名前
accopy fcancel - コピーセッションの強制停止
形式
accopy fcancel -a diskArrayName -type { local | remote | odx | vvol | all } [-xml]
accopy fcancel -a diskArrayName -sa srcDiskArrayName -ta dstDiskArrayName [-xml]
accopy fcancel -a diskArrayName -s srcVolume -t dstVolume [-xml]
accopy fcancel -v srcVolume -estimate [-xml]
accopy fcancel -a diskArrayName -stdin [-xml]
機能説明
指定したETERNUS ディスクアレイで実施中のコピーセッションを強制停止します。
オプション
コピーセッションの強制停止を実行するETERNUS名を指定します。
強制停止対象のコピーセッションの種別を指定します。
local: OPC、QuickOPC、EC、SnapOPC、SnapOPC+、モニターセッション、Extended Copyだけを強制停止します。
remote: RECセッションだけを強制停止します。
odx: ODXを強制停止します。
vvol: VVOLセッションを強制停止します。
all: すべてのコピーセッションを強制停止します。
-saオプションで指定された装置から、-taオプションで指定された装置に向けて、設定されている全RECセッションを強制停止することを指定します。
srcDiskArrayName と dstDiskArrayName のどちらか一方は、-aオプションに指定したETERNUS名と一致している必要があります。
AdvancedCopy Manager CCMに管理外の装置を指定する場合は、AdvancedCopy Manager CCMのETERNUS名の代わりに、Box ID(40文字)を指定してください。
-sオプションで指定されたボリュームから、-tオプションで指定されたボリュームへのコピーセッションを強制停止することを指定します。
srcVolume と dstVolume のどちらか一方は、-aオプションに指定した装置のボリュームである必要があります。
srcVolume、dstVolume には、accopy queryコマンドで[Source]欄および[Target]欄に表示されたボリューム名を、それぞれ指定してください。ただし、[***Other-Storage***]が表示されたボリュームは指定できません。
エクステント開始位置とエクステントサイズを指定する場合、使用するシェルによって、オプションの引数全体をダブルクォーテーション(")で囲む必要があります。
-vオプションに対して設定されたモニターセッションを強制停止することを指定します。
srcVolume には、accopy queryコマンドで[Source]欄に表示されたボリューム名を指定してください。
エクステント開始位置とエクステントサイズを指定する場合、使用するシェルによって、-vオプションの引数全体をダブルクォーテーション(")で囲む必要があります。
標準入力から読み取った複数のコピーセッションを、強制停止することを指定します。
強制停止するコピーセッションは、以下のとおり、TSV(Tab Separated Value)形式で指定してください。
コピー種別がEstimate以外の場合
コピー元ボリューム<TAB>コピー先ボリューム<改行>
コピー種別がEstimateの場合
コピー元ボリューム<改行>
実行結果をXML形式で表示します。
終了ステータス
=0 : 正常終了
>0 : 異常終了
使用例
装置単位でコピーセッションを強制停止する
> accopy fcancel -type all -a ET001 ET001/0x1:ET001/0x2 # DATE : 2008/06/24 16:28:00 - << OPC Disconnected >> ET001/0x3:ET001/0x4 # DATE : 2008/06/24 16:28:01 - << OPC Disconnected >> <中略> ET001/0x146:ET002/0x146 # DATE : 2008/06/24 16:40:20 - << EC Disconnected >> Succeeded : 720 Failed : 0
RECセッションを強制停止する
> accopy fcancel -a ET001 -sa ET002 -ta ET001 ET002/0x1:ET001/0x1 # DATE : 2010/06/24 16:28:00 - << EC Disconnected >> ET002/0x2:ET001/0x2 # DATE : 2010/06/24 16:28:01 - << EC Disconnected >> <中略> ET002/0x159:ET001/0x159 # DATE : 2010/06/24 16:40:34 - << EC Disconnected >> Succeeded : 345 Failed : 0
セッション単位でコピーセッションを強制停止する
> accopy fcancel -a ET001 -s "ET001/0x1[addr=0x3F,size=0x7FFF]" -t "ET001/0x2[addr=0x3F]" ET001/0x3[addr=0x3F,size=0x7FFF]:ET001/0x3[addr=0x3F] # DATE : 2010/06/24 16:40:34 - << Disconnected >> Succeeded : 1 Failed : 0
セッション単位でモニターセッションを強制停止する
> accopy fcancel -v "ET001/0xA[addr=0x3F,size=0x7FFFFFC0]" -estimate ET001/0xA[addr=0x3F,size=0x7FFFFFC0] # DATE : 2010/06/24 16:28:00 - << Estimate Disconnected >> Succeeded : 1 Failed : 0
複数のコピーセッションを強制停止する
> type SESSIONS.txt ET001/0x1 ET001/0x3 ET001/0x2[addr=0x800,size=0xC800000] ET001/0x4[addr=0x800] ET001/0x5 ET001/0x6 ET001/0x7[addr=0x3F,size=0x1400000] ET001/0x8[addr=0x7F] ET002/0x9 ET001/0x9 ET001/0xA[addr=0x3F,size=0x7FFFFFC0] ET001/0xB ET001/0xC ET001/0xD[addr=0x3F,size=0x1400000] ET001/0xE[addr=0x7F] > accopy fcancel -a ET001 -stdin < SESSIONS.txt ET001/0x1:ET001/0x3 # DATE : 2010/06/24 16:28:00 - << EC Disconnected >> ET001/0x2[addr=0x800,size=0xC800000]:ET001/0x4[addr=0x800] # DATE : 2010/06/24 16:28:00 - << OPC Disconnected >> ET001/0x5:ET001/0x6 # DATE : 2010/06/24 16:28:00 - << SnapOPCP Disconnected >> ET001/0x7[addr=0x3F,size=0x1400000]:ET001/0x8[addr=0x7F] # DATE : 2010/06/24 16:28:00 - << SnapOPCP Disconnected >> ET002/0x9:ET001/0x9 # DATE : 2010/06/24 16:28:00 - << REC Disconnected >> ET001/0xA[addr=0x3F,size=0x7FFFFFC0] # DATE : 2010/06/24 16:28:00 - << Estimate Disconnected >> ET001/0xB:ET001/0xC # DATE : 2010/06/24 16:28:00 - << QuickOPC Disconnected >> ET001/0xD[addr=0x3F,size=0x1400000] ET001/0xE[addr=0x7F] # DATE : 2010/06/24 16:28:00 - << Xcopy Disconnected >> Succeeded : 8 Failed : 0
注意事項
以下の方法で起動したモニターセッションは、ETERNUS Web GUIまたはETERNUS CLIを利用して停止してください。
SAN経由コピー制御機能による運用の場合
LAN経由コピー制御機能で起動したとき
ETERNUS Web GUIで起動したとき
ETERNUS CLIで起動したとき
LAN経由コピー制御機能による運用の場合
SAN経由コピー制御機能で起動したとき
Storage Clusterコンティニュアスコピー機能を利用している場合
-aオプションで指定したETERNUS ディスクアレイにあるActive側コンティニュアスコピーセッションを停止すると、Standby側コンティニュアスコピーセッションも強制停止します。一方、-aオプションで指定したETERNUS ディスクアレイにあるStandby側コンティニュアスコピーセッションを停止しても、Active側コンティニュアスコピーセッションは強制停止しません。
TFOグループの状態が"Normal"かつTFOグループのフェーズが"Maintenance"、または、TFOグループの状態が"Halt"の場合、-aオプションで指定したETERNUS ディスクアレイのStorage ClusterのペアとなるETERNUS ディスクアレイのコピーセッションは、停止していない可能性があります。Storage ClusterのペアとなるETERNUS ディスクアレイを-aオプションに指定して、accopy queryコマンドを実行し、対象のコピーセッションを確認してください。対象のコピーセッションが停止していない場合は、Storage ClusterのペアとなるETERNUS ディスクアレイを-aオプションに指定して、本コマンドを実行してください。