名前
rdbfmt -- DSIの初期化
形式
rdbfmt -m { i | id } -i データベース名.DSI名 [ -c ]
機能説明
DSIを初期化します。
オプション
DSIを初期化するモードを指定します。
-miオプションはDSI全体のスペースを初期化する場合に指定します。
すでに初期化しているDSIを再び初期化する場合は-midオプションを指定します。
DSIに格納されたデータが失われるため、-midオプションの指定には十分注意してください。
初期化するDSIの、DSI名を指定します。
処理対象DSIに対して、自動容量拡張またはDSI変更文による拡張域が存在する場合に、これをすべて返却し、初期割付け状態に戻したDSIを初期化する場合に指定します。
使用例
在庫管理DBの在庫表DSIを初期化します。
rdbfmt -mi -i 在庫管理DB.在庫表DSI
終了ステータス
以下の終了ステータスが返されます。
0 : 正常終了
0以外 : 異常終了
注意
DSIを定義してから最初にアプリケーションを実行する前に、使用する表のDSIおよび表に関連するインデックスのDSIは、本コマンドで初期化しておく必要があります。なお、アプリケーションを実行する前に、rdbsloaderコマンドでDSIを創成する場合には、本コマンドによる初期化の必要はありません。
本コマンドの実行時には、rdbrtrコマンドによるリカバリレベルの切替えに関係なく、ログは取得されません。また、本コマンド実行中にSymfoware/RDB障害で異常終了した場合、該当DSIはアクセス禁止状態となります。この場合は、本コマンドを再実行してください。
すでにデータが格納済の表の場合、表のDSIを初期化した後に、関連するインデックスのDSIを初期化するようにしてください。
-cオプションを指定した本コマンドを実行すると、rdbrcvコマンドの各モードによるデータベースのリカバリができなくなります。したがって、本コマンドの実行後に必ずrdbdmpコマンドで退避データを取得してから運用を再開してください。
DSIのメモリ常駐を行っているDSIに対して、-cオプションを指定して本コマンドを実行することはできません。DSIのメモリ常駐を解除してから本コマンドを実行してください。
本コマンドを実行する場合、処理対象のDSIが所属する実表に対するDELETE権が必要です。
必要な権限を含むロールを付与されている利用者が、本コマンドを実行する場合は、セキュリティ形態パラメタのROLE_RANGEパラメタの設定が必要です。ROLE_RANGEパラメタの詳細については、“SQLリファレンス”の“SET SYSTEM PARAMETER文”を参照してください。