Systemwalker Service Quality Coordinator ユーザーズガイド - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003/Solaris(TM) オペレーティングシステム/Linux - 13.2 |
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第2部 導入(基本編) | > 第6章 連携製品、及びその他補足/注意事項 |
当製品のV11/V12とV13のバージョン混在運用について説明しています。
以下にV11/V12及びV13の製品を一覧で示します。
V11 |
---|
V11.0L10 Windows版 |
V11.0L10 Linux版 |
11.0 Solaris版 |
V12 |
---|
V12.0L10 Windows版 |
V12.0L10 Linux版 |
12.0 Solaris版 |
V12.0L10 Linux for Itanium版 |
12.1 Solaris版 |
V12.0L11 Windows版 |
V12.0L11 Windows for Itanium版 |
V13 |
---|
13.0 Windows版 |
13.0 Linux版 |
13.0 Solaris版 |
13.0 Linux for Itanium版 |
13.0 Windows for Itanium版 |
以降で、V13からV11/V12にデータを送る場合に必要な対処を説明します。
以下の対処は、V13のデータを受け取るV11のManagerで必要です。
Managerの常駐プロセスを停止します。
「第5章 常駐プロセス、起動と停止」を参照してください。
V13の情報を受け取るための、V13対応コンポーネントを適用します。
コンポーネントは、Windows, Solaris,およびLinuxのプラットフォームごとに、アーカイブファイルとしてCD-ROMに格納されています。
以下に格納場所およびアーカイブファイル名を示します。
Windows版CD-ROMの場合
Solaris/Linux版CD-ROMの場合
Windows版Manager向けアーカイブファイル名
V11M_Win.exe |
※自己解凍形式ファイルです。
Solaris版Manager向けアーカイブファイル名
V11M_Sol.tar.Z |
Linux版Manager向けアーカイブファイル名
V11M_Lin.tar.Z |
対応するプラットフォームのアーカイブファイルを、任意のディレクトリにコピーし、解凍します。
SolarisおよびLinuxで解凍を行う場合は、スーパ・ユーザで行ってください。
以下に解凍してできるディレクトリツリーおよびコンポーネントの一覧を示します。
コンポーネント |
適用場所 |
---|---|
ConvertV13toV11.cmd |
<インストールディレクトリ>\bin |
convertV13toV11.trd |
<可変ファイル格納ディレクトリ>\control |
convertV13toV11.ttd |
コンポーネント |
適用場所 |
---|---|
ConvertV13toV11 |
/opt/FJSVssqc/bin |
convertV13toV11.trd |
/etc/opt/FJSVssqc |
convertV13toV11.ttd |
解凍してできたディレクトリツリー内のコンポーネントを、上記コンポーネント一覧の適用場所で示すディレクトリに上書きします。
この際、パッチを当てていることにより、現状の環境に存在するファイルが、解凍したファイルより作成日付が新しかった場合、上書きする必要はありません。
Solaris/Linux版のCD-ROMをWindowsマシンから直接参照する場合は、以下の手順を行います。
解凍すると、CD-ROMと同じディレクトリ構成が作成されます。
本ファイルの格納場所を以下に示します。
<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\DSAconfiguration.txt |
本ファイルに、以下のセクションを追加します。
[convertv13] path=<インストールディレクトリ>\bin\dsa_file.exe out_dir=<可変ファイル格納ディレクトリ>\log out_file=ConvertV13toV11.txt check_interval=60 operation=swap new_file_interval=86400 # DS PDB registration input=SQC3PDBDSREG # PDB consolidation input=SQC3PDBCONSOL # Summary input=SQC3PDBSUMMARY # ES PDB registration input=SQC3PDBESREG # XML Configuration input=SQC3PDBXML |
上記例の <インストールディレクトリ> および <可変ファイル格納ディレクトリ> は、インストールされている環境に合わせて指定してください。
本ファイルの格納場所を以下に示します。
/etc/opt/FJSVssqc/DSAconfiguration.txt |
本ファイルに、以下のセクションを追加します。
[convertv13] path=/opt/FJSVssqc/bin/dsa_file out_dir=/var/opt/FJSVssqc/log out_file=ConvertV13toV11.txt check_interval=60 operation=swap new_file_interval=86400 # DS PDB registration input=SQC3PDBDSREG # PDB consolidation input=SQC3PDBCONSOL # Summary input=SQC3PDBSUMMARY # ES PDB registration input=SQC3PDBESREG # XML Configuration input=SQC3PDBXML |
上記の編集を行った後、sqcRPolicy、およびsqcSetPolicyを実行する場合は、[convertv13]セクションを再度追加する必要があります。
本ファイルの格納場所を以下に示します。
<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\collect.txt |
本ファイルに、以下の行を追加します。
CONVERTV13TOV11|0|0|0|0|127|1|NULL|DCA_CMD.DLL|-c"ConvertV13toV11.cmd" -rconvertV13toV11.trd -tconvertV13toV11.ttd |
本ファイルの格納場所を以下に示します。
/opt/FJSVssqc/control/Collect.txt |
本ファイルに、以下の行を追加します。
CONVERTV13TOV11|0|0|0|0|127|1|NULL|dca_cmd|-c"ConvertV13toV11" -rconvertV13toV11 -tconvertV13toV11 |
ポリシー適用コマンド(sqcSetPolicy)を実行した場合、この行は削除されますので、再度追加する必要があります。
Managerの常駐プロセスを起動します。
「第5章 常駐プロセス、起動と停止」を参照してください。
以下の対処は、V13のデータを受け取るV12のManagerで必要です。
Managerの常駐プロセスを停止します。
「第5章 常駐プロセス、起動と停止」を参照してください。
V13の情報を受け取るための、V13対応コンポーネントを適用します。
コンポーネントは、Windows, Solaris,およびLinuxのプラットフォームごとに、アーカイブファイルとしてCD-ROMに格納されています。
以下に格納場所およびアーカイブファイル名を示します。
Windows版CD-ROMの場合
Solaris/Linux版CD-ROMの場合
Windows版Manager向けアーカイブファイル名
V12M_Win.exe |
※自己解凍形式ファイルです。
Solaris版Manager向けアーカイブファイル名
V12M_Sol.tar.Z |
Linux版Manager向けアーカイブファイル名
V12M_Lin.tar.Z |
対応するプラットフォームのアーカイブファイルを、任意のディレクトリにコピーし、解凍します。
SolarisおよびLinuxで解凍を行う場合は、スーパ・ユーザで行ってください。
以下に解凍してできるディレクトリツリーおよびコンポーネントの一覧を示します。
コンポーネント |
適用場所 |
---|---|
convertV13toV12.trd |
<可変ファイル格納ディレクトリ>\control |
convertV13toV12.ttd |
コンポーネント |
適用場所 |
---|---|
convertV13toV12.trd |
/etc/opt/FJSVssqc |
convertV13toV12.ttd |
解凍してできたディレクトリツリー内のコンポーネントを、上記コンポーネント一覧の適用場所で示すディレクトリに上書きします。
この際、パッチを当てていることにより、現状の環境に存在するファイルが、解凍したファイルより作成日付が新しかった場合、上書きする必要はありません。
Solaris/Linux版のCD-ROMをWindowsマシンから直接参照する場合は、以下の手順を行います。
解凍すると、CD-ROMと同じディレクトリ構成が作成されます。
本ファイルの格納場所を以下に示します。
<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\DSAconfiguration.txt |
本ファイルに、以下のセクションを追加します。
[convertv13] execute_style=on path=dsa_tis.exe bad_file_dir=%TRACE_DIRECTORY bad_file_name=%c_convertv13.bad execute_retry_max=0 # DS PDB registration input=SQC3PDBDSREG # PDB consolidation input=SQC3PDBCONSOL # Summary input=SQC3PDBSUMMARY # ES PDB registration input=SQC3PDBESREG # XML Configuration input=SQC3PDBXML # tis specific parameters tis_output_stream=0 tis_record_definition=%CONTROL_DIRECTORY\convertV13toV12.trd tis_script=%CONTROL_DIRECTORY\convertV13toV12.ttd tis_arg=PDBDS=19200 tis_arg=PDBCONSOL10=19201 tis_arg=PDBCONSOL60=19202 tis_arg=PDBCONSOL1440=19203 tis_arg=PDBSUMMARY=19204 tis_arg=PDBRYG=19205 tis_arg=PDBXML=19206 tis_arg=PDBES=19207 |
上記例の <インストールディレクトリ> および <可変ファイル格納ディレクトリ> は、インストールされている環境に合わせて指定してください。
本ファイルの格納場所を以下に示します。
/etc/opt/FJSVssqc/DSAconfiguration.txt |
本ファイルに、以下のセクションを追加します。
[convertv13] execute_style=on path=%BASE_DIRECTORY/bin/dsa_tis bad_file_dir=%TRACE_DIRECTORY bad_file_name=%c_convertv13.bad execute_retry_max=0 # DS PDB registration input=SQC3PDBDSREG # PDB consolidation input=SQC3PDBCONSOL # Summary input=SQC3PDBSUMMARY # ES PDB registration input=SQC3PDBESREG # XML Configuration input=SQC3PDBXML # tis specific parameters tis_output_stream=0 tis_record_definition=%CONTROL_DIRECTORY/convertV13toV12.trd tis_script=%CONTROL_DIRECTORY/convertV13toV12.ttd tis_arg=PDBDS=19200 tis_arg=PDBCONSOL10=19201 tis_arg=PDBCONSOL60=19202 tis_arg=PDBCONSOL1440=19203 tis_arg=PDBSUMMARY=19204 tis_arg=PDBRYG=19205 tis_arg=PDBXML=19206 tis_arg=PDBES=19207 |
上記の編集を行った後、sqcRPolicy、およびsqcSetPolicyを実行する場合は、[convertv13]セクションを再度追加する必要があります。
Managerの常駐プロセスを起動します。
「第5章 常駐プロセス、起動と停止」を参照してください。
SSQCのエラーメッセージはsyslogの2つのfacilityでログ出力を行います。
メッセージのロギングを行うためには daemon.log および user.log を/etc/syslog.conf にてロギングする設定にする必要があります。
syslog.confの記述方法およびsyslogdについては syslog.conf(4) および syslogd(1M)のマニュアルを参照ください。
facility.level |
プロセス |
---|---|
daemon.err |
dcmd |
user.err |
dsa_* |
以下にsyslog.confの設定例を示します。
daemon.err /var/adm/messages user.err /var/adm/messages |
コンソールのモニタ表示・ドリルダウン表示、およびレポート画面において各種サービスの稼動情報を表示することができます。
その際、稼動情報として表示される数値と意味は以下のとおりとなっています。
サービス |
数値 |
意味 |
---|---|---|
HTTP、DNS、SMTP |
0以上 |
各サービスの応答時間です。 |
-1 |
サービスが停止中、もしくは管理対象構成情報ファイルの定義内容に誤りがあります。 |
|
任意ポート |
0 |
ポートは稼動中です。 |
-1 |
ポートが停止中、もしくは管理対象構成情報ファイルの定義内容に誤りがあります。 |
監視対象サービスが起動されているはずなのに、-1が表示されている場合は、管理対象構成情報ファイルの定義内容に誤りがあることが考えられます。
「16.2 レスポンス・稼動情報収集ポリシー作成」および「16.3 ポリシー適用」を参照して、管理対象構成情報ファイルを正しく設定し直してください。
監視対象となるサービスの詳細については「第12章 サービス稼動状況を管理する」を参照してください。
コンソールのモニタ表示・ドリルダウン表示、およびレポート画面において、表示ボタンや作成ボタンにより目的のコンテンツ(グラフや表)を表示しようとすると、以下のような現象が発生する場合があります。
この現象は、原因として運用管理クライアントのDesktop heapが不足していることが考えられます。この場合、以下の方法で、Desktop heapを拡張してください。
レジストリの編集を誤ると、Windows が起動しなくなるなどの影響が発生する場合があります。レジストリの編集には注意してください。
\System\CurrentControlSet\Control\Session Manager\SubSystems |
カンマで区切られた3番目の数値を、256K または 512K ずつ、1024〜2048の範囲で拡張する。
システムによっては、値が大きすぎると、コンソール起動時に「abnormal program termination」などのエラーメッセージが表示され、画面が動作しません。その場合は指定の範囲で調整を行ってください。
カンマで区切られた数値は、システムにより3つの場合と4つの場合があります。どちらの場合も3番目の数値を拡張してください。
%SystemRoot%\system32\csrss.exe ObjectDirectory=\Windows SharedSection=1024,3072,512 Windows=On SubSystemType=Windows ServerDll=basesrv,1 erverDll=winsrv:UserServerDllInitialization,3 ServerDll=winsrv:ConServerDllInitialization,2 ProfileControl=Off MaxRequestThreads=16 |
%SystemRoot%\system32\csrss.exe ObjectDirectory=\Windows SharedSection=1024,3072,1024 Windows=On SubSystemType=Windows ServerDll=basesrv,1 ServerDll=winsrv:UserServerDllInitialization,3 ServerDll=winsrv:ConServerDllInitialization,2 ProfileControl=Off MaxRequestThreads=16 |
その他に、コンテンツを表示しようとすると次のようなエラーコードが発生することがあります。
その際は以下に示す確認を実施し、対処を行ってください。
エラーコード |
確認事項 |
対処 |
---|---|---|
536870912 |
|
正しい設定が行われていない場合、「20.2.1 Microsoft(R) Internet Information Serverの場合」を参照して再度設定を行ってください。 |
|
対象のデータが1件も収集されていない場合は、データが収集されるように設定しなおしてください。 |
|
1074003968 |
|
Managerのサービスが起動されていない場合、サービスの起動を行って下さい。 |
|
名前解決が出来ない場合、運用管理クライアントのhostsファイルにManagerのIPアドレスと名前を記述してください。 |
|
1074266112 |
|
Managerの電源がOFFになっている場合、電源を入れてください。 |
|
レジストリの以下のキーにManagerのIPアドレスが設定されていますので、内容が正しいものか確認を行ってください。 \\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu\SQC-C\CurrentVersion\Settings\ManagerIP-Address 内容が誤っている場合は、「21.4.2 運用管理クライアントが認識するManagerのIPアドレスの変更」の方法でIPアドレスを正しいものに設定しなおしてください。 |
ManagerやAgentで、tcl84.exeが以下のようなアプリケーションエラーを発生する場合があります。
この現象は、原因としてManagerやAgentのDesktop heapが不足していることが考えられます。この場合、「6.13.4.1 Desktop heapの拡張方法」で説明する方法で、ManagerやAgentのDesktop heapを拡張してください。
Microsoft Windows 2000 ServerおよびWindows 2000 Advanced Serverにおいて、イベント ID 2003 の警告メッセージがアプリケーション イベント ログに表示されることがあります。
この現象は、Windowsの問題で、Microsoft社から回避する方法が広報されています。詳細については、以下のページを参照してください。
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;267831
コンソール画面の各種表示機能において、サーバ性能情報が表示されなくなる(性能情報が未取得となる)事があります。この現象は、Windowsの問題で、Microsoft 社から回避する方法が広報されています。詳細については、以下のページを参照してください。
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;JA;248993
「2.4 Manager」で記載されているPDB内の保持期間を超えたデータは、毎日午前2:00に実行されるPDBのメンテナンス処理でPDBから削除されます。
PDBのメンテナンス処理中は、コンソールでのモニタ/ドリルダウン/レポート表示、PDBコマンドの実行等PDBへのアクセスが一時的にできなくなることがあります。
その場合は、PDBメンテナンス処理終了後に再度操作を行ってください。
Red Hat Enterprise Linux v5.0で使用可能なPRIMEQUEST仮想マシン機能において、複数ドメインで物理CPUを共有する形態の場合、各ドメインで収集されるCPU情報は、実際よりも大きな値で収集されることがあります。
該当する項目は、以下のとおりです。
ドメインが物理CPUを占有している場合は、正しい情報が収集されます。
該当情報の詳細は、「第23章 データフォーマット」を参照してください。
Red Hat Enterprise Linux v5.0で使用可能なLinux仮想マシン機能において、複数ドメインで物理CPUを共有する形態の場合、各ドメインで収集されるCPU使用率は、物理CPUに対する使用率となります。
仮想CPU(ドメインに割り当てられた使用可能量)に対する使用率ではありませんので、注意してください。
該当する項目は、以下のとおりです。
該当情報の詳細は、「第23章 データフォーマット」を参照してください。
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