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Systemwalker for Oracle 導入ガイド
FUJITSU Software

6.3 Oracle状態監視の条件設定

監視対象となるOracleの稼働状態を監視するための条件設定を行います。

Oracle状態監視の条件設定には以下の2通りの方法があります。

各監視項目に設定するしきい値は、運用環境および監視スケジュールにより異なります。
本稼働前に運用環境での平常値を確認してから、しきい値を設定することを推奨します。

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]を使用する場合は、設定した後に各環境でテストを行い、しきい値のチューニングを行うことを推奨します。

注意

スケジュール設定を行う際の注意事項

  • Oracle状態監視機能では監視対象となるOracleにアクセスし、稼働状態を監視しています。Oracleへの負荷軽減のため、以下のような監視条件の設定内容を推奨します。

    • 監視間隔は5分以上とする。

    • スケジュールが複数ある場合、同一時刻に監視が行われないように調整する。

    <例>

    60分間隔で監視を行うスケジュールが2つ存在する場合、以下のように監視時間を調整します。

    スケジュール設定

    監視時間

    1

    監視時間:0時00分~23時59分
    監視間隔:60分

    0:00、1:00、2:00 ~ 23:00 の1日24回監視が実施される。

    2

    監視時間:0時10分~23時59分
    監視間隔:60分

    0:10、1:10、2:10 ~ 23:10 の1日24回監視が実施される。

  • ユーザ表領域の空き領域など、Oracleに格納されているデータの数が多くなると、監視時に参照するビューが保持する情報量も多くなるため、必然的にSQLの実行時間が長くなる場合があります。そのため、性能の監視とは別のスケジュールで、60分以上で監視を行うなど監視間隔を長く設定することでOracleへの負荷を軽減させることを推奨します。