名前
esrmchnl - イベントチャネルの削除
形式
esrmchnl -g group [-M system]
機能説明
イベントチャネルを削除します。イベントチャネルは、作成時のグループ名を指定することにより削除します。
指定できるオプションとパラメタを以下に示します。
削除するイベントチャネルのグループ名を指定します。
拡張システムを生成した場合に、運用の対象となるシステム名systemを指定します。本オプションを省略すると、デフォルトシステムでの運用が対象となります。
本オプションは、以下の製品で指定可能です。
Interstage Application Server Enterprise Edition
Interstage Business Application Server
注意事項
本コマンドは、管理者権限で実行してください。
本コマンドは、書き込み権限があるディレクトリで実行してください。
ネーミングサービスが起動されている必要があります。
削除するイベントチャネルのグループが停止している状態で削除してください。
不揮発チャネル運用のイベントチャネルの場合、属するユニットが起動されている状態で本コマンドを実行する必要があります。
esmkchnlコマンドによりイベントチャネルを作成後、Interstageの初期化を行う場合は、初期化前に本コマンドにより作成したイベントチャネルを削除してください。また、イベントチャネルを削除せずにInterstageの初期化を行った場合は、本コマンドにより初期化前に作成したイベントチャネルを削除する必要があります。なお、作成したイベントチャネルの一覧は、essetcnfchnlコマンドの-lオプションを使用して確認してください。
esgetchnliorコマンドおよびessetchnliorコマンドを使用して他マシンのネーミングサービスにイベントチャネルのオブジェクトリファレンスを登録している場合は、イベントチャネルの再作成時に、再度、イベントチャネルのオブジェクトリファレンスを登録してください。登録せずにイベントチャネルと通信した場合、NO_IMPLEMENT例外が復帰します。
Interstage Business Application Serverにおいて、データベース連携イベントチャネルを削除する場合は、イベントチャネルが割り当てたメッセージ格納DB上へのアクセスが可能な状態にしておく必要があります。割り当てられているメッセージ格納DB上は、esmonitorコマンドの-dbオプションを使用して確認してください。
Interstage Business Application Serverにおいて本コマンドを使用する場合、データベースシステムの環境変数を設定する必要があります。設定内容の詳細については、“Interstage Business Application Server 運用ガイド(アプリケーション連携実行基盤編)”の“アプリケーションサーバの環境設定”-“環境作成前処理”を参照してください。
Interstage Business Application Serverにおいて、データベースにアクセスできない場合は、削除対象のイベントチャネルグループを削除します。なお、メッセージ格納DB上の資源の回収は、次回のイベントチャネルの作成・削除時に行います。
使用例
イベントチャネルのグループ“GROUP”を削除します。
esrmchnl -g GROUP |