Symfoware Active DB Guard 運用ガイド
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第4章 異常時の運用> 4.9 複写先システムのRERUNログ抽出の異常

4.9.6 RERUNログ抽出実行時のRERUNログ抽出作業域障害

■メディア障害時からのリカバ

RERUNログ抽出中に抽出作業域のメディア障害を検出した場合には、抽出作業域を変更するかまたは作業域をリカバリした後に、RERUNログ抽出の再実行を行います。

■作業域を変更する場

作業域を変更して、RERUNログ抽出を継続させる場合には、RLPを休止オフラインにしてから、RLP動作環境ファイルを編集する必要があります。
RLP動作環境ファイルのEXT_WORK_PATHパラメタに指定する絶対パス名を、新たに利用する正常なディレクトリ名に変更することで、RERUNログ抽出を可能にします。
リカバリ操作の流れを以下に示します。

操作の手順

複写先システム

  1. RERUNログ抽出中に作業域のアクセスエラーが発生した場合、メッセージを出力して、rdbbcextコマンドがエラーになります。

  2. rdbbcrefコマンドを実行し、作成済みのRERUNログ抽出ファイルをすべて反映します。

    $ rdbbcref -p RLP名 -a
  3. rdbbcextコマンドおよびrdbbcrefコマンドの実行を停止します。

  4. rdbbcofflineコマンドを実行し、RLPを休止オフラインにします。
    作業域を変更する場合は4を、作業域をそのまま利用する場合は5を実施します。

    $ rdbbcoffline -p RLP名 -m suspend
  5. RLP動作環境ファイルを編集します。作業後は6を実施します。

  6. 作業域のリカバリを行います。

  7. rdbbconlineコマンドを実行し、RLPをオンライン状態にします。

    $ rdbbconline -p RLP名 -m reflect
  8. rdbbcextコマンドおよびrdbbcrefコマンドを実行し、RERUNログの抽出と反映を再開します。

    $ rdbbcext -p RLP名
$ rdbbcref -p RLP名 -a

■容量不足からのリカバリの場

RERUNログ抽出中に作業域の容量不足を検出した場合には、作業域の空き容量を確保するか作業域を変更した後に、RERUNログ抽出の再実行を行います。
なお、リカバリ方法については、作業域にメディア障害が発生した場合と同じです。

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