イベント発生時にショートメールで通報するためには、以下の設定が必要です。
[アクション環境設定(詳細)]-[ショートメール]
[アクション環境設定(詳細)]-[COMポート]
[アクション環境設定(詳細)]-[アクション実行先]
[アクション定義(詳細)]-[ショートメール]
[アクション環境設定]-[アクション環境設定(詳細)]の呼び出し方法については、“アクションを定義する”の“[アクション環境設定]の呼び出し方法”を、[アクション定義(詳細)]の呼び出し方法については“[イベント定義/アクション定義]の呼び出し方法”を参照してください。
注意
以下のWindows OSでのショートメール通知は、ログオンした場合に実行できます。
Windows 7
Windows Vista
Windows Server 2008 STD/Windows Server 2008 DTC/Windows Server 2008 EE/Windows Server 2008 for Itanium-Based Systems/Windows Server 2008 Foundation/Windows Server 2008 R2
ショートメールの環境を設定する
ショートメール通知のアクションを実行するコンピュータ上で、使用するショートメールの環境を、[アクション環境設定]ダイアログボックスの[ショートメール]で設定します。
ショートメールを使用する場合のモデムの設定について
ショートメールを使用する場合は、ショートメールのアクションを実行するWindowsのコンピュータにモデムが必要です。モデムを使用する場合は、[アクション環境設定]ダイアログボックスの[COMポート]で設定を行います。
モデムを外付けで使用する場合には、通常COM1かCOM2のどちらかに接続します。ただし、電源制御ボックスまたはSNMPアダプタを使用する場合は、これらのハードウェアもCOMポートを使用するため、ポート番号およびIRQが競合しないように設定します。また、電源制御系のハードがCOM1を優先的に使用する場合があるため、両方の機能を使用する場合は、COM1に電源制御系のRS-232Cケーブルを接続し、COM2にモデムを接続します。
モデムが接続されている電話回線について
モデムが内線回線に接続されている場合、ショートメールへのダイアル時に、内線交換機の仕様によりモデムがダイアルトーンを検出できず、イベントログに以下のメッセージが表示され、ショートメールへのメッセージの送信に失敗する場合があります。
ソース: | MpAosfB |
ID: | 4109 |
説明: | 電話回線からダイアルトーンを検出できません。 |
このメッセージが表示される場合は、[モデム初期化ATコマンド]にダイアルトーンの検出を待たずにダイアルするコマンドを設定してください。コマンドの詳細については、使用するモデムの取扱説明書を参照してください。
例: AT&fX3 |
ショートメールで使用するCOMポート番号を設定する
ショートメール通知のアクションを実行するコンピュータ上で、モデムが接続されているポート番号等、モデムに関する環境を設定します。
アクションとしてショートメールを使用する場合は、あらかじめ以下の設定が必要です。
[コントロールパネル]の[シリアルポートの設定]を開きます。
アクション管理で使用するCOMポート番号を選択して[設定]ボタンをクリックします。アクション管理で使用するCOMポート番号は、[アクション環境設定]ダイアログボックスで指定できます。
[通信速度]2400に設定します。
アクションの実行先を設定する
UNIXサーバでショートメールを実行する場合は、アクション実行先にWindows(R)コンピュータを指定します。
UNIXサーバでアクションの実行先をWindows(R)コンピュータにする場合、またはショートメールのアクションを別のWindows(R)コンピュータで実行する場合、[アクション環境設定]ダイアログボックスの[アクション実行先]で、アクションを実行するホスト名を設定します。
指定した実行先が下記のWindows OSの場合、以下のユーザでログオンしてください。ログオンした場合に実行できます。
対象のWindows OS:
Windows 7
Windows Vista
Windows Server 2008 STD/Windows Server 2008 DTC/Windows Server 2008 EE/Windows Server 2008 for Itanium-Based Systems/Windows Server 2008 Foundation/Windows Server 2008 R2
ログオンするユーザ:
運用管理サーバ、部門管理サーバ、業務サーバ、運用管理クライアント
DmAdmin、DmOperation、DmReferenceグループに所属しているユーザ
クライアント
Authenticated Usersグループに所属しているユーザ
上記“対象のWindows OS”に複数のユーザがログオンしている場合:
初めにログオンしたユーザ以外のユーザで、Systemwalker Centric Manager の停止(pcentricmgr.exe)、起動(scentricmgr.exe)を行った場合、起動を行ったユーザの権限でアクションを実行するプロセスが起動します。このコンピュータをアクション実行先ホストとして使用している場合、ログオンしておく必要のあるユーザは、Systemwalker Centric Managerの起動を行ったユーザになります。
起動コマンドを実行したユーザがログオフする場合は、ログオフした後、ログオン中の別のユーザで起動コマンドを実行してください。
なお、以下の操作を行った場合に実行される Systemwalker Centric Managerの停止、起動においても同様です。
[運用環境保守ウィザード]より、以下のどれかの操作を行った場合
運用環境の構築
運用環境の退避(※)
運用環境の復元
データベース拡張
※) 退避オプションの“サービスを停止せずにデータの退避を行う”を選択していない 場合。
mprsc(リストアコマンド)より、資産の復元を行った場合
mppolcopy(ポリシー同期コマンド)より、ポリシー情報の復元を行った場合
OSを起動するだけでアクションを実行するには、自動ログオンの設定をしてください。
以下のアクションについては、アクションを実行させるシステムとして他のWindows(R)のコンピュータを指定することができます。
MS-Mail送信(Windows NT(R)のみ指定可能)
ショートメール通知
ポップアップメッセージ通報
音声通知
ポイント
[アクション環境設定]-[アクション実行先]について
指定したホストには、インストールオプションに[アクション実行]を選択して、Systemwalker Centric Managerをインストールしてください。
[イベント定義/アクション定義]-[通知/実行アクション](ショートメール)を設定する
ショートメールの[アクション定義(詳細)]ダイアログボックスで、以下の項目について設定します。
ショートメール通知の有無
[実行方法の指定]
[宛先情報]
[メッセージ]
[ショートメールによる通知を行う]チェックボックスをチェックした場合だけ、定義詳細について設定することができます。詳細は、“Systemwalker Centric Manager オンラインヘルプ”を参照してください。
宛先は、複数指定することができます。複数指定する場合は、[追加]ボタンをクリックし、[宛先リスト]に追加していきます。宛先を複数指定した場合、[宛先リスト]の先頭から順に通報が行われます。
宛先は、以下の形式で指定してください。
「ショートメールセンタの電話番号」+"T"+「通知先の携帯電話の電話番号」
ショートメールセンタの電話番号については、携帯電話会社に確認してください。
なお、[ショートメールの種類]には「NTT DoCoMoショートメール」が初期値として設定されています。これを選択すると、“「ショートメールセンタの電話番号」+"T"”が自動的に入力されますので、その後に続けて「通知先の携帯電話の電話番号」を入力してください。
送信できるメッセージの長さは、ショートメールを受信する携帯電話およびモデムの種類により異なります。送信できるメッセージの長さは、使用する携帯電話およびモデムの説明書を参照してください。なお、送信できるメッセージの長さを超えた場合は、正しく送信できないことがあります。
[テキスト形式]を選択した場合、[メッセージ]は半角カタカナまたは英大文字で指定します。
定型文を送信することはできません。
アクション実行ログを出力する
mpaosactrev(アクション実行履歴の表示コマンド)を実行すると、アクション実行履歴ファイルに、以下の形式で表示されます。
時刻 番号 PAGER アクション管理番号 処理 [HOST=実行先 ADDR=電話番号] |
項目は、以下の値を表しています。
項目名 | 値 |
---|---|
時刻 | 出力したアクションの情報の処理を行った日時 |
番号 | イベント監視の条件定義と比較したイベントのサービスを起動してからの通番です。 |
アクション管理番号 | アクションを管理する番号を表示します。[アクション管理]画面の[管理番号]と一致します。 |
処理 | 以下のどれかになります。 REQUEST: START: NORMAL: DELETE: ERROR: |
HOST=実行先 | 処理が“START”の場合に、ショートメール通知を実行したアクション実行先ホスト名を表示します。 |
ADDR=電話番号 | 処理が“START”の場合に、ショートメールを送信した電話番号を表示します。 |