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Interstage Application Server マルチサーバ運用ガイド
Interstage

4.5.3 新規業務アプリケーションの追加に伴うサイト移行

新しい業務アプリケーションを構築するサーバを運用環境に追加する際に、開発環境で動作確認を行う場合は、運用環境を開発環境へ移行する必要があります。動作確認後、開発環境から運用環境へ移行してください。
移行手順について、以下に説明します。


運用環境のサイト情報を開発環境へ移行し、新しい業務アプリケーションを構築するサーバを開発環境に追加


開発環境に構築したサイトを運用環境へ移行


(1) 運用環境の管理サーバのバックアップ

運用環境の管理サーバで、バックアップする一括実行バッチファイル(シェルスクリプト)を作成し、バックアップを行って、バックアップ資源を作成します。詳細については、「4.4.1 管理サーバのバックアップ/リストア」、および「運用ガイド(基本編)」の「メンテナンス(資源のバックアップ/他サーバへの資源移行/ホスト情報の変更)」-「メンテナンスの一括実行」を参照してください。


(2) 開発環境の管理サーバへバックアップ資源を移入

開発環境の管理サーバに、運用環境の管理サーバのバックアップ資源を移入します。
開発環境の管理サーバで、移入する一括実行バッチファイル(シェルスクリプト)を作成し、移入します。詳細については、「4.4.1 管理サーバのバックアップ/リストア」、および「運用ガイド(基本編)」の「メンテナンス(資源のバックアップ/他サーバへの資源移行/ホスト情報の変更)」-「メンテナンスの一括実行」を参照してください。


(3) 新しい業務アプリケーションを構築するサーバを開発環境に追加

開発環境のサイトに、新しい業務アプリケーションを構築するサーバを追加します。詳細については、「3.2 Interstageの環境構築」を参照してください。サーバグループの作成およびサーバの追加については、「3.1.1 サイトの構築方法」の「サイトの構成変更」を参照してください。


(4) サイト情報定義ファイルの作成

開発環境/運用環境のサイト情報を定義したサイト情報定義ファイルを作成します。詳細については、「4.5.4 サイト情報定義ファイルの作成」を参照してください。


(5) 開発環境のバックアップ

開発環境のバックアップを行い、バックアップ資源を作成します。詳細については、「4.5.5 開発環境のバックアップ」を参照してください。


(6) 運用環境へバックアップ資源を移入

運用環境の管理サーバに、開発環境のバックアップ資源を移入します。詳細については、「4.5.6 運用環境へバックアップ資源を移入」を参照してください。


(7) 運用環境のサイト情報を変更

運用環境のサイト情報を変更します。詳細については、「4.5.7 運用環境のサイト情報を変更」を参照してください。


ポイント

  • 新しい業務アプリケーションが既存の業務アプリケーションと連携しない場合、開発環境に、既存の業務アプリケーションを構築している管理対象サーバを用意する必要はありません。この場合、Interstage管理コンソール上に既存のサーバグループ名/サーバ名が表示されますが、通信されていません。

  • 新しい業務アプリケーションが既存の業務アプリケーションと連携する場合、既存の業務アプリケーションを構築している管理対象サーバも移行する必要があります。手順については、「4.5.1 開発環境から運用環境への一般的なサイト移行」を参照してください。