名前
esrmipc - イベントサービスが獲得したプロセス間通信資源の回収
形式
esrmipc -rmipc [-M system]
機能説明
esrmipcコマンドは、イベントサービスが獲得したプロセス間通信資源(セマフォ、共有メモリ、メッセージキュー)がイベントサービスの異常終了などでシステムに残ってしまった場合に、残存しているプロセス間通信資源を回収するコマンドです。
何らかの原因でイベントサービスが異常終了または強制停止した場合、オペレーティングシステムを再起動せずにイベントサービスを再開させる場合に本コマンドを実行します。
指定できるオプションとパラメタを以下に示します。
イベントサービスが獲得したプロセス間通信資源を回収します。
拡張システムを生成した場合に、運用の対象となるシステム名systemを指定します。本オプションを省略すると、デフォルトシステムでの運用が対象となります。
本オプションは、以下の製品で指定可能です。
Interstage Application Server Enterprise Edition
Interstage Business Application Server
注意事項
本コマンドは管理者権限で実行してください。
イベントサービスの動作中に本コマンドを実行すると、イベントサービスが動作しなくなります。
以下の手順で、イベントサービスが終了しているかを確認してください。
psコマンドで、esdmnmainのプロセスが存在するかを確認します。
ps -afe | grep esdmnmain |
psコマンドで、eslogdaemonのプロセスが存在するかを確認します。
ps -afe | grep eslogdaemon |
psコマンドで、eschannelのプロセスが存在するかを確認します。
ps -afe | grep eschannel |
psコマンドで、不揮発運用のプロセスが存在するかを確認します。
ps -afe | grep es_momo |
本コマンドは、以下のイベントサービスのプロセスが獲得するプロセス間通信資源を回収します。
esdmnmain
eslogdaemon
eschannel
es_momo
es_momo_func
esqmtmpproc
使用例
イベントサービスが獲得したプロセス間通信資源を削除します。
esrmipc -rmipc |