Systemwalker Service Quality Coordinator ユーザーズガイド - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003/Solaris(TM) オペレーティングシステム/Linux - 13.2
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第5部 リファレンス> 第16章 収集ポリシーの作成と適用

16.3 ポリシー適用

ポリシーの準備が完了したら、最後にポリシーを適用します。以下、ポリシー適用コマンの仕様について説明します。

【名前】

sqcSetPolicy − ポリシーの適用

【形式】

<インストールディレクトリ>\bin\sqcSetPolicy.exe [-h <host name>]

本コマンドを実行する際は、ス−パ・ユーザでログインしてください。

/opt/FJSVssqc/bin/sqcSetPolicy.sh [-h <host name>]

【機能説明】

ポリシーを適用します。-h オプションでシステム名を設定することができます。-h オプションを省略した場合は、ホスト名が設定されます。

既に本製品の運用環境が存在し、一度Agentが登録してある状況において、当コマンドの再投入またはAgentを再インストールする場合に、 -h オプションを使用する場合には、以前に使用していたシステム名を使用してください。

なんらかの理由により、システム名を変更する必要がある場合には、「22.3 sqcPDBerase (データ削除コマンド)」で説明するデータ削除コマンドで、以前のシステム名の情報をPDBより削除してから行ってください。ただし、この場合、以前に取得された性能情報は参照できなくなります。

ポリシーを適用する際には、本製品のDCMサービスが停止していることを確認してください。DCMサービスが起動したまま、ポリシーの適用操作(本コマンドの実行)をした場合、コマンドが異常終了します。DCMサービスの停止方法については、「第5章 常駐プロセス、起動と停止」を参照してください。

【オプション】

オプション

意味

[-h <host name>]

以下のようなクラスタ運用を行っており、管理対象のシステム名を変更したい場合には、本オプションで設定したいシステム名を指定します。

  • Managerで、かつManagerのサーバ内リソース情報を収集する場合(現用系と待機系のシステム名をひとつで管理したい場合)
  • Agentで、かつノード名引継ぎを実施しているシステムを別々の名前で管理したい場合

【終了ステータス】

正常終了 0

異常終了 1

正常終了した場合には、以下のメッセージを出力します。

異常終了した場合には、以下のメッセージを出力します。

これらのエラーメッセージが表示された場合、その前に表示されたポリシー設定のメッセージのポリシーは有効になりません。

【使用例】

正常終了の場合

C:\Program Files\SystemwalkerSQC\bin>sqcSetPolicy

This Computer Name is "XXXX"

The policy has been set for the <YYYY>

(Success) : sqcSetPolicy succeeded.

異常終了の場合

C:\Program Files\SystemwalkerSQC\bin>sqcSetPolicy

This Computer Name is "XXXX"

(Error ) : There is an error in section [Section:ZZZZ] of the template file.

正常終了の場合

# cd /opt/FJSVssqc/bin/

# ./sqcSetPolicy.sh

This Host Name is "XXXX"

The policy has been set for the <YYYY>

(Success) : sqcSetPolicy succeeded.

異常終了の場合

# cd /opt/FJSVssqc/bin/

# ./sqcSetPolicy.sh

This Host Name is "XXXX"

(Error) : There is an error in section [Section : ZZZZ] of the template file sqcSetPolicy Template define error.

XXXXは、-h オプションで指定した名前が表示されます。-h オプションが省略された場合は、本コマンドを実行したシステムのホスト名が表示されます。

YYYYは、検出されたミドルウェアが表示されます。この行は、検出されたミドルウェア数分表示されます。

ZZZZは、テンプレートファイルにおいて定義に誤りのあるセクション名です。

【ファイル】

本コマンドが成功すると、管理対象構成情報ファイルに記述された内容に応じて、以下のファイルが生成されます。

<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\ManagedConf_XXXX.xml

XXXXは、-h オプションで指定した名前です。-h オプションが省略された場合は、本コマンドを実行したシステムのコンピュータ名です。

/etc/opt/FJSVssqc/ManagedConf_XXXX.xml

XXXXは、-h オプションで指定した名前です。-h オプションが省略された場合は、本コマンドを実行したシステムのホスト名です。

ポリシーを適用した後は、サービス/デーモンの起動、および、コンソールへの構成情報の取得反映操作が必要です。

起動については「第5章 常駐プロセス、起動と停止」を、構成情報の取得反映操作については「第9章 環境設定画面」をそれぞれ参照してください。


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