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Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編(互換用)
Systemwalker

10.6.6 音声で通知する

イベント発生時に音声で通知するためには、以下の設定が必要です。

音声通知の実行先を設定する

UNIXサーバで音声通知を実行する場合は、アクション実行先にWindows(R)コンピュータを指定します。

音声通知をUNIXのサーバでアクションの実行先をWindows(R)コンピュータにする場合、または別のWindows(R)コンピュータで実行する場合、[アクション環境設定(詳細)]ダイアログボックスの[アクション実行先]で、アクションを実行するホスト名を設定します。

指定した実行先が下記のWindows OSの場合、以下のユーザでログオンしてください。ログオンした場合に実行できます。

対象のWindows OS:

ログオンするユーザ:

上記“対象のWindows OS”に複数のユーザがログオンしている場合:

初めにログオンしたユーザ以外のユーザで、Systemwalker Centric Manager の停止(pcentricmgr.exe)、起動(scentricmgr.exe)を行った場合、起動を行ったユーザの権限でアクションを実行するプロセスが起動します。このコンピュータをアクション実行先ホストとして使用している場合、ログオンしておく必要のあるユーザは、Systemwalker Centric Managerの起動を行ったユーザになります。

起動コマンドを実行したユーザがログオフする場合は、ログオフした後、ログオン中の別のユーザで起動コマンドを実行してください。

なお、以下の操作を行った場合に実行される Systemwalker Centric Managerの停止、起動においても同様です。

OSを起動するだけでアクションを実行するには、自動ログオンの設定をしてください。

リモートデスクトップ接続しているコンピュータで音声を再生する場合には、以下のようにリモートデスクトップ接続をしてください。

音声通知のアクションを定義する

[アクション定義(詳細)]-[音声通知]ダイアログボックスで、以下の設定を行います。

[アクション環境設定(詳細)]の呼び出し方法については、“アクションを定義する”の“[アクショ環境設定]の呼び出し方法”を、[アクション定義(詳細)]の呼び出し方法については“[イベント定/アクション定義]の呼び出し方法”を参照してください。

注意

  • WAVファイルの再生を行う場合の[ファイル名]は、フルパスで指定してください。

  • 音声通知のアクションを実行するためには、Microsoft Speech API(SAPI)対応の音声合成エンジンが実装された製品が必要です。
    なお、音声合成エンジンは、Systemwalkerの言語に対応したエンジンのインストールが必要です。また、音声通知をする性別も一致させる必要があります。

    例)Systemwalkerが日本語で、男性で音声通知する場合

      音声合成エンジン  日本語-男性

    例)Systemwalkerが英語で、女性で音声通知する場合

      音声合成エンジン  英語-女性

  • 音声通知の[繰り返し回数]に0を指定した場合は、音声の停止処理がされるまで、無限に繰り返します。

  • 音声通知の実行先を複数指定している場合、実行先に指定しているすべてのマシンでアクション実行のサービスが起動している必要があります。1台でも起動していない場合、アクションの遅延が発生します。

  • 以下のWindows OSでの音声通知は、ログオンした場合に通知できます。

    • Windows 7

    • Windows Vista

    • Windows Server 2008 STD/Windows Server 2008 DTC/Windows Server 2008 EE/Windows Server 2008 for Itanium-Based Systems/Windows Server 2008 Foundation/Windows Server 2008 R2

アクション実行ログを出力する

mpaosactrev(アクション実行履歴の表示コマンド)を実行すると、アクション実行履歴ファイルに、以下の形式で表示されます。

時刻 番号 AUDIO アクション管理番号 処理 [HOST=通知先]

項目は、以下の値を表しています。

項目名

時刻

出力したアクションの情報の処理を行った日時

番号

イベント監視の条件定義と比較したイベントのサービスを起動してからの通番です。

アクション管理番号

アクションを管理する番号を表示します。[アクション管理]画面の[管理番号]と一致します。

処理

以下のどれかになります。

REQUEST:
実行待ち状態になりました。

START:
アクションが開始しました。

NORMAL:
アクションが正常終了しました。

DELETE:
[アクション管理]画面より削除されました。

ERROR:
何らかのエラーが発生しました。

HOST=通知先

処理が“START”の場合に、音声通知を実行したホスト名を表示します。