イベントが発生したときにアクションを自動的に実行させるには、イベントに対して実行するアクションを登録する必要があります。実行するアクションは、[イベント定義/アクション定義]-[メッセージ監視アクション]、[通知/実行アクション]ダイアログボックスで定義します。同一のイベントに対して、複数の自動アクションを設定することができます。
自動化できるアクションの種類を以下に示します。
アクションの種類 | アクションの説明 |
---|---|
発生したイベントを、上位のシステムに送信し、[Systemwalkerコンソール]で監視します。 | |
メッセージ監視アクション型のスクリプトを呼び出し、メッセージを編集します。 | |
ショートメールで、任意のメッセージを通知します。 | |
E-MailまたはMS-Mailで、任意の文書やメッセージを通知します。 | |
ポップアップメッセージで、任意のメッセージを通知します。 | |
音声、WAVファイルまたはBEEP音で通知します。 | |
任意のメッセージをイベントログに出力します。 | |
リモートコマンドを発行します。 | |
SNMPトラップを発行します。 | |
アプリケーションを起動します。 | |
単体起動型のスクリプトを実行します。 |
設定するアクションに応じて、以下のように、[アクション環境設定]および[イベント定義/アクション定義]ダイアログボックスでの設定が必要です。
アクション | [アクション環境設定] | [イベント定義/アクション定義] |
---|---|---|
[アクション実行先] | [アクション定義(詳細)]-[ショートメール] | |
MS-Mailで通報する | [アクション実行先] | [アクション定義(詳細)]-[メール] |
E-Mailで通報する | [メール] | [通知/実行アクション]-[メール] |
[アクション実行先] | [アクション定義(詳細)]-[ポップアップ] | |
[アクション実行先] | [通知/実行アクション]-[音声通知] | |
- | [アクション定義(詳細)]-[イベントログ出力] | |
- | [アクション定義(詳細)]-[リモートコマンド] | |
- | [アクション定義(詳細)]-[SNMPトラップ] | |
- | [通知/実行アクション]-[アプリケーション起動] | |
- | [メッセージ監視アクション] |
上記以外の詳細な設定は、[アクション環境設定(詳細)]画面で設定します。
[アクション環境設定]では、以下の環境を設定します。
メール送信のアクションを実行するホストの環境を設定します。
ショートメールの送信環境を設定します。
ショートメール送信で使用するCOMポートの環境を設定します。
メール、ショートメール、ポップアップメッセージ、音声通知に関する実行先ホストを設定します。
アクションの実行履歴を採取する環境を設定します。
アクションの実行結果を保存することで、アクションが正しく実行されていること、および、イベント監視の条件定義が正しく設定されていることを確認できます。
ポイント
各アクションには、実行条件を設定することができます。実行条件には、条件範囲内と条件範囲外の条件があります。条件範囲として、日にちおよび時間帯を設定できます。アクション条件の設定については、“アクションの実行条件を定義する”を参照してください。
条件範囲に日にちを設定するときには、Systemwalker Operation Managerがインストールされていなければなりません。なお、Windows for Itanium版の場合は、V13.2.0以降のSystemwalker Operation Managerが必要です。Windows版(x64)の場合は、V13.4.0以降のSystemwalker Operation Managerが必要です。Linux for Itanium版の場合は、V13.2.0以降のSystemwalker Operation Managerが必要です。Linux版(x64)の場合は、V13.4.0以降のSystemwalker Operation Managerが必要です。
注意
監視を抑止しているノードから通知されたイベントに対して以下のアクションは実行しません
ショートメールに通報する
メールで通報する
ポップアップメッセージで通報する
音声で通知する
イベントログを出力する
リモートコマンドを発行する
SNMPトラップを発行する
アプリケーションを起動する
Systemwalkerスクリプトを実行する
[イベント定義/アクション定義]の呼び出し方法
[Systemwalkerコンソール[編集]]の[ツリー選択]コンボボックスから、環境定義を行う対象が存在するツリー([ノード一覧]、[ノード管理]、[業務管理])を選択します。
[ノード管理]ツリー、または[業務管理]ツリーを選択した場合は、[ファイル]メニューから[監視ツリーの選択]を選択します。
→[監視ツリーの選択]ダイアログボックスが表示されます。
[ツリー一覧]から目的のツリーを選択します。
選択したツリーの中から、環境定義を行う対象のフォルダ、またはノードを選択した後、[ポリシー]メニューから[ポリシーの定義]-[イベント]-[フォルダ]、または[ノード]を選択します。
→[イベント監視の条件定義]ウィンドウが表示されます。
アクションを定義するイベントを選択した後、[アクション]メニューから[アクションの設定]を選択します。
→[イベント定義/アクション定義]ダイアログボックスが表示されます。
[イベント定義/アクション定義]ダイアログボックスの[メッセージ監視アクション]タブで、イベントの特定でフィルタリングしたメッセージを上位のサーバで監視(送信)[する/しない]を設定します。その他の条件を定義する場合は、[詳細設定]ボタンをクリックし、[メッセージ監視(詳細)]ダイアログボックスを表示して設定します。
[イベント定義/アクション定義]ダイアログボックスの[通知/実行アクション]タブで、[メール]、[音声通知]、および[アプリケーション起動]アクションを設定します。その他の条件を定義する場合は、[詳細設定]ボタンをクリックし、[アクション定義(詳細)]ダイアログボックスを表示して設定します。
[アクション環境設定]の呼び出し方法
[Systemwalkerコンソール[編集]]の[ツリー選択]コンボボックスから、環境定義を行う対象が存在するツリー([ノード一覧]、[ノード管理]、[業務管理])を選択します。
[ノード管理]ツリー、または[業務管理]ツリーを選択した場合は、[ファイル]メニューから[監視ツリーの選択]を選択します。
→[監視ツリーの選択]ダイアログボックスが表示されます。
[ツリー一覧]から目的のツリーを選択します。
選択したツリーの中から、環境定義を行う対象のフォルダ、またはノードを選択した後、[ポリシー]メニューから[ポリシーの定義]-[イベント]-[フォルダ]または[ノード]を選択します。
→[イベント監視の条件定義]ウィンドウが表示されます。
[環境設定]メニューから[アクション環境設定]を選択し、情報を設定します。
→[アクション環境設定]ダイアログボックスが表示されます。
[アクション環境定義]ダイアログボックスで、[メールの設定]、[アクション実行ホストの設定]を設定します。その他の条件を定義する場合は、[詳細設定]ボタンをクリックし、[アクション環境定義(詳細)]ダイアログボックスを表示して設定します。
アクションに応じたタブを選択し、必要な情報を設定します。