メッセージ詳細表示機能を使用する場合、Systemwalker for Oracleが提供する「メッセージ情報ファイル」を運用管理サーバに登録しておく必要があります。
メッセージ情報ファイルは本製品のCD-ROMまたはSystemwalker技術情報ホームページに公開されています。
以下にメッセージ情報ファイルについて示します。
【UNIX版】
(CD-ROMのマウントポイントを「/cdrom」とした場合です。)
Oracleメッセージ情報ファイル | CD-ROM内の格納先パスとファイル名 |
---|---|
Oracle10.2.0メッセージ情報ファイル | /cdrom/msgcont/ora1020-msg.tar |
Oracle11.1.0メッセージ情報ファイル | /cdrom/msgcont/ora1110-msg.tar |
Oracle11.2.0メッセージ情報ファイル | /cdrom/msgcont/ora1120-msg.tar |
Systemwalker for Oracleメッセージ情報ファイル | CD-ROM内の格納先パスとファイル名 |
---|---|
メッセージ情報ファイル(OS種別:Solaris) | /cdrom/msgcont/vf000SOL-msg.tar |
メッセージ情報ファイル(OS種別:Windows) | /cdrom/msgcont/vf000WIN-msg.tar |
メッセージ情報ファイル(OS種別:Linux) | /cdrom/msgcont/vf000LNX-msg.tar |
メッセージ情報ファイル(OS種別:HP-UX) | /cdrom/msgcont/vf000HPUX-msg.tar |
メッセージ情報ファイル(OS種別:AIX) | /cdrom/msgcont/vf000OTHER-msg.tar |
【Windows版】
Oracleメッセージ情報ファイル | CD-ROM内の格納先パスとファイル名 |
---|---|
Oracle10.2.0メッセージ情報ファイル | (CD-ROMドライブ)\msgcont\ora1020-msg.exe |
Oracle11.1.0メッセージ情報ファイル | (CD-ROMドライブ)\msgcont\ora1110-msg.exe |
Oracle11.2.0メッセージ情報ファイル | (CD-ROMドライブ)\msgcont\ora1120-msg.exe |
Systemwalker for Oracleメッセージ情報ファイル | CD-ROM内の格納先パスとファイル名 |
---|---|
メッセージ情報ファイル(OS種別:Solaris) | (CD-ROMドライブ)\msgcont\vf000SOL-msg.exe |
メッセージ情報ファイル(OS種別:Windows) | (CD-ROMドライブ)\msgcont\vf000WIN-msg.exe |
メッセージ情報ファイル(OS種別:Linux) | (CD-ROMドライブ)\msgcont\vf000LNX-msg.exe |
メッセージ情報ファイル(OS種別:HP-UX) | (CD-ROMドライブ)\msgcont\vf000HPUX-msg.exe |
メッセージ情報ファイル(OS種別:AIX) | (CD-ROMドライブ)\msgcont\vf000OTHER-msg.exe |
注意
メッセージ情報ファイルについて
Systemwalker for Oracleメッセージ情報ファイルは、運用管理サーバにて監視対象とするサーバのOS種別に応じて登録する必要があります。例えば、監視対象とするサーバのOS種別がLinuxである場合は、メッセージ情報ファイル(OS種別:Linux)を登録してください。また、監視対象とするサーバのOS種別にLinux、SolarisおよびWindowsがある場合は、メッセージ情報ファイル(OS種別:Linux)、メッセージ情報ファイル(OS種別:Solaris)およびメッセージ情報ファイル(OS種別:Windows)を登録する必要があります。
インストールレス型エージェント監視機能で、監視対象とするサーバのOS種別がHP-UXである場合は、メッセージ情報ファイル(OS種別:HP-UX)を登録してください。また、監視対象とするサーバのOS種別がAIXの場合は、メッセージ情報ファイル(OS種別:AIX)を登録してください。
旧バージョンのSystemwalker for Oracleに対するメッセージ情報ファイルは、各バージョンの製品CD-ROMに格納されています。
監視対象のサーバに旧バージョンのSystemwalker for Oracleがインストールされており、このサーバに対してメッセージ詳細表示機能を使用する場合、各バージョンの製品CD-ROMに格納されているメッセージ情報ファイル、またはSystemwalker技術情報ホームページに公開されているメッセージ情報ファイルを登録してください。
注意
Systemwalker for Oracle 技術情報ホームページについて
以下にSystemwalker for Oracle技術情報ホームページのURL、ユーザ名、パスワードを示します。
URL :http://software.fujitsu.com/jp/technical/systemwalker/fororacle/
ユーザ名:oracle
パスワード:msg
“V15”-“サンプル/テンプレート/ツール/デザインシート”-“メッセージ情報ファイル”と選択してください。
メッセージ情報ファイルを登録する場合、以下の手順で行います。
【UNIX版】
メッセージ情報ファイルを登録します
メッセージ情報格納先ディレクトリにメッセージ情報ファイルを登録します。
以下を実行してください。コマンドは、スーパーユーザで実行する必要があります。
# cd /メッセージ情報格納先ディレクトリ <ENTER> |
例
Oracle11.1.0メッセージ情報ファイルを登録する場合
以下の場合の実行例を示します。
CD-ROMのマウントポイント:「/cdrom」
メッセージ情報格納先ディレクトリ:「/swfo_msg」
メッセージ情報ファイル:「ora1110-msg.tar」
# cd /swfo_msg <ENTER> |
注意
「メッセージ情報格納先ディレクトリ」について
「メッセージ情報格納先ディレクトリ」は、運用管理サーバ上の任意のディレクトリです。
メモリファイルシステム等のシステム再起動時に消失または初期化される領域(swap領域、/tmpディレクトリ等)は指定できません。
第三者ユーザに対する読み込み権限および実行権限が設定されていないディレクトリは指定できません。
メッセージ情報ファイルが登録されたことを確認します
「1. メッセージ情報ファイルを登録します」で指定した「メッセージ情報格納先ディレクトリ」配下に、メッセージ情報ファイルが展開されていることを確認します。
例
Oracleメッセージ情報ファイルの登録を実施した場合
Oracleメッセージ情報ファイルを登録した場合は、以下のディレクトリ構成となります。
下記の例では、「/swfo_msg」配下にOracle10.2.0およびOracle11.1.0のメッセージ情報ファイルを登録した場合の例です。
/swfo_msg --- message | |--- oracle | |--- ora10.2.0 | |--- ora.idx | |--- ora001.txt | |--- : | |--- osd.idx | |--- osd001.txt |--- ora11.1.0 |--- ora.idx |--- ora001.txt |--- : |--- osd.idx |--- osd001.txt |
メッセージ情報格納先フォルダ配下に、メッセージ情報ファイルを登録すると 「message」、「oracle」、「oraX.X.X」のサブディレクトリが作成され、作成されたサブディレクトリ配下にメッセージ情報ファイルが登録されます。
なお、「oraX.X.X」フォルダのX.X.Xの箇所は、登録したOracleのバージョンが設定されます。
例
Systemwalker for Oracleメッセージ情報ファイルの登録を実施した場合
Systemwalker for Oracleメッセージ情報ファイルを登録した場合は、以下のディレクトリ構成となります。
下記の例では、「/swfo_msg」配下にメッセージ情報ファイルを登録した場合の例です。
/swfo_msg --- message | |--- swfo | |--- vf000LNX | |--- for.idx | |--- for001.txt |--- vf000SOL | |--- for.idx | |--- for001.txt |--- vf000WIN |--- for.idx |--- for001.txt |
メッセージ情報格納先ディレクトリ配下に、メッセージ情報ファイルを登録すると 「message」、「swfo」、「vf000XXX」のサブディレクトリが作成され、作成されたサブディレクトリ配下にメッセージ情報ファイルが登録されます。
V15.0.0メッセージ情報ファイル(OS種別:Solaris)を登録するとvf000SOLのサブディレクトリが作成されます。V15.0.0メッセージ情報ファイル(OS種別:Linux)を登録するとvf000LNXのサブディレクトリが作成されます。
なお、「vf000XXX」ディレクトリのXXXの箇所は、OS種別がLinuxのメッセージ情報ファイルを登録した場合は「LNX」、OS種別がSolarisのメッセージ情報ファイルを登録した場合は「SOL」、OS種別がWindowsのメッセージ情報ファイルを登録した場合は「WIN」、OS種別がHP-UXのメッセージ情報ファイルを登録した場合は「HPUX」、OS種別がAIXのメッセージ情報ファイルを登録した場合は「OTHER」が設定されます。
注意
メッセージ情報ファイル登録後の注意事項
メッセージ情報ファイルを登録した後、メッセージ格納先ディレクトリ配下のディレクトリ構成は変更しないでください。
メッセージ情報格納先フォルダへのアクセスを可能にします
Systemwalker for Oracleでメッセージ詳細表示機能を使用可能とするためには、以下を実行してください。
コマンドは、スーパーユーザで実行する必要があります。
#/opt/FJSVmpor/bin/mporcontreg -s メッセージ情報格納先ディレクトリ/message <ENTER> |
注意
「メッセージ情報格納先ディレクトリ」の指定について
「メッセージ情報格納先ディレクトリ」は、フルパスで指定してください。
「メッセージ情報格納先ディレクトリ」は、空白文字を含むディレクトリおよびディレクトリ配下を指定しないでください。
「メッセージ情報格納先ディレクトリ」の最後には、スラッシュ(/)を指定しないでください。
ポイント
Red Hat Enterprise Linux 6の環境では、SELinuxのタイプ変更に関するメッセージが出力されます。
詳細は“Systemwalker for Oracle 運用ガイド”-“mporcontreg(メッセージ情報ファイルアクセスコマンド)”を参照してください。
上記のコマンド実行後、設定したメッセージ情報格納先ディレクトリに誤りがないか、以下を実行して確認してください。
コマンドは、スーパーユーザで実行する必要があります。
#/opt/FJSVmpor/bin/mporcontreg -v <ENTER> |
例
メッセージ情報格納先ディレクトリ「/swfo_msg」に展開されている場合
メッセージ情報格納先ディレクトリを「/swfo_msg」としてメッセージ情報ファイルが展開されている場合は、以下のようになります。
#/opt/FJSVmpor/bin/mporcontreg -s /swfo_msg/message <ENTER> |
【Windows版】
メッセージ情報ファイルを登録します
登録するメッセージ情報ファイルを「メッセージ情報格納先フォルダ」にコピーし、メッセージ情報ファイルを実行します。
注意
「メッセージ情報格納先フォルダ」について
「メッセージ情報格納先フォルダ」は、運用管理サーバ上の任意のフォルダです。
「メッセージ情報格納先フォルダ」は、空白文字を含むフォルダおよびフォルダ配下に登録しないでください。
メッセージ情報ファイルが登録されたことを確認します
「メッセージ情報格納先フォルダ」配下に、メッセージ情報ファイルが展開されていることを確認します。
例
Oracleメッセージ情報ファイルの登録を実施した場合
Oracleメッセージ情報ファイルを登録した場合は、以下のフォルダ構成となります。
下記の例では、「C:\swfo_msg」配下にOracle10.2.0およびOracle11.1.0のメッセージ情報ファイルを登録した場合です。
C:\swfo_msg --- message | |--- oracle | |--- ora10.2.0 | |--- ora.idx | |--- ora001.txt | |--- : | |--- osd.idx | |--- osd001.txt |--- ora11.1.0 |--- ora.idx |--- ora001.txt |--- : |--- osd.idx |--- osd001.txt |
メッセージ情報格納先フォルダ配下に、メッセージ情報ファイルを登録すると 「message」、「oracle」、「oraX.X.X」のサブフォルダが作成され、作成されたサブフォルダ配下にメッセージ情報ファイルが登録されます。
なお、「oraX.X.X」フォルダのX.X.Xの箇所は、登録したOracleのバージョンが設定されます。
例
Systemwalker for Oracleメッセージ情報ファイルの登録を実施した場合
Systemwalker for Oracleメッセージ情報ファイルを登録した場合は、以下のフォルダ構成となります。
下記の例では、「C:\swfo_msg」配下にメッセージ情報ファイルを登録した場合の例です。
C:\swfo_msg --- message | |--- swfo | |--- vf000LNX | |--- for.idx | |--- for001.txt |--- vf000SOL | |--- for.idx | |--- for001.txt |--- vf000WIN |--- for.idx |--- for001.txt |
メッセージ情報格納先フォルダ配下に、メッセージ情報ファイルを登録すると 「message」、「swfo」、「vf000XXX」のサブフォルダが作成され、作成されたサブフォルダ配下にメッセージ情報ファイルが登録されます。
V15.0.0メッセージ情報ファイル(OS種別:Windows)を登録するとvf000WINのサブフォルダが作成されます。
なお、「vf000XXX」フォルダのXXXの箇所は、OS種別がLinuxのメッセージ情報ファイルを登録した場合は「LNX」、OS種別がSolarisのメッセージ情報ファイルを登録した場合は「SOL」、OS種別がWindowsのメッセージ情報ファイルを登録した場合は「WIN」、OS種別がHP-UXのメッセージ情報ファイルを登録した場合は「HPUX」、OS種別がAIXのメッセージ情報ファイルを登録した場合は「OTHER」が設定されます。
メッセージ情報格納先フォルダへのアクセスを可能にします
Systemwalker for Oracleでメッセージ詳細表示機能を使用可能とするためには、以下を実行してください。
コマンドは、Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。
mporcontreg.exe -s メッセージ情報格納先フォルダ\message <ENTER> |
注意
「メッセージ情報格納先フォルダ」の指定について
「メッセージ情報格納先フォルダ」は、フルパスで指定してください。
「メッセージ情報格納先フォルダ」は、空白文字を含むフォルダおよびフォルダ配下を指定しないでください。
上記のコマンド実行後、設定したメッセージ情報格納先フォルダに誤りがないか、以下を実行して確認してください。
コマンドは、Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。
mporcontreg.exe -v <ENTER> |
例
メッセージ情報格納先フォルダ「C:\swfo_msg」に展開されている場合
メッセージ情報格納先フォルダを「C:\swfo_msg」としてメッセージ情報ファイルが展開されている場合は、以下のようになります。
mporcontreg.exe -s C:\swfo_msg\message <ENTER> |