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Interstage Application Server マルチサーバ運用ガイド
Interstage

4.5.6 運用環境へバックアップ資源を移入

移入する前に、移入対象サーバに開発環境のバックアップ資源をコピーしてください。
運用環境で、移入する一括実行バッチファイル(シェルスクリプト)を作成し、作成した一括実行バッチファイル(シェルスクリプト)で、移入します。

ポイント

管理サーバ、およびすべての管理対象サーバに対して移入してください。新規業務アプリケーションの追加に伴ってサイトを移行する場合は、管理サーバ、および移入対象の管理対象サーバに対して移入してください。

参照

移入の手順については、「4.4.1 管理サーバのバックアップ/リストア」、「4.4.2 管理対象サーバのバックアップ/リストア」、および「運用ガイド(基本編)」の「メンテナンス(資源のバックアップ/他サーバへの資源移行/ホスト情報の変更)」-「他サーバへの資源移行」/「メンテナンスの一括実行」を参照してください。


注意

移入先のサイトのアプリケーション操作種別が個別操作モードの場合は、サイトの移行に失敗します。移行先のサイトのアプリケーション操作種別が一括操作モードであるかを確認してください。アプリケーション操作種別については、「3.1.9 アプリケーション操作種別の設定」を参照してください。


一括実行バッチファイル(シェルスクリプト)作成時の注意事項

管理対象サーバを移入する場合、以下のサービス資源については、移入時に、必要に応じてIPアドレス/ホスト名をカスタマイズします。
カスタマイズ時は、サイト情報定義ファイルを参照して、正しい値を設定してください。定義項目については、「運用ガイド(基本編)」の「メンテナンス(資源のバックアップ/他サーバへの資源移行/ホスト情報の変更)」-「メンテナンスの一括実行」-「バックアップ・リストア対象資源の定義方法」を参照してください。

セクション名

項目名

定義する場合の注意

Common

HOST

運用環境の移入先の自サーバの業務LAN ホスト名を指定します。

JMX

JMX_IPADDRESS

運用環境の移入先の自サーバの管理LAN IPアドレスを指定します。

JMX_SITEINFO

サイトを移行するため、「on」を設定します。

IHS

IHS_HOST_TABLE

サイト情報定義ファイルに記載したすべての変更前/変更後の業務LAN ホスト名/IPアドレスを指定します。

IJServer

IJSERVER_HOST_TABLE

サイト情報定義ファイルに記載したすべての変更前/変更後の業務LAN IPアドレスを指定します。

セクション名

項目名

定義する場合の注意

Common

host

運用環境の移入先の自サーバの業務LAN ホスト名を指定します。

target_server

移入するため、「others」を指定します。

JMX

ipaddress

運用環境の移入先の自サーバの管理LAN IPアドレスを指定します。

siteinfo

サイトを移行するため、「on」を設定します。

IHS

ihs_host_table

サイト情報定義ファイルに記載したすべての変更前/変更後の業務LAN ホスト名/IPアドレスを指定します。

IJServer

ijserver_host_table

サイト情報定義ファイルに記載したすべての変更前/変更後の業務LAN IPアドレスを指定します。

注意

移入時にカスタマイズしたIPアドレス/ホスト名がサイト情報定義ファイルと一致していない場合は、管理対象サーバとの通信/業務と連携できません。