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Symfoware Server V10.0.0 コマンドリファレンス

2.22 rdbexspc

名前

rdbexspc -- データベーススペースまたは監査ログエレメントを作成した、ファイルまたはローデバイスのSymfoware/RDBからの切離しまたは接続

形式(データベーススペースの場合)

rdbexspc -m { detach |  attach [ pmt ] |  p }
         -p データベース名.データベーススペース名

形式(監査ログエレメントの場合)

rdbexspc -m { detach | attach [ pmt ] | p }
         -audit { ファイル名 | ローデバイス名 }

機能説明

媒体障害が発生したディスクを交換する際、そのディスク上に割り付けられているデータベーススペースをSymfoware/RDBから動的に切り離したり、ディスク交換後に、切り離したデータベーススペースを動的に接続します。

オプション

-mdetach

データベーススペースに対し、アクセス禁止状態を設定しSymfoware/RDBから動的に切り離します。
またアプリケーションが使用中のDSIがある場合、データ保全のため使用中のページまたはそのDSIを割り当てている当該データベーススペースの領域(エクステント)に対してアクセス禁止状態を設定します。
本オプションは媒体障害からのリカバリの際、ディスク装置の交換を行う前に当該ディスク装置上のデータベーススペースを切り離すために使用します。

-mattach

データベーススペースについて、アクセス禁止状態を解除しSymfoware/RDBに動的に接続させます。
またデータベーススペースをネットワークファイルに割り付けている場合かつディスク装置を交換した場合、ネットワークファイルのリカバリを行います。
このときデータ保全のため、当該データベーススペースに対して、DSIを割り当てているデータベーススペースの領域(エクステント)ごとにアクセス禁止状態を設定します。
本オプションは媒体障害からのリカバリの際、ディスク装置の交換を行った後に当該ディスク装置上のデータベーススペースを接続させる場合、およびデータベーススペースが割り付けられたローカルファイルまたはネットワークファイルの容量や属性が変更されている状態でSymfoware/RDBを起動した場合のリカバリに使用します。

-mattach pmt

データベーススペースについて、アクセス禁止状態を解除しSymfoware/RDBに動的に接続します。
本オプションはディスク装置の電源が未投入の状態でSymfoware/RDBを起動した場合のリカバリに使用します。

-mp

データベーススペース名とそのデータベーススペースが割り付けられているファイルの絶対パス名を表示します。

-p データベース名.データベーススペース名

処理を行うデータベーススペース名を指定します。

-audit ファイル名

監査ログエレメントを作成したファイル名を指定します。

-audit ローデバイス名

監査ログエレメントを作成したローデバイス名を指定します。

使用例

例1

データベーススペース名指定で、データベーススペースの切離しを行います。

rdbexspc -mdetach -p 在庫管理DB.DBSP_1
例2

データベーススペース名指定で、データベーススペースの接続を行います。

rdbexspc -mattach -p 在庫管理DB.DBSP_1

終了ステータス

以下の終了ステータスが返されます。

0 : 正常終了
0以外 : 異常終了

注意

表示項目の見出しと意味

Database

データベース名

Database space

データベーススペース名

Device

データベーススペースが割り付けられているローカルファイルの絶対パス名、ネットワークファイルの絶対パス名またはローデバイス名