ページの先頭行へ戻る
ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 16.6 運用ガイド Copy Control Module編
FUJITSU Storage

4.6.1 acopc start (OPCまたはQuickOPCのコピー開始コマンド)

名前

acopc start - OPCまたはQuickOPCのコピー開始

形式

[コピーグループの種類がOPCの場合]
acopc start -g copyGroup [-p copyPair] [-r] [-xml]
acopc start -g copyGroup -concur [-xml]
[コピーグループの種類がQuickOPCの場合]
acopc start -g copyGroup [-p copyPair] [-diff|-auto|-r] [-xml]
acopc start -g copyGroup -concur [-diff|-auto] [-xml]

機能説明

指定したコピーグループまたはコピーペアに対して、OPCまたはQuickOPCのコピーを実施します。
Storage Clusterコンティニュアスコピー機能を利用している場合は、PrimaryストレージとSecondaryストレージの両方でOPCまたはQuickOPCのコピーを実施します。

オプション

-g copyGroup

コピーグループ名を指定します。

-p copyPair

コピーペアを指定します。
Storage Clusterコンティニュアスコピー機能を利用している場合は、PrimaryストレージまたはSecondaryストレージのどちらかのコピーペアを指定します。指定したコピーペアから、Storage ClusterのペアとなるETERNUS ディスクアレイのコピーペアが自動的に取得され、PrimaryストレージとSecondaryストレージの両方でコピーが開始されます。

LU to Partition形式またはPartition to LU形式で指定する場合、使用するシェルによって、本オプションの引数全体をダブルクォーテーション(")で囲む必要があります。

-diff

差分コピーを開始します。
-diffオプションを指定しない場合は、全面コピーを開始します。

-auto

QuickOPCの全面コピー/差分コピーを自動選択します。

acopc queryコマンドの[OPC Status]欄、[Copy Phase]欄の状態により、以下の動作となります。

OPC Statusの状態

Copy Phaseの状態

処理動作

OPC action not startup

Not set

全面コピーを開始します。

OPC Starting

N/A

セッション停止後、全面コピーを開始します。

OPC Executing

Readying

セッション停止後、全面コピーを開始します。

Copying

セッション停止後、全面コピーを開始します。

Tracking

差分コピーを開始します。

Copying/Tracking

差分コピーを開始します。

OPC Error Suspend

N/A

セッション停止後、全面コピーを開始します。

コンカレントOPC機能利用時、複数の論理ボリュームのスナップショットを同時に作成するため、以下の動作となります。

QuickOPCセッションの状態

処理動作

QuickOPCセッションのCopy Phaseの状態が「Tracking」と「Copying/Tracking」だけ存在する場合

差分コピーを開始します。

上記以外

  • QuickOPCセッションが存在しない場合

    全面コピーを開始します。

  • QuickOPCセッションが存在する場合

    セッション停止後、全面コピーを開始します。

-r

設定されている方向と逆方向にコピーします。
コピーの種類がQuickOPCの場合、OPCが実行されます。

-xml

実行結果をXML形式で表示します。

-concur

コンカレントOPC機能を使用して、OPCまたはQuickOPCを実施します。

終了ステータス

=0 : 正常終了
>0 : 異常終了

使用例

注意事項