Interstage HTTP Server資源のバックアップ手順について説明します。
バックアップコマンド
Interstage HTTP Server資源のバックアップは、以下のコマンドを使用します。
C:\Interstage\bin\ihsbackup.exe
/opt/FJSVihs/bin/ihsbackup
バックアップ方法
バックアップ先パスがX:\Backup\IHSの場合の操作例を以下に示します。
ihsbackupコマンドを実行して、Interstage HTTP Server資源をバックアップします。(注意参照) |
バックアップ先パスが/backup/FJSVihsの場合の操作例を以下に示します。
ihsbackupコマンドを実行して、Interstage HTTP Server資源をバックアップします。(注意参照) |
注意
ihsbackupコマンドの-t allオプションは、環境定義ファイルの他に、パスワードファイルおよび公開用ルートディレクトリ(環境定義ファイル(httpd.conf)のDocumentRootディレクティブに指定したディレクトリ)を対象とする場合に指定します。
注意事項
コンテンツ(DocumentRootディレクティブで指定したディレクトリ配下以外)をバックアップする必要がある場合、および環境設定時に使用したファイル(httpd.confとパスワードファイル以外)がある場合は、別途それぞれについて該当するファイルをバックアップ用ディレクトリに退避してください。
Interstage管理コンソールで構築したInterstage証明書環境のSSLを使用している場合は、Interstage証明書環境資源をバックアップする必要があります。「4.4.14 Interstage証明書環境資源のバックアップ」を参照してInterstage証明書環境資源をバックアップしてください。
SMEEコマンドで構築した証明書/鍵管理環境のSSLを使用している場合は、環境定義ファイル(httpd.conf)の該当ディレクティブで指定している以下の資源をバックアップ用ディレクトリに退避してください。
スロット情報ディレクトリ(SSLSlotDirディレクティブで指定したディレクトリ)
運用管理ディレクトリ(SSLEnvDirディレクティブで指定したディレクトリ)
ユーザPIN管理ファイル(SSLUserPINFileディレクティブで指定したファイル)
管理対象サーバにリストア・移入する場合は、Webサーバ「FJapache」が1つだけ存在する状態でバックアップ・移出してください。
バックアップ・移出資源に対して圧縮・複写などの操作を行う場合は、先頭がドット(.)で始まるファイルを含め、すべての資源が対象となるように操作してください。
-dオプションで指定するInterstage HTTP Server資源の格納ディレクトリに、ルートディレクトリ(/)は指定できません。