Symfoware Active DB Guard 運用ガイド |
目次
索引
![]() ![]() |
第4章 異常時の運用 |
複写先システムのRERUNログをrdbbcextコマンドで抽出した際に異常を検出すると、rdbbcextコマンドがメッセージを出力して、エラーになります。
ここでは、RERUNログを利用した運用継続の手順と運用継続が不可能な場合のリカバリ方法について説明します。
なお、運用継続が不可能な場合には、RLPの再作成が必要です。
未抽出RLCファイルの複写元システムでの循環使用
メディア障害
ディスク資源の容量不足
BC管理DBの異常
“複写先システムのBC管理DBの異常”を参照してください。
ディスコネクション状態での抽出対象のRLCファイルなし
利用者ミスによるディスク資源の損失
RERUNログ抽出が使用するディスク資源を誤って削除したなど、ディスク資源が損失した場合の手順はメディア障害と同じです。
システムダウン
システムダウンについては、Symfoware Serverの再起動によりシステムが自動でリカバリするため、利用者の操作はありません。
その他
メモリ不足等の一時エラーの場合には、問題が解決された後に、RERUNログ抽出を再実行します。
事象 |
ディスク資源 |
メッセージID |
RERUNログを利用した運用継続性 |
---|---|---|---|
未抽出RLCファイルの複写元システムでの循環使用(注3) |
RLCファイル |
qdg20042u qdg20058u qdg20076u |
○ |
メディア障害 |
RLCファイル(注3) |
qdg20057u qdg20058u qdg20075u qdg20076u qdg20338u qdg20340u |
○ |
RLM |
qdg20103u qdg20105u qdg20338u qdg20340u |
“RLMの障害”を参照 |
|
RLC退避ファイル |
qdg20064u qdg20065u qdg20066u qdg20072u qdg20078u qdg20079u |
○ (注1) |
|
RERUNログ抽出ファイル |
qdg20048u qdg20049u |
○(注2) |
|
RERUNログ抽出作業域 |
qdg20052u qdg20053u |
○ |
|
RERUNログ引継ぎファイル |
qdg20050u qdg20051u |
× |
|
容量不足 |
RERUNログ抽出ファイル |
qdg20038u |
○ |
RERUNログ抽出作業域 |
qdg20040u |
○ |
|
RERUNログ引継ぎファイル |
qdg20039u |
○ |
|
ディスコネクション状態での抽出対象のRLCファイルなし(注3) |
RLCファイル |
qdg20042u |
○ |
○:可能、 ×:不可能
注1)複写元システムのRLC退避ファイルを損失している場合は継続できません。
注2)既に抽出済みのRERUNログ抽出ファイルが反映できない場合には継続できません。
注3)RLC退避ファイルを利用することで継続できます。
目次
索引
![]() ![]() |