運用管理サーバおよび運用管理クライアント上に導入されているSystemwalker for Oracleが以下の場合のバージョンアップ手順について説明します。
すでに導入されているSystemwalker for Oracle | |
Enterprise Edition | V13.1.0/V13.3.0/V13.4.0/V13.5.0 |
Standard Edition | V13.1.0/V13.3.0/V13.4.0/V13.5.0 |
注意
メッセージ情報ファイルを登録している場合
すでにインストールされているSystemwalker for Oracleのバージョンが13.4.0/V13.5.0であり、メッセージ情報ファイルを登録している場合は、以下の作業が必要です。
“8.1.6 メッセージ情報ファイルを削除する”を参照し、メッセージ情報ファイルの削除を行ってください。
“5.8 メッセージ情報ファイルを登録する”を参照し、メッセージ情報ファイルを登録してください。
以下の手順で行います。
[運用管理サーバ]運用管理サーバにインストールされているOracleを監視している場合は以下の作業を行います
Systemwalker for Oracleのデーモンを停止します
Systemwalker for Oracleのデーモンを停止するには、以下のコマンドを実行してください。
# /etc/rc.d/rc0.d/K53zfjsvmpor stop <ENTER> |
拡張監視機能の定義ファイルをバックアップします
(拡張監視機能を使用している場合のみ)
“Systemwalker for Oracle 運用ガイド”-“定義ファイルのバックアップ”を参照し、定義ファイルのバックアップを行ってください。
環境設定の解除を行います
以下のコマンドを実行してください。
# /opt/FJSVmpor/bin/mporbsetup -d <ENTER> |
注意
環境設定コマンド実行時の注意事項
環境設定コマンド終了時に出力されるSystemwalker Centric Managerのデーモン再起動メッセージに対しては「n」を選択してください。
コマンド実行中は、対象のサーバに対してSystemwalker Centric Managerからイベント監視の条件定義の変更操作は行わないでください。
イベント監視の条件定義の詳細については“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。
[運用管理サーバ]ポリシーのバックアップを行います
“Systemwalker for Oracle 運用ガイド”-“ポリシーのバックアップ”を参照し、ポリシーのバックアップを行ってください。
[運用管理クライアント]Systemwalker for Oracleのアンインストールを行います
メニューの削除を行います
Systemwalkerコンソール上のノードに登録したメニューを削除します。運用管理クライアントで以下のコマンドを実行してください。
MpOrSetmenu.exe -d <ENTER> |
注意
メニューの削除を行う際の注意事項
運用管理サーバにSystemwalker Centric Manager V13.2.0以降がインストールされている場合、認証プロンプトが表示されることがあります。認証プロンプトには、運用管理サーバのAdministrators権限またはDmAdmin権限を持ったユーザ名およびパスワードを入力してください。
環境設定の解除を行います
以下のコマンドを実行してSystemwalker Centric Managerに対して行った設定を解除します。
mporstup.exe -d <ENTER> |
アンインストールを行います
コントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」/「プログラムの追加と削除」/「プログラムと機能」から「Systemwalker for Oracle」を選択し、Systemwalker for Oracleをアンインストールします。
[運用管理サーバ]Systemwalker for Oracleのアンインストールを行います
環境設定の解除を行います
Systemwalker Centric Managerに対して行った設定は、アンインストールしても元に戻されません。設定を解除する場合は、以下のコマンドを実行してください。
# /opt/FJSVmpor/bin/mpormsetup -d <ENTER> |
注意
環境設定の解除を行う際の注意事項
環境設定コマンド終了時に出力されるSystemwalker Centric Managerのデーモン再起動メッセージに対しては「n」を選択してください。
コマンド実行中は、対象のサーバに対して、Systemwalker Centric Managerからイベント監視の条件定義の変更操作は行わないでください。
イベント監視の条件定義の詳細については“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。
パッケージのアンインストールコマンドを作業ディレクトリに複写します
以下は複写先ディレクトリを「/tmp」とした場合の例です。
# cp -p /opt/FJSVmpor/setup/swfouninst /tmp <ENTER> |
パッケージのアンインストールコマンドを実行します
複写先ディレクトリに複写したアンインストールコマンドを実行します。
# cd /tmp <ENTER> |
Systemwalker for Oracleのアンインストールが開始されます
以下の対話処理を行ってください。
アンインストールを行う場合は「y」を、取り消す場合は「n」を入力し、ENTERを押下してください。(以下は、Enterprise Editionをアンインストールする場合の例です。)
#---------------------------------------------------------------------------- # Uninstall of Systemwalker for Oracle Enterprise Edition (Manager) V13.5.0 # # !! CAUTION !! # Please check that the daemon program of this product has stopped # before performing uninstallation of a product. # #---------------------------------------------------------------------------- Do you want to continue with the uninstallation of this package.[y,n] =>
アンインストール処理が実行されます
「y」を入力すると、以下のようにインストール処理が実行されます。
#------------------------------------------------------------------ # The module of Systemwalker for Oracle is deleting. #------------------------------------------------------------------ #------------------------------------------------------------------ # The unsetup script of Systemwalker for Oracle is performed. #------------------------------------------------------------------ #------------------------------------------------------------------ # Uninstallation of Systemwalker for Oracle package was completed. #------------------------------------------------------------------
パッケージのアンインストールを行った後、Systemwalker for Oracle インストールディレクトリが削除されていることを確認してください。
アンインストールコマンドを削除します
作業ディレクトリに複写したアンインストールコマンドを削除してください。
# rm -f /tmp/swfouninst <ENTER> |
[運用管理サーバ/運用管理クライアント]インストールを行います
“第4章 インストール”を参照し、Systemwalker for Oracle V15.0.のインストールを行ってください。
[運用管理サーバ]運用管理サーバの環境設定を行います
“5.3 運用管理サーバでの環境設定【Linux版】”-“5.3.2 環境設定コマンドの実行”を参照し、運用管理サーバに対する環境設定を行ってください。
注意
「Webサーバの定義」は必要ありません。
[運用管理クライアント]メニューの登録を行います
“5.7 Systemwalkerコンソールにメニューを登録する”を参照し、Systemwalkerコンソール上のノードへメニューを登録します。
[運用管理サーバ]ポリシーのリストアを行います
アンインストールを行う前にバックアップしたポリシーをリストアします。
“Systemwalker for Oracle 運用ガイド”-“ポリシーのリストア”を参照し、ポリシーのリストアを行ってください。
[運用管理サーバ]運用管理サーバにインストールされているOracleを監視している場合は以下の作業を行います
環境設定コマンドを実行します
以下のコマンドを実行してください。
# /opt/FJSVmpor/bin/mporbsetup -s <ENTER> |
注意
環境設定コマンド実行時の注意事項
コマンド実行中は、対象のサーバに対して、Systemwalker Centric Managerからイベント監視の条件定義の変更操作は行わないでください。
イベント監視の条件定義の詳細については“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。
環境設定コマンド終了時に出力されるSystemwalker Centric Managerのデーモン再起動メッセージに対しては「y」を選択してください。
Oracleアクセスユーザの設定を行います
監視対象のOracleにアクセスするユーザのデフォルトはスーパーユーザです。
Oracleアクセスユーザを変更する場合は、“G.3 Oracleアクセスユーザの設定について【UNIX版】”を参照し、Oracleアクセスユーザを変更することも可能です。
変更する必要がない場合は、行う必要はありません。
拡張監視機能の定義ファイルをリストアします
(「1-b. 拡張監視機能の定義ファイルをバックアップします」を行った場合のみ)
バックアップした定義ファイルをリストアします。リストア先については“Systemwalker for Oracle 運用ガイド”-“定義ファイルのリストア”を参照してください。
Oracle環境情報の更新を行います
[Oracle環境情報設定]画面で内容を確認し、[更新]を行ってください。
Oracle環境情報の設定については“6.2 Oracle環境情報の設定”を参照してください。
Oracle状態監視の条件の更新を行います
[Oracle状態監視設定]画面から[スケジュール設定]画面を表示し、内容を確認した後、[格納]ボタンを選択してください。
Oracle状態監視の条件設定については“6.3 Oracle状態監視の条件設定”を参照してください。
ポリシー配付を実行します
Systemwalkerコンソールからポリシー配付を実行してください。
監視デーモンの確認を行います
監視デーモンが起動されているかを確認してください。停止している場合は起動する必要があります。
各デーモンについては“Systemwalker for Oracle 運用ガイド”-“Systemwalker for Oracleのデーモン/サービス”を参照してください。