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Symfoware Server V10.0.0 コマンドリファレンス

2.36 rdbpmsqllist

名前

rdbpmsqllist - 処理時間の長いSQL文およびアクセスプランの表示

形式1(処理時間の長いSQL文の表示)

rdbpmsqllist [ -p 時刻,時刻 ]

形式2(アクセスプランの表示)

rdbpmsqllist -c コネクションID
             -t 時刻

機能説明

パフォーマンスモニタが採取したSQL文に関する情報をもとに、処理時間が長いSQL文に関する情報およびアクセスプランの情報を表示します。
形式1(処理時間の長いSQL文の表示)では、採取されているSQL文に関する情報の中から、処理時間の長いものから順に一覧を表示します。
形式2(アクセスプランの表示)では、指定された時刻に指定されたコネクションで実行していたSQL文に関して、アクセスプランの情報を表示します。

オプション

-p 時刻,時刻

表示するSQL文に関する情報の表示を行う時間の範囲を指定します。時刻の記述形式は以下のようになります。

[[年/]月/日-]時:分[:秒]

年、月および日が省略された場合、1つめの時刻ではコマンドを実行した日の年、月および日が、2つめの時刻では1つめの時刻の年、月および日が使用されます。
秒が省略された場合は、0が指定されたとみなします。
本オプションを省略した場合は、採取されているすべての情報が対象となります。

-c コネクションID

SQL文を実行したコネクションのコネクションIDを指定します。コネクションIDは本コマンドの形式1を指定することにより表示されます。

-t 時刻

SQL文を実行した時刻を指定します。時刻の記述形式は以下のようになります。

[[年/]月/日-]時:分[:秒[.ミリ秒]]

本コマンドの形式1を指定することにより表示される時刻情報をそのまま使用することを推奨します。

使用例

例1

処理時間の長いSQL文を表示します。

rdbpmsqllist -p 2007/04/10-10:00,18:00
例2

アクセスプランを表示します。

rdbpmsqllist -c 2007041011321800000291 -t 2007/04/10-11:33:53.737

終了ステータス

以下の終了ステータスが返されます。

0 : 正常終了
0以外 : 異常終了

注意

表示項目の見出しと意味

◆オプションを省略した場合、または、-pオプションを指定した場合

connection-id

SQL文を実行したコネクションのコネクションID

Period of analysis

SQL文の処理時間の解析を行った対象の期間

running-time

SQL文の処理時間(単位は秒.ミリ秒)

SQL

SQL文(先頭から50文字以内を表示)
(英小文字は英大文字で表示)
(SQL文の前後の空白は削除して表示)
(SQL文中の冗長な空白は削除して表示)

status

SQL文の終了ステータス
normal : 正常に終了した
error : エラーで終了した
canceled : タイムアウトやrdbtermコマンドにより処理が中断した

time

SQL文の開始時刻

◆-cオプションを指定した場合

Access plan

アクセスプラン

Client information
Action

アクション情報
(常に“-----”を表示)

Client

クライアント情報
(Interstage Application Serverと連携している場合、Webサーバ情報を表示)
(Interstage Application Serverと連携していない場合、“-----”を表示)

Module

モジュール情報
(Interstage Application Serverと連携している場合、IJServer名を表示)
(Interstage Application Serverと連携していない場合、“-----”を表示)

Connection ID

SQL文を実行したコネクションのコネクションID

Connection information
Name

モジュール名

・RDB構成パラメタファイルのRDBCLIENTINFにADDRESSを指定した場合、または省略した場合
    システム内通信のアプリケーション : アプリケーションロードモジュール名/コネクション名
    トランザクションモニタ配下のアプリケーション : データベース名/コネクション名
    RDB2_TCP接続のアプリケーション : 接続端末のIPアドレス/コネクション名
    RDA-SV接続のアプリケーション : 接続端末のIPアドレス/コネクション名
    ODOS連携のODBCアプリケーション : 接続端末のIPアドレス/データソース名またはアプリケーションのロードモジュール名/データソース名

・RDB構成パラメタファイルのRDBCLIENTINFにNAMEを指定した場合
    システム内通信のアプリケーション : アプリケーションロードモジュール名/コネクション名
    トランザクションモニタ配下のアプリケーション : データベース名/コネクション名
    RDB2_TCP接続のアプリケーション : 接続端末のホスト名/コネクション名
    RDA-SV接続のアプリケーション : 接続端末のホスト名/コネクション名
    ODOS連携のODBCアプリケーション : 接続端末のホスト名/データソース名またはアプリケーションのロードモジュール名/データソース名

Pid

プロセスID

Sid

セションID

Type

クライアントプロセス種別
SQL : システム内通信のアプリケーション
SQL-XA : トランザクションモニタ配下のアプリケーション
TCP/IP : RDB2_TCP接続のアプリケーション
ODOS : ODOS連携のODBCアプリケーション

Uid

ログイン名

End time

SQL文の終了時刻

Running time

SQL文の処理時間(単位は秒.ミリ秒)

Sampling status

SQL文の処理状態とその検出回数
ACTIVE : 動作中の状態を検出した回数
WAITING : 一時中断中の状態を検出した回数

中断原因とその検出回数(検出回数が1以上の原因のみ表示)
LOCK : トランザクション占有待ちを検出した回数
LOCK_TEMPORARY : トランザクション一時占有待ちを検出した回数
DB_BUFFER : 共用バッファの空き待ちを検出した回数
DB_READ : ページ読込み待ちを検出した回数
DB_WRITE : ページ書込み待ちを検出した回数
DB_WRITE_TRNEND : トランザクション終了時のページ書込み待ちを検出した回数
LOG_BI_BUFFER : BIログバッファの空き待ちを検出した回数
LOG_AI_BUFFER : AIログバッファの空き待ちを検出した回数
LOG_RCP : リカバリログ量の減少待ちを検出した回数
LOG_BI_READ : BIログ読込み待ちを検出した回数
LOG_BI_WRITE : BIログ書込み待ちを検出した回数
LOG_AI_WRITE : AIログ書込み待ちを検出した回数
LOG_ARC_FULL : アーカイブログファイルの満杯状態の解消待ちを検出した回数
OTHER : 上記以外の待ちを検出した回数

SQL statement

SQL文
(英小文字は英大文字で表示)
(SQL文の前後の空白は削除して表示)
(SQL文中の冗長な空白は削除して表示)

Start time

SQL文の開始時刻

Termination status
Message Number

メッセージ変数に設定されるメッセージの番号
(表示されるのは数字部分の4桁)
(Statusが“canceled”の場合は“---”を表示)

Status

SQL文の終了ステータス
normal : 正常に終了した
error : エラーで終了した
canceled : タイムアウトやrdbtermコマンドにより処理が中断した