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Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編(互換用)
Systemwalker

10.6.5 ポップアップメッセージで通報する

イベント発生時にポップアップメッセージで通報するためには、以下の設定が必要です。

UNIXサーバでポップアップメッセージを実行する場合は、アクション実行先にWindows(R)コンピュータを指定します。

ポップアップメッセージをUNIXのサーバでアクションの実行先をWindows(R)コンピュータにする場合、または別のWindows(R)コンピュータで実行する場合、[アクション環境設定(詳細)]ダイアログボックスの[アクション実行先]で、アクションを実行するホスト名を設定します。

ポップアップメッセージで通報をするためには、アクションの実行先および通知先に指定するコンピュータのWindows OSに応じて、以下の条件が必要です。電源制御の終了通知も同様です。

[アクションの実行先(※1)または通知先(※2)に指定するコンピュータが下記に示す対象のWindows OSの場合]

実行先および通知先に下記のいずれかの製品がインストールされている必要があります。また、下記のユーザで事前にログオンしている必要があります。

※1 ポップアップアクションの実行を依頼するコンピュータです。[アクション環境設定(詳細)]ダイアログボックスの[アクション実行先]で設定します。

※2 ポップアップを表示するコンピュータです。

[アクションの実行先と通知先のどちらも下記に示す対象のWindows OS以外の場合]

実行先に下記のいずれかの製品がインストールされている必要がありますが、通知先にはインストールされている必要はありません。

また、実行先および通知先において“Messenger サービス”を起動する必要があり、通知先では任意のユーザでログオンしている必要があります。

いずれの場合も、OSを起動するだけでアクションを実行するには、自動ログオンの設定をしてください。

対象のWindows OS:

インストールされている必要のある製品:

ログオンするユーザ:

上記“対象のWindows OSに複数のユーザがログオンしている場合:

このコンピュータをポップアップの通知先に指定している場合、最初にログオンしたユーザに通知されます。最初にログオンしたユーザ以外のユーザで、Systemwalker Centric Manager の停止(pcentricmgr.exe)、起動(scentricmgr.exe)を行った場合、以後、このユーザにポップアップが通知されます。

また、このコンピュータをアクション実行先ホストとして使用している場合、最初にログオンしたユーザは常にログオンし続ける状態にする必要があります。

最初にログオンしたユーザ以外のユーザで、Systemwalker Centric Manager の停止(pcentricmgr.exe)、起動(scentricmgr.exe)の操作を行った場合、この操作を行ったユーザは常にログオンし続ける状態にする必要があります。

起動したユーザがログオフする場合は、ログオフした後、ログオン中の別のユーザで起動コマンドを実施してください。

なお、以下の操作を行った場合に実行される Systemwalker Centric Managerの停止、起動においても同様です。

OSを起動するだけでアクションを実行するには、自動ログオンの設定をしてください。

アクションを定義する

[アクション定義(詳細)]-[ポップアップ]ダイアログボックスで、以下の設定を行います。

[アクション環境設定]の呼び出し方法については、“アクションを定義する”の“[アクション環境設定]の呼び出し方法”を、[アクション定義(詳細)]の呼び出し方法については“[イベント定/アクション定義]の呼びし方法”を参照してください。

注意

  • 宛先にIPアドレスを指定することはできません。[コンピュータ名またはユーザ名]、[ドメイン名]のどれかを指定してください。

  • ポップアップメッセージを表示するコンピュータがWANで接続された先のコンピュータの場合は、ホスト名検索でタイムアウトが発生し、ポップアップメッセージが表示されない場合があります。WANで接続された先のコンピュータは指定しないでください。

アクション実行ログを出力する

mpaosactrev(アクション実行履歴の表示コマンド)を実行すると、アクション実行履歴ファイルに、以下の形式で表示されます。

時刻 番号 POPUP アクション管理番号 処理 [HOST=実行先 ADDR=コンピュータ名]

項目は、以下の値を表しています。

項目名

時刻

出力したアクションの情報の処理を行った日時

番号

イベント監視の条件定義と比較したイベントのサービスを起動してからの通番です。

アクション管理番号

アクションを管理する番号を表示します。[アクション管理]画面の[管理番号]と一致します。

処理

以下のどれかになります。

REQUEST:
実行待ち状態になりました。

START:
アクションが開始しました。

NORMAL:
アクションが正常終了しました。

DELETE:
[アクション管理]画面より削除されました。

ERROR:
何らかのエラーが発生しました。

HOST=実行先

処理が“START”の場合に、ポップアップを実行したアクション実行先ホスト名を表示します。

ADDR=コンピュータ名

処理が“START”の場合に、ポップアップメッセージを送信したコンピュータ名を表示します。コンピュータ名が複数ある場合は、“,”で区切って表示します(最大5個)。

注意事項