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Systemwalker for Oracle 導入ガイド
FUJITSU Software

8.1.6 メッセージ情報ファイルを削除する

メッセージ詳細表示機能を使用するために運用管理サーバに登録したメッセージ情報ファイルを削除する場合、以下の手順で行います。

  1. メッセージ情報ファイルを削除します

    運用管理サーバに登録されたメッセージ情報ファイルは、削除対象となるOracleバージョンおよびSystemwalker for Oracleのバージョン(OS種別)ごとにサブディレクトリが作成されます。

    削除対象となるOracleおよびSystemwalker for Oracleのバージョンに応じて、各々のバージョンのサブディレクトリごと削除してください。

    また、メッセージ詳細表示機能の使用を解除する場合は、メッセージ情報格納先ディレクトリ(メッセージ情報ファイルの登録時に指定した格納先ディレクトリ)配下の「message」ディレクトリごと削除してください。

    なお、バージョン/レベルアップインストールおよび再インストールの時、再度メッセージ情報ファイルを使用する場合、メッセージ情報ファイルを削除する必要はありません。

    Oracleメッセージ情報ファイルを削除する場合

    下記のとおりメッセージ情報格納先配下にOracle10.2.0およびOracle11.1.0のメッセージ情報ファイルが登録されている環境で、Oracle10.2.0のメッセージ情報ファイルを削除する場合、「(メッセージ情報格納先ディレクトリ)/message/oracle」ディレクトリ配下の「ora10.2.0」ディレクトリごと削除してください。

    以下の例では、メッセージ情報格納先ディレクトリを UNIXの場合は「/swfo_msg」、Windowsの場合は「C:\swfo_msg」としています。

    (メッセージ情報格納先) --- message
                                    |
                                    |--- oracle
                                           |
                                           |--- ora10.2.0    ←  ディレクトリごと削除します
                                           |      |--- ora.idx
                                           |      |--- ora001.txt
                                           |      |---  :
                                           |      |--- osd.idx
                                           |      |--- osd001.txt
                                           |--- ora11.1.0
                                                  |--- ora.idx
                                                  |--- ora001.txt
                                                  |---  :
                                                  |--- osd.idx
                                                  |--- osd001.txt

    Oracleのメッセージ情報ファイルをすべて削除する場合は、「(メッセージ格納先)/swfo_msg/message」ディレクトリ配下の「oracle」ディレクトリごと削除してください。

    Systemwalker for Oracleメッセージ情報ファイルを削除する場合

    下記のとおりメッセージ格納先配下にOS種別:Solaris、OS種別:Windows、およびOS種別:Linuxのメッセージ情報ファイルが登録されている環境で、OS種別:Solarisのメッセージ情報ファイルを削除する場合、「(メッセージ情報格納先ディレクトリ)/message/swfo」ディレクトリ配下の「vf000SOL」ディレクトリごと削除してください。

    以下の例では、メッセージ情報格納先ディレクトリを UNIXの場合は「/swfo_msg」、Windowsの場合は「C:\swfo_msg」としています。

    (メッセージ情報格納先) --- message
                                  |
                                  |--- swfo
                                         |
                                         |--- vf000LNX
                                         |      |--- for.idx
                                         |      |--- for001.txt
                                         |--- vf000SOL  ←  ディレクトリごと削除します
                                         |      |--- for.idx
                                         |      |--- for001.txt
                                         |--- vf000WIN
                                                |--- for.idx
                                                |--- for001.txt

    Systemwalker for Oracleのメッセージ情報ファイルをすべて削除する場合は、「(メッセージ情報格納先)/swfo_msg/message」ディレクトリ配下の「swfo」ディレクトリごと削除してください。

  2. メッセージ詳細表示機能の使用を解除します

    メッセージ詳細表示機能の使用を解除する場合のみ必要な作業です。
    以下を実行してください。

    UNIXの場合】

    コマンドは、スーパーユーザで実行する必要があります。

    # /opt/FJSVmpor/bin/mporcontreg -d <ENTER>

    上記のコマンド実行後、設定したメッセージ情報格納先フォルダの指定が解除されたことを、以下を実行して確認してください。

    # /opt/FJSVmpor/bin/mporcontreg -v <ENTER>

    ポイント

    Red Hat Enterprise Linux 6の環境では、SELinuxのタイプ変更に関するメッセージが出力されます。
    詳細は“Systemwalker for Oracle 運用ガイド”-“mporcontreg(メッセージ情報ファイルアクセスコマンド)”を参照してください。


    Windowsの場合】

    コマンドは、Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。

    mporcontreg.exe -d <ENTER>

    上記のコマンド実行後、設定したメッセージ情報格納先フォルダの指定が解除されたことを、以下を実行して確認してください。

    mporcontreg.exe -v <ENTER>

    メッセージ詳細表示機能の使用を解除した場合(Windows)

    以下に実行例を表示します。

    mporcontreg.exe -d <ENTER>

    mporcontreg.exe -v <ENTER>

    The folder with a message information file is not set up.