、以下のどちらかの方法でコピーを強制停止したあと、「対処方法」の対処を実施してください。
コマンドを利用する場合
accopy fcancelコマンドの-aオプションにTFOステータスが"Standby"のストレージを指定してコピーを強制停止してください。
Webコンソールを利用する場合
『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「コピーセッションの表示/強制サスペンド/強制停止」を参照して、コピーを強制停止してください。
アドバンスト・コピーの状態とStorage Clusterコンティニュアスコピーセッションの状態
TFOステータスが"Active"のストレージから、Standby側コンティニュアスコピーセッションの状態を確認します。
コマンドで確認する場合
以下のコマンドで確認してください。
acopc queryコマンド
Standby側コンティニュアスコピーセッションの状態は、[Standby-Session]欄で確認できます。
acec queryコマンド
Standby側コンティニュアスコピーセッションの状態は、[Standby-Session]欄で確認できます。
Webコンソールで確認する場合
『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「コピーペアの追加/表示/削除」を参照して、コピーセッションを表示してください。Standby側コンティニュアスコピーセッションの状態は、[Standby コピーセッション]欄で確認できます。
TFOステータスが"Standby"のストレージから、Active側コンティニュアスコピーセッションの状態を確認します。
コマンドで確認する場合
以下のコマンドで確認してください。
accopy queryコマンド
TFOステータスが"Standby"のストレージを-aオプションに指定して、コマンドを実行してください。Active側コンティニュアスコピーセッションの状態は、-tfoinfoオプション指定時に表示される[TFO Info]欄で確認できます。
Webコンソールで確認する場合
『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「コピーセッションの表示/強制サスペンド/強制停止」を参照して、コピーセッションを表示してください。Active側コンティニュアスコピーセッションの状態は、[Storage Cluster/セッション状態]欄で確認できます。
対処方法
TFOステータスが"Active"のストレージのアドバンスト・コピーの状態 | Storage Clusterコンティニュアスコピーセッションの状態 | 対処方法 |
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OPC Starting |
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Webコンソールで対処する場合は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「アドバンスト・コピーの実行」を参照して、コピーを開始してください。 |
EC Starting |
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Webコンソールで対処する場合は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「アドバンスト・コピーの実行」を参照して、コピーを一時中断/再開してください。 |
EC Suspend |
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Webコンソールで対処する場合は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「アドバンスト・コピーの実行」を参照して、コピーを再開/一時中断してください。 |
OPC Error Suspend |
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Webコンソールで対処する場合は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「アドバンスト・コピーの実行」を参照して、コピーを停止/開始してください。 |
OPC action not startup |
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Webコンソールで対処する場合は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「コピーセッションの表示/強制サスペンド/強制停止」および「アドバンスト・コピーの実行」を参照して、コピーを強制停止/開始してください。 |