データベースの規模や扱うデータ量により、処理に時間を要するコマンドをキャンセルすることが可能です。
Symfoware/RDBの性能情報や運用情報を出力するコマンドについてもキャンセルすることが可能です。
以下のコマンドをキャンセルすると、対象の資源に対してアクセス禁止状態が設定される場合があります。その場合、コンソールおよびRDBREPORTで指定したメッセージログファイルに、メッセージ“qdg03400u”または“qdg13217u”が出力されます。
rdbsloaderコマンド
rdbsuloaderコマンド
rdbsaloaderコマンド
rdbfmtコマンド
rdbgcdsiコマンド
アクセス禁止状態が設定された場合、必要に応じてリカバリしてください。
rdbsloaderコマンド、rdbsuloaderコマンドおよびrdbsaloaderコマンド実行時は、キャンセルを実行した理由によってリカバリ方法が異なります。
処理対象を誤った場合は、“RDB運用ガイド”の“誤操作からのリカバリ”を参照して、誤操作を行う直前の状態にデータをリカバリしてください。
入力ファイルを誤った等の理由で同じ処理対象に対して再実行したい場合は、“RDB運用ガイド”の“コマンドがエラーになった場合のロールバック不可からのリカバリ”を参照して、キャンセルしたコマンドを再実行してください。
rdbfmtコマンド実行時は“RDB運用ガイド”の“誤操作からのリカバリ”を参照して、誤操作を行う直前の状態にデータをリカバリしてください。
rdbgcdsiコマンドの実行時は、-Rオプションを指定して再実行してください。
rdbunlコマンド、rdbunlxコマンドおよびrdbunlsqlコマンドでは、コマンドをキャンセルした場合に、出力ファイルが削除されずに残ることがあります。再実行する場合は、出力ファイルを削除してください。
キャンセル可能なコマンドおよびキャンセル方法を以下に示します。
コマンド | 機能概要 | キャンセル方法 |
---|---|---|
指定されたDSIの再編成 | タスクマネージャを使用してコマンドプロセスを終了 |
コマンド | 機能概要 | キャンセル方法 |
---|---|---|
DSIの初期化 | タスクマネージャを使用してコマンドプロセスを終了 | |
データベースロード処理 | タスクマネージャを使用してコマンドプロセスを終了 | |
データベースのアンロード処理 | タスクマネージャを使用してコマンドプロセスを終了 | |
XMLデータの検索結果のファイルへの出力 | タスクマネージャを使用してコマンドプロセスを終了 | |
SQL文による検索結果のファイルへの出力 | タスクマネージャを使用してコマンドプロセスを終了 | |
データベースの一括更新 | タスクマネージャを使用してコマンドプロセスを終了 |
コマンド | 機能概要 | キャンセル方法 |
---|---|---|
RDBディクショナリの再編成 | タスクマネージャを使用してコマンドプロセスを終了 |
コマンド | 機能概要 | キャンセル方法 |
---|---|---|
最適化情報の設定と出力 | タスクマネージャを使用してコマンドプロセスを終了 |
コマンド | 機能概要 | キャンセル方法 |
---|---|---|
システムの性能情報の表示 | タスクマネージャを使用してコマンドプロセスを終了 | |
処理時間の長いSQL文、アクセスプランの表示 | タスクマネージャを使用してコマンドプロセスを終了 |