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Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)
FUJITSU Software

4.4.10 Interstage シングル・サインオン資源のバックアップ

Interstage シングル・サインオン資源のバックアップ手順について説明します。


バックアップコマンド

Interstage シングル・サインオン資源のバックアップは、以下のコマンドを使用します。

C:\Interstage\bin\ssobackup.exe

/opt/FJSVssocm/bin/ssobackup


バックアップ方法(リポジトリサーバの資源)

Interstage シングル・サインオンのリポジトリサーバの資源をバックアップする場合について説明します。


「X:\Backup\ssoatcsv」ディレクトリに資源をバックアップする場合の操作例を以下に示します。

  1. バックアップ用ディレクトリを作成します。
        mkdir X:\Backup\ssoatcsv

  2. ssobackupコマンドを使用して、リポジトリサーバの資源をバックアップします。(注意参照)
    「ssosv_back」ファイルに資材をバックアップする場合
        ssobackup -f X:\Backup\ssoatcsv\ssosv_back -sv

  3. クラスタシステムを利用し、かつセションの管理を行っている場合、copyコマンドを使用して、共有ディスクの暗号化情報(サービスID)ファイルをバックアップ用ディレクトリにコピーします。
    暗号化情報(サービスID)ファイルの格納ディレクトリがE:\ssoの場合
        copy E:\sso\serviceid X:\Backup\ssoatcsv\serviceid


「/backup/FJSVssosv」ディレクトリに資源をバックアップする場合の操作例を以下に示します。

  1. バックアップ用ディレクトリを作成します。
        mkdir /backup/FJSVssosv

  2. ssobackupコマンドを使用して、リポジトリサーバの資源をバックアップします。(注意参照)
    「ssosv_back」ファイルに資材をバックアップする場合
        ssobackup -f /backup/FJSVssosv/ssosv_back -sv

  3. クラスタシステムを利用し、かつセションの管理を行っている場合、cpコマンドを使用して、共有ディスクの暗号化情報(サービスID)ファイルをバックアップ用ディレクトリにコピーします。
    暗号化情報(サービスID)ファイルの格納ディレクトリが/ssoの場合
        cp -p /sso/serviceid /backup/FJSVssosv/serviceid


注意

-fオプションに指定する資源格納ファイルには、Interstageのインストールディレクトリ配下を指定しないでください。Interstageのインストールディレクトリ配下を指定した場合、資源格納ファイルが正しく作成されない場合があります。


バックアップ方法(認証サーバの資源)

Interstage シングル・サインオンの認証サーバの資源をバックアップする場合について説明します。


「X:\Backup\ssoatcag\ssoac_back」ファイルに認証サーバの資源をバックアップし、「X:\Backup\ssofsv\custom_user_inf」ディレクトリにカスタマイズモジュールの資源ファイルをバックアップする場合の操作例を以下に示します。

  1. バックアップ用ディレクトリを作成します。
        mkdir X:\Backup\ssoatcag
        mkdir X:\Backup\ssofsv\custom_user_inf

  2. ssobackupコマンドを使用して、認証サーバの資源をバックアップします。(注意参照)
        ssobackup -f X:\Backup\ssoatcag\ssoac_back -ac

  3. カスタマイズモジュールの資源ファイルが存在する場合、xcopyコマンド(またはエクスプローラ)を使用して、バックアップ用ディレクトリにコピーします。
    カスタマイズモジュールの資源ファイルの格納ディレクトリがC:\work\ssofsv\custom_user_infの場合
        xcopy C:\work\ssofsv\custom_user_inf\カスタマイズモジュールの資源ファイル X:\Backup\ssofsv\custom_user_inf


「/backup/FJSVssoac/ssoac_back」ファイルに認証サーバの資源をバックアップし、「/backup/FJSVssofs/custom_user_inf」ディレクトリにカスタマイズモジュールの資源ファイルをバックアップする場合の操作例を以下に示します。

  1. バックアップ用ディレクトリを作成します。
        mkdir /backup/FJSVssoac
        mkdir /backup/FJSVssofs/custom_user_inf

  2. ssobackupコマンドを使用して、認証サーバの資源をバックアップします。(注意参照)
        ssobackup -f /backup/FJSVssoac/ssoac_back -ac

  3. カスタマイズモジュールの資源ファイルが存在する場合、cpコマンドを使用して、バックアップ用ディレクトリにコピーします。
    カスタマイズモジュールの資源ファイルの格納ディレクトリが/work/ssofs/custom_user_infの場合
        cp -p /work/ssofs/custom_user_inf/カスタマイズモジュールの資源ファイル /backup/FJSVssofs/custom_user_inf


注意

-fオプションに指定する資源格納ファイルには、Interstageのインストールディレクトリ配下を指定しないでください。Interstageのインストールディレクトリ配下を指定した場合、資源格納ファイルが正しく作成されない場合があります。


バックアップ方法(業務サーバの資源)

Interstage シングル・サインオンの業務サーバの資源をバックアップする場合について説明します。


「X:\Backup\ssoatzag\ssoaz_back」ファイルに資源をバックアップする場合の操作例を以下に示します。

  1. バックアップ用ディレクトリを作成します。
        mkdir X:\Backup\ssoatzag

  2. ssobackupコマンドを使用して、業務サーバの資源をバックアップします。(注意参照)
        ssobackup -f X:\Backup\ssoatzag\ssoaz_back -az


「/backup/FJSVssoaz/ssoaz_back」ファイルに資源をバックアップする場合の操作例を以下に示します。

  1. バックアップ用ディレクトリを作成します。
        mkdir /backup/FJSVssoaz

  2. ssobackupコマンドを使用して、業務サーバの資源をバックアップします。(注意参照)
        ssobackup -f /backup/FJSVssoaz/ssoaz_back -az


注意

-fオプションに指定する資源格納ファイルには、Interstageのインストールディレクトリ配下を指定しないでください。Interstageのインストールディレクトリ配下を指定した場合、資源格納ファイルが正しく作成されない場合があります。


注意事項