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Symfoware Server V10.0.0 コマンドリファレンス

2.59 rdbudsi

名前

rdbudsi -- DSIに割り当てられた領域の使用状況の出力

形式

rdbudsi -i データベース名.DSI名
       [ -f ]
       [ -d インターバル値 ]

機能説明

DSIに割り当てられた領域の使用状況を、標準出力に出力します。
出力情報の内容を以下に示します。

注)使用中のページとは、データが格納されているページおよび格納データが削除されたページです。
ただし、RANDOM構造のプライム部については、常に100%として出力されます。
またBTREE構造のベース部およびインデックス部、XML構造のベース部およびインデックス部については、縮退されたページは使用中ページとしてみなしません。

オプション

-i データベース名.DSI名

領域の使用状況を出力するDSIのDSI名を指定します。

-f

使用中のページに対してデータが格納されている領域の割合を追加して出力します。

-d インターバル値

オンライン業務中にrdbudsiコマンドを実行する場合で、業務への影響を軽減させる場合に指定します。
本オプションを指定した場合、rdbudsiコマンドによるデータベースへのアクセスの間に待ち時間を設定し、単位時間あたりのアクセス回数の削減を行います。
待ち時間が追加されるため、指定したインターバル値に比例して、rdbudsiコマンドの処理時間は増加します。
インターバル値は、1回のアクセスにかかる時間と待ち時間の合計が1回のアクセスにかかる時間の何倍に相当するかを示す値です。
インターバル値は、符号なし整数で0以上100以下の値を指定することができます。
本オプションで指定するインターバル値の目安と、指定した時の本コマンドの処理時間は、以下の式で求めることができます。

[目安]
検索処理主体の場合 : 40
更新処理主体の場合 : 70

[コマンド予想時間]
コマンド予想時間 = -dオプション指定なし時の実行時間 * (-dオプションで指定したインターバル値/10 + 1)

使用例

在庫管理DBに属する在庫表DSIに割り当てられた領域の使用状況を出力します。

rdbudsi -i 在庫管理DB.在庫表DSI

終了ステータス

以下の終了ステータスが返されます。

0 : 正常終了
0以外 : 異常終了

注意

DSIに割り当てられた領域の使用状況は、以下のようにテキスト形式の1行として標準出力に出力します。

[SEQUENTIAL構造の場合]
DSI(データベース名.DSI名),TYPE(SEQUENTIAL),DATA(aa,bb,cc,dd[,ee])<改行>

[RANDOM構造の場合]
DSI(データベース名.DSI名),TYPE(RANDOM),PRIME(aa,bb,cc,dd[,ee]),OVERFLOW(aa,bb,cc,dd[,ee]) <改行>

[OBJECT構造の場合]
DSI(データベース名.DSI名),TYPE(OBJECT),DATA(aa,bb,cc,dd[,ee])<改行>

[BTREE構造の場合]
DSI(データベース名.DSI名),TYPE(BTREE),BASE(aa,bb,cc,dd[,ee]),INDEX(--,bb,cc,dd[,ee])<改行>

[XML構造の場合]
DSI(データベース名.DSI名),TYPE(XML),BASE(aa,bb,cc,dd[,ee]),INDEX(--,bb,cc,dd[,ee])<改行>

aa: 割付け対象に格納されている行数
bb: 割付けページ数に対してデータが格納されているページの割合(%記号付き)
cc: 割付けページ数に対して使用中のページの割合(%記号付き)
dd: 割付けページ数
ee: 使用中のページに対してデータが格納されている領域の割合(%記号付き)
--: 未使用