名前
rdbudsi -- DSIに割り当てられた領域の使用状況の出力
形式
rdbudsi -i データベース名.DSI名 [ -f ] [ -d インターバル値 ]
機能説明
DSIに割り当てられた領域の使用状況を、標準出力に出力します。
出力情報の内容を以下に示します。
DSIの割付け対象に格納されている行数
DSIの割付けページ数に対してデータが格納されているページの割合(%)
DSIの割付けページ数に対して使用中(注)のページの割合(%)
DSIの割付けページ数
使用中(注)のページに対してデータが格納されている領域の割合(%)
注)使用中のページとは、データが格納されているページおよび格納データが削除されたページです。
ただし、RANDOM構造のプライム部については、常に100%として出力されます。
またBTREE構造のベース部およびインデックス部、XML構造のベース部およびインデックス部については、縮退されたページは使用中ページとしてみなしません。
オプション
領域の使用状況を出力するDSIのDSI名を指定します。
使用中のページに対してデータが格納されている領域の割合を追加して出力します。
-d インターバル値
オンライン業務中にrdbudsiコマンドを実行する場合で、業務への影響を軽減させる場合に指定します。
本オプションを指定した場合、rdbudsiコマンドによるデータベースへのアクセスの間に待ち時間を設定し、単位時間あたりのアクセス回数の削減を行います。
待ち時間が追加されるため、指定したインターバル値に比例して、rdbudsiコマンドの処理時間は増加します。
インターバル値は、1回のアクセスにかかる時間と待ち時間の合計が1回のアクセスにかかる時間の何倍に相当するかを示す値です。
インターバル値は、符号なし整数で0以上100以下の値を指定することができます。
本オプションで指定するインターバル値の目安と、指定した時の本コマンドの処理時間は、以下の式で求めることができます。
[目安]
検索処理主体の場合 : 40
更新処理主体の場合 : 70
[コマンド予想時間]
コマンド予想時間 = -dオプション指定なし時の実行時間 * (-dオプションで指定したインターバル値/10 + 1)
使用例
在庫管理DBに属する在庫表DSIに割り当てられた領域の使用状況を出力します。
rdbudsi -i 在庫管理DB.在庫表DSI
終了ステータス
以下の終了ステータスが返されます。
0 : 正常終了
0以外 : 異常終了
注意
DSIに割り当てられた領域の使用状況は、以下のようにテキスト形式の1行として標準出力に出力します。
[SEQUENTIAL構造の場合]
DSI(データベース名.DSI名),TYPE(SEQUENTIAL),DATA(aa,bb,cc,dd[,ee])<改行>
[RANDOM構造の場合]
DSI(データベース名.DSI名),TYPE(RANDOM),PRIME(aa,bb,cc,dd[,ee]),OVERFLOW(aa,bb,cc,dd[,ee]) <改行>
[OBJECT構造の場合]
DSI(データベース名.DSI名),TYPE(OBJECT),DATA(aa,bb,cc,dd[,ee])<改行>
[BTREE構造の場合]
DSI(データベース名.DSI名),TYPE(BTREE),BASE(aa,bb,cc,dd[,ee]),INDEX(--,bb,cc,dd[,ee])<改行>
[XML構造の場合]
DSI(データベース名.DSI名),TYPE(XML),BASE(aa,bb,cc,dd[,ee]),INDEX(--,bb,cc,dd[,ee])<改行>
aa: 割付け対象に格納されている行数
bb: 割付けページ数に対してデータが格納されているページの割合(%記号付き)
cc: 割付けページ数に対して使用中のページの割合(%記号付き)
dd: 割付けページ数
ee: 使用中のページに対してデータが格納されている領域の割合(%記号付き)
--: 未使用