名前
esgetchnlior - イベントチャネルのオブジェクトリファレンスの取得
形式
esgetchnlior -g group -p path [-M system]
機能説明
イベントチャネルのオブジェクトリファレンスをネーミングサービスから取得し、指定されたパスにファイルを作成して格納します。ファイル名は、-gオプションに指定したグループ名(拡張子:“.ior”)で作成されます。同名のファイルが存在する場合は、処理を中止します。
指定できるオプションとパラメタを以下に示します。
オブジェクトリファレンスを取得するイベントチャネルのグループ名を指定します。
なお、作成されていないイベントチャネルグループ名を指定することはできません。
作成したファイルを格納するパスを、絶対パスで指定します。ファイル名は、-gオプションに指定したグループ名(拡張子:“.ior”)で作成されます。
なお、同名のファイルがすでに存在する場合は、ファイルを作成しません。ファイルを削除するか、または別のパスを指定してください。
また、作成されたファイル名は、コマンドの正常終了後に出力される情報メッセージes11500により確認できます。
拡張システムを生成した場合に、運用の対象となるシステム名systemを指定します。本オプションを省略すると、デフォルトシステムでの運用が対象となります。
本オプションは、以下の製品で指定可能です。
Interstage Application Server Enterprise Edition
Interstage Business Application Server
注意事項
本コマンドは、管理者権限で実行してください。
ネーミングサービスが起動されている必要があります。
動的生成するイベントチャネルは、指定できません。
本コマンドにて作成したファイルは、essetchnliorコマンドで使用後に削除してください。
本コマンドは、イベントサービスがセットアップされているサーバマシン上で実行してください。
イベントチャネルグループを再作成した場合、再度本コマンドおよびessetchnliorコマンドを使用して、登録済みの他サーバのネーミングサービスにイベントチャネルのオブジェクトリファレンスを登録してください。登録せずにイベントチャネルと通信した場合、NO_IMPLEMENT例外が復帰します。
使用例
ネーミングサービスに登録されているイベントチャネルグループ“GROUP”内のすべてのイベントチャネルのオブジェクトリファレンスを取得し、“C:\temp”にファイルを作成して格納します。
esgetchnlior -g GROUP -p C:\temp |
コマンドの正常終了後、情報メッセージes11500が出力され、作成したファイル名を確認できます。
UX:ES: 情報: es11500: [tttttt] ネーミングサービスからイベントチャネルグループ(GROUP)のオブジェクトリファレンスを取得し、ファイル(C:\temp\GROUP.ior)に格納しました。
ネーミングサービスに登録されているイベントチャネルグループ“GROUP”内のすべてのイベントチャネルのオブジェクトリファレンスを取得し、ファイル“/tmp”にファイルを作成して格納します。
esgetchnlior -g GROUP -p /tmp |
コマンドの正常終了後、情報メッセージes11500が出力され、作成したファイル名を確認できます。
UX:ES: 情報: es11500: [tttttt] ネーミングサービスからイベントチャネルグループ(GROUP)のオブジェクトリファレンスを取得し、ファイル(/tmp/GROUP.ior)に格納しました。