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Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編(互換用)
Systemwalker

10.6.3 ショートメールで通報する

イベント発生時にショートメールで通報するためには、以下の設定が必要です。

[アクション環境設定]-[アクション環境設定(詳細)]の呼び出し方法については、“アクションを定義する”の“[アクショ環境定]の呼び出し方法”を、[アクション定義(詳細)]の呼び出し方法については“[イベント定義/アクション定義]の呼び出し方法”を参照してください。

注意

以下のWindows OSでのショートメール通知は、ログオンした場合に実行できます。

  • Windows 7

  • Windows Vista

  • Windows Server 2008 STD/Windows Server 2008 DTC/Windows Server 2008 EE/Windows Server 2008 for Itanium-Based Systems/Windows Server 2008 Foundation/Windows Server 2008 R2

ショートメールの環境を設定する

ショートメール通知のアクションを実行するコンピュータ上で、使用するショートメールの環境を、[アクション環境設定]ダイアログボックスの[ショートメール]で設定します。

ショートメールを使用する場合のモデムの設定について

ショートメールを使用する場合は、ショートメールのアクションを実行するWindowsのコンピュータにモデムが必要です。モデムを使用する場合は、[アクション環境設定]ダイアログボックスの[COMポート]で設定を行います。

モデムを外付けで使用する場合には、通常COM1かCOM2のどちらかに接続します。ただし、電源制御ボックスまたはSNMPアダプタを使用する場合は、これらのハードウェアもCOMポートを使用するため、ポート番号およびIRQが競合しないように設定します。また、電源制御系のハードがCOM1を優先的に使用する場合があるため、両方の機能を使用する場合は、COM1に電源制御系のRS-232Cケーブルを接続し、COM2にモデムを接続します。

モデムが接続されている電話回線について

モデムが内線回線に接続されている場合、ショートメールへのダイアル時に、内線交換機の仕様によりモデムがダイアルトーンを検出できず、イベントログに以下のメッセージが表示され、ショートメールへのメッセージの送信に失敗する場合があります。

ソース:

MpAosfB

ID:

4109

説明:

電話回線からダイアルトーンを検出できません。

このメッセージが表示される場合は、[モデム初期化ATコマンド]にダイアルトーンの検出を待たずにダイアルするコマンドを設定してください。コマンドの詳細については、使用するモデムの取扱説明書を参照してください。

例: AT&fX3

ショートメールで使用するCOMポート番号を設定する

ショートメール通知のアクションを実行するコンピュータ上で、モデムが接続されているポート番号等、モデムに関する環境を設定します。

アクションとしてショートメールを使用する場合は、あらかじめ以下の設定が必要です。

  1. [コントロールパネル]の[シリアルポートの設定]を開きます。

  2. アクション管理で使用するCOMポート番号を選択して[設定]ボタンをクリックします。アクション管理で使用するCOMポート番号は、[アクション環境設定]ダイアログボックスで指定できます。

  3. [通信速度]2400に設定します。

アクションの実行先を設定する

UNIXサーバでショートメールを実行する場合は、アクション実行先にWindows(R)コンピュータを指定します。

UNIXサーバでアクションの実行先をWindows(R)コンピュータにする場合、またはショートメールのアクションを別のWindows(R)コンピュータで実行する場合、[アクション環境設定]ダイアログボックスの[アクション実行先]で、アクションを実行するホスト名を設定します。

指定した実行先が下記のWindows OSの場合、以下のユーザでログオンしてください。ログオンした場合に実行できます。

対象のWindows OS:

ログオンするユーザ:

上記“対象のWindows OS”に複数のユーザがログオンしている場合:

初めにログオンしたユーザ以外のユーザで、Systemwalker Centric Manager の停止(pcentricmgr.exe)、起動(scentricmgr.exe)を行った場合、起動を行ったユーザの権限でアクションを実行するプロセスが起動します。このコンピュータをアクション実行先ホストとして使用している場合、ログオンしておく必要のあるユーザは、Systemwalker Centric Managerの起動を行ったユーザになります。

起動コマンドを実行したユーザがログオフする場合は、ログオフした後、ログオン中の別のユーザで起動コマンドを実行してください。

なお、以下の操作を行った場合に実行される Systemwalker Centric Managerの停止、起動においても同様です。

OSを起動するだけでアクションを実行するには、自動ログオンの設定をしてください。

以下のアクションについては、アクションを実行させるシステムとして他のWindows(R)のコンピュータを指定することができます。

ポイント

[アクション環境設定]-[アクション実行先]について

指定したホストには、インストールオプションに[アクション実行]を選択して、Systemwalker Centric Managerをインストールしてください。

[イベント定義/アクション定義]-[通知/実行アクション](ショートメール)を設定する

ショートメールの[アクション定義(詳細)]ダイアログボックスで、以下の項目について設定します。

[ショートメールによる通知を行う]チェックボックスをチェックした場合だけ、定義詳細について設定することができます。詳細は、“Systemwalker Centric Manager オンラインヘルプ”を参照してください。

アクション実行ログを出力する

mpaosactrev(アクション実行履歴の表示コマンド)を実行すると、アクション実行履歴ファイルに、以下の形式で表示されます。

時刻 番号 PAGER アクション管理番号 処理 [HOST=実行先 ADDR=電話番号]

項目は、以下の値を表しています。

項目名

時刻

出力したアクションの情報の処理を行った日時

番号

イベント監視の条件定義と比較したイベントのサービスを起動してからの通番です。

アクション管理番号

アクションを管理する番号を表示します。[アクション管理]画面の[管理番号]と一致します。

処理

以下のどれかになります。

REQUEST:
実行待ち状態になりました。

START:
アクションが開始しました。

NORMAL:
アクションが正常終了しました。

DELETE:
[アクション管理]画面より削除されました。

ERROR:
何らかのエラーが発生しました。

HOST=実行先

処理が“START”の場合に、ショートメール通知を実行したアクション実行先ホスト名を表示します。

ADDR=電話番号

処理が“START”の場合に、ショートメールを送信した電話番号を表示します。